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【板橋G】Round 1:渡辺 雄也(神奈川)vs. 松田 淳(神奈川)

【板橋G】Round 1:渡辺 雄也(神奈川)vs. 松田 淳(神奈川)

By Yukio Kozakai

 今年を締めくくる構築祭り、2009年のFinalsがいよいよ開幕する。既にマジック的には2009年シーズンは終了し、スタンダード、エクステンデッド共に現時点での答え合わせは済んだ時期だ。

 だが、それにもかかわらず、この板橋会場だけを取ってみても、フロアを埋め尽くさんばかりのプレイヤーが集結している。それは、このFinalsが2010年を見据えた戦いの序曲であることを示している。なぜなら、過去にこのFinalsで好成績を収めたプレイヤーは、翌シーズンに目覚ましい活躍をし、スターダムへとのし上がっていく構図が出来上がりつつあるからだ。

 規模も賞金総額も、破格とも言えるスケールでグレードアップした今年のFinals。開幕でフィーチャーするのは渡辺 雄也(神奈川)だ。2009年シーズンの最優秀選手を、世界選手権後初のイベントで招かないわけにはいかないだろう。まさに、オープニングゲームを飾るのにふさわしいプレイヤーと言える。

 さあ、スタンダードの総決算が、まもなく始まる。

Game 1
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 先攻の渡辺が、2ターン目に《急使の薬包/Courier's Capsule》。松田がプレイした最初の土地が《沸騰する小湖/Scalding Tarn》なのを見て、カウンターを構えるか少々考え込むが、これをプレイ。

 松田のデッキは赤単。結果、《地獄火花の精霊/Hellspark Elemental》の連打を浴びることとなるが、これは想定の範囲内。土地を伸ばして後半戦までつなげれば、まだ充分に勝機がある。《地獄の雷/Hell's Thunder》も通してライフは2まで落ち込むが、火力を《否認/Negate》で捌き続けて松田のハンドはついに枯渇し、渡辺は《ソリン・マルコフ/Sorin Markov》に手を伸ばす。

 松田は墓地の蘇生クリーチャーも使い果たした。ハンドも無い。渡辺は、一度に4点のダメージを叩き出すカードを一通りイメージした後に大きく息をつき、2点ドレインのモードで《ソリン・マルコフ/Sorin Markov》を起動。これで、次に《残酷な根本原理/Cruel Ultimatum》まで行ければ......。

 しかしそこで、戦場を駆け抜けたるは一筋の閃光。《ボール・ライトニング/Ball Lightning》。

渡辺 0-1 松田

Game 2

 またしても《地獄火花の精霊/Hellspark Elemental》スタートの松田に対して、今回の渡辺のハンドは一味違う。《稲妻/Lightning Bolt》《終止/Terminate》《本質の散乱/Essence Scatter》と、序盤に対応出来るカードが渡辺を支える。

 しかし、松田の引きも強い。またしても《地獄火花の精霊/Hellspark Elemental》連打でダメージは通らずとも、アドバンテージを稼ぎ出して渡辺を追い込んでいく。

 手札が尽き始めた頃、《予言/Divination》を引き込んで赤単用必殺サイドボードである《ドラゴンの爪/Dragon's Claw》をプレイし、さらに《ジュワー島のスフィンクス/Sphinx of Jwar Isle》を呼び出す。これは《ボール・ライトニング/Ball Lightning》で失うが、《ソリン・マルコフ/Sorin Markov》がさらに渡辺のライフを安全圏へと引き上げ、《魔力のとげ/Manabarbs》は《二重否定/Double Negative》。一進一退の攻防が続く中、順調に渡辺のライフだけが回復していく。

 そして、今度はブロッカーではない、フィニッシャーとしての《ジュワー島のスフィンクス/Sphinx of Jwar Isle》が登場。反撃に転じた渡辺は、手札に《稲妻/Lightning Bolt》《二重否定/Double Negative》と抱えて磐石。そのまま逆転で勝利を手にした。

渡辺 1-1 松田

Game 3
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 初めての先攻となる松田だったが、3戦連続で2ターン目に《地獄火花の精霊/Hellspark Elemental》が走ることはなかった。

 《噴出の稲妻/Burst Lightning》で渡辺を攻めるも、これは単発。蘇生持ちや《ボール・ライトニング/Ball Lightning》級の破壊力は望むべくもない。

 そうこうしているうちに渡辺の体勢はすっかり整い、手札にはカウンターを抱えて後は《ジュワー島のスフィンクス/Sphinx of Jwar Isle》の登場を待つばかりとなった。

 ところが、《ゴブリンの先達/Goblin Guide》を囮に松田が通した《魔力のとげ/Manabarbs》がゲームを一変させる。
結局、渡辺はこのキラーカードをどうにも出来ず、松田が大金星を挙げた。

渡辺 「土地の置き方も、《魔力のとげ/Manabarbs》のケアも全部間違えた......」

 世界選手権明けの練習不足が祟った渡辺。ここをピークに仕上げてきた新鋭。その差が最後の最後に出た。

 これがFinalsだ。

渡辺 1-2 松田

松田 Wins!

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