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【板橋H】Round 4:相澤 恵司(茨城) vs. 中村 修平(大阪)

【板橋H】Round 4:相澤 恵司(茨城) vs. 中村 修平(大阪)

By Yukio Kozakai

 フィーチャーマッチのテーブルを選んで部屋に入ったら、既に「このマッチですよね?」と、ジャッジの進藤氏の指揮の下、全てのお膳立てが整っていた。素晴らしい仕事ぶりに感動しつつ、スタンダードラウンド最終戦をお届けしよう。

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 今年の日本王者にしてレベル8プロプレイヤーの中村 修平(大阪)と、関東のスタンダードマスターの名を欲しいままにしている、AKKAこと相澤 恵司(茨城)という好カードだ。

 相澤は言った。「エクテンならともかく、スタンでなかしゅーさんに負けるわけにはいかないですよね」と。

 それほどまでに、今や世界最高と言われる関東の草の根スタンダードを長い間牽引してき自負をのぞかせる。

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 一方、「負け次第、すぐにでもみんなと遊びに行く用意がある」と言い切ってはばからない中村。しかし、初戦でいきなり敗れるも、ズルズル行かないあたりが流石に日本王者。本当に強い時の中村は手がつけられない。7年前のFinalsで戴冠の経験を持つ中村は、Finalsの勝ち方「も」知っているプレイヤーの1人である。両者の戦いぶりを、とくとご覧あれ。

Game 1

 先攻は、ジャンドの相澤。土地が3枚で止まるも、《芽吹くトリナクス/Sprouting Thrinax》《荒廃稲妻/Blightning》と攻める。しかし、クルーエルコントロールの中村は、実に3枚の《急使の薬包/Courier's Capsule》でハンドを補充すると、《ジュワー島のスフィンクス/Sphinx of Jwar Isle》に素早くたどり着き、静かに除去を構える。

 相変わらず土地が3枚のまま苦しいゲームが続く相澤。《国境地帯のレインジャー/Borderland Ranger》で念願の土地を手に入れ......ようとするも、突き刺さる《本質の散乱/Essence Scatter》。

 万策尽きた相澤に、最後はトドメの《残酷な根本原理/Cruel Ultimatum》。まさに完璧とも言えるゲームプランニングで、中村が先勝した。

相澤 0-1 中村

Game 2

 今度は順調に4マナを揃えて呪文を連打する相澤。しかし、《野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker》は《否認/Negate》、《ゴブリンの廃墟飛ばし/Goblin Ruinblaster》は《本質の散乱/Essence Scatter》、続く《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》はお供のノンキッカー《ゴブリンの廃墟飛ばし/Goblin Ruinblaster》と共に《地震/Earthquake》で退場となり、完全にゲームは中村ペース。

 中村は《荒廃稲妻/Blightning》を浴びながらもストレートで《残酷な根本原理/Cruel Ultimatum》にたどり着き、相澤の攻勢をピタリと止める。

 《思考の大出血/Thought Hemorrhage》で《ジュワー島のスフィンクス/Sphinx of Jwar Isle》を取り除く意地を見せた相澤だったが、2枚目の《残酷な根本原理/Cruel Ultimatum》を引き当て、さらに数少なくなった勝ち手段の《ソリン・マルコフ/Sorin Markov》も引き込んだ中村が、相澤の反撃の意思ごと完璧に粉砕した。

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相澤 「なるほどー。中村さんはこうやって勝ってきたのかー。強いわー」

 うなだれてエクステンデッドのデッキを準備する相澤を横目に、格の違いを見せ付けた格好の中村が颯爽とテーブルを後にした。

 さあ、次からはエクステンデッド。戦士の休息は短い。

相澤 0-2 中村

中村 勝利!

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