イベントカバレージ
【代々木E】Round 4:黒田 正城(大阪) vs. 笹本 木綿子(東京)
【代々木E】Round 4:黒田 正城(大阪) vs. 笹本 木綿子(東京)
by Tomohiro Kaji
あっという間にスタンダード最終戦。
今回はThe Finals05優勝者である黒田は、逢坂 有祐の構築した面白いデックをプレイしていると聞いており、どんな展開になるのか楽しみだ。
対する笹本は、GP会場などでも見かける練習系女性トーナメントプレイヤーだ。
Game 1
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《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》、《野蛮な地/Savage Lands》とジャンドな香りのするマナベースの笹本に対し、島から《原霧の境界石/Fieldmist Borderpost》という怪しげな展開の黒田。
《森/Forest》をフェッチしながらの、アンタップイン《根縛りの岩山/Rootbound Crag》経由で《芽吹くトリナクス/Sprouting Thrinax》をキャストと、笹本は色マナも展開も悪くないが、黒田のパーマネントをみるとなんだか不安になってくる。
ここで黒田はターン終了時に《意思切る者/Architects of Will》をサイクリング×2し、メインには土地を追加するのみ。
その間、笹本は3点のアタックから《荒廃稲妻/Blightning》に繋げるが、相手のハンドはまだ6枚。
黒田は少し悩みながらも、《蔵の開放/Open the Vaults》と《島/Island》のディスカードすると、残りのライフは13となった。
捨てたカードでデッキがバレてきた黒田は、ここでパーマネントを一気に展開する。
《万華石/Kaleidostone》から《吠えたける鉱山/Howling Mine》、《原霧の境界石/Fieldmist Borderpost》とアーティファクトの連続でキャストし、ターンを返す。
笹本は再度《荒廃稲妻/Blightning》をキャストすると、今度は残り3枚しかないハンドのため黒田は非常に悩むが、《蔵の開放/Open the Vaults》をさらに2枚捨てることを選択すし、ライフは7。
黒田は唯一残した《時間のねじれ/Time Warp》を使い、《鉱山》で新しい2枚のカードに繋げるが、《島/Island》を追加するだけ。
笹本は《芽吹くトリナクス/Sprouting Thrinax》を攻撃に行かせ、黒田のライフを4にすると、《若き群れのドラゴン/Broodmate Dragon》を戦場に加えた。
もう後がない黒田は、土地を追加するのみでターンを終えると、笹本の攻撃を《天使歌/Angelsong》でかわし、さらなる2枚に勝負をかけた。
どうしてもマナが足りないため、《稲妻/Lightning Bolt》が無いことに賭け、ライフを3にしての《湿地の干潟/Marsh Flats》から《沼/Swamp》フェッチ、さらに《時の篩/Time Sieve》、《万華石/Kaleidostone》からアーティファクトを5枚生け贄に捧げ、追加のターンを得ようと試みる。
しかし、対応しての《瀝青破/Bituminous Blast》で《稲妻/Lightning Bolt》が公開されてしまい、黒田のゲームプランは崩壊した。
笹本 1-0 黒田
Game 2
ワンマリガンした黒田の先行、2ターン目の《吠えたける鉱山/Howling Mine》から始まったこのゲーム、笹本は2ドローからのディスカードと初手の1枚差はすぐに埋まってしまった。
笹本のサイドボードからの追加した手札破壊、《精神腐敗/Mind Rot》は同じく黒田のサイドボードカード《否認/Negate》で処理され、そのまま《ヴィダルケンの異国者/Vedalken Outlander》、《時の篩/Time Sieve》と攻めに転じた。
笹本はこのままではコンボスタートされてしまうので、《大渦の脈動/Maelstrom Pulse》で《吠えたける鉱山/Howling Mine》を破壊するが、カードの重さから1ターンに1行動しかできず、盤面では黒田の一方的な優位が見て取れるが、プロテクション(赤)を持つ2/2は常に3/2を待ち構えており、攻撃に出る様子はない。
そして、返すターンには代わりのドローエンジン《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren》がキャストされ、忠誠度を増しながらさらにライブラリーを掘り進む。
ここから笹本と黒田のカード応酬が続く。
黒田《ジェイス・ベレレン》お互いにドロー→忠誠度:5
笹本《荒廃稲妻/Blightning》を《ジェイス・ベレレン》に→忠誠度:2.
黒田《ジェイス・ベレレン》お互いにドロー→忠誠度:4
笹本《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》から《荒廃稲妻/Blightning》を《ジェイス・ベレレン》に→忠誠度:1
黒田《ジェイス・ベレレン》お互いにドロー→忠誠度:3
笹本もカードを引かされているので、手札が余ってきているがマナのかかる呪文を使うために、序盤のテンポ差が埋められないので徐々に天秤は黒田に傾き始めた。
《若き群れのドラゴン/Broodmate Dragon》をフルタップでキャストした返しに、《蔵の開放/Open the Vaults》から《ガラス塵の大男/Glassdust Hulk》に繋げ、やっと《ヴィダルケンの異国者/Vedalken Outlander》とのブロックできない攻撃を始めたかと思ったら《時の篩/Time Sieve》《時間のねじれ/Time Warp》と戦闘フェイズを繰り返すことで、あっという間に黒田は20点のライフを削りきった。
笹本 1-1 黒田
Game 3
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残り時間が少なくなったこのマッチ、先行の笹本はダブルマリガンでスタートした。
3ターン目の《荒廃稲妻/Blightning》を黒田は《否認/Negate》し、《ヴィダルケンの異国者/Vedalken Outlander》をキャストした時点で勝負あったか、と思われたが、笹本は《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》からの《大渦の脈動/Maelstrom Pulse》でブロッカーを排除しつつ3点のダメージクロックを用意した。
しかし、このクリーチャーもP(赤)の前には手も足も出ず、2体目の《ヴィダルケンの異国者/Vedalken Outlander》が追加されてしまえば攻撃にはいけない。
この隙に《吠えたける鉱山/Howling Mine》をキャストするが、これは即手札からの《大渦の脈動/Maelstrom Pulse》で対処される。
黒田はゲームを進めるために、何度も見かけたが《意思切る者/Architects of Will》を初キャストすると、自分のライブラリーを探りに行き、2/2を攻撃に行かせた。
この3/3には笹本の《瀝青破/Bituminous Blast》が見舞われ、《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》からの《噴出の稲妻/Burst Lightning》へとつながる。
最後に公開されたのが《大渦の脈動/Maelstrom Pulse》ならばよかったのだが、ブロッカーがいなくなっただけで十分と、アタックで黒田のライフは7へと落ち込んだ。
ここで黒田は《時間のねじれ/Time Warp》を使い、カードをサイクリングしながらマナを伸ばすと、《蔵の開放/Open the Vaults》で先ほどの壊された《意思切る者/Architects of Will》、《ヴィダルケンの異国者/Vedalken Outlander》や、《吠えたける鉱山/Howling Mine》を一気に取り返した。
立場が逆転し、戦闘の主導権は黒田に渡ると、ここでタイムオーバー。
残り追加の延長5ターン。
地味にターンを得る際に2/2でコツコツ攻撃していたために、ライフが14へと落ち込んでいた笹本へ、黒田は自分のライフを残せるように、若干のクリーチャーを残しながら攻めに行く。
笹本は、ドラゴンでの逆転の可能性を残すために、エルフ達をブロッカーとして使ってしまうが、黒田は攻め手を休めず、今度はフルアタック。
さすがにクリーチャーの尽きた笹本は、延長を終えることなく投了した。
笹本 1-2 黒田
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