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Round 3: 清水 直樹(大阪) vs. 高橋 啓介(鹿児島)

Round 3: 清水 直樹(大阪) vs. 高橋 啓介(鹿児島)

By Yukio Kozakai

 今度は快調に2連勝を果たしたテーブルにプレイヤーをお招きした。

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 本サイト、日本語公式ウェブサイトであるmtg-jp.comに寄稿していることでおなじみの、清水 直樹(大阪)。「シミックの王子」の二つ名を持つ清水のことである。さぞや洗練された青緑を持ち込んだのだろうとそのリストを見てみると、白緑《獣相のシャーマン/Fauna Shaman》デッキだった。

清水 「ワールド本戦の構築、2-6でしたから。もう構築ダメですわー」

 と、何やら自信喪失の様子。聞けば、本戦のスタンダード6ラウンド中、クエスト達成がただの1回きりだったとか。しかし、切り替えてのFinals2連勝スタートはさすがである。ワールド本戦のリベンジといきたいところである。

 個人的な話になるが、筆者が清水の記事を公式で取るのはこれが2回目。前回は5年前、2006年日本選手権で、あの名言(?)「ちくしょー、なんでだー!」が生まれた場に居合わせていた。あの名言から5年、清水は押しも押されぬトッププレイヤーへと成長した。今回も名言が飛び出すのだろうか。そして、その名言からさらなる高みへと向かうのだろうか? 注目である。

 高橋 啓介(鹿児島)は、前日のLimitsからの連戦だ。最南端地域から、Limits、Finalsともしっかりと権利を取っての幕張参戦。ブレイクのきっかけとなるか。

Game 1
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 フィーチャーマッチのプレッシャーに飲まれてしまったのか、高橋がいきなりのトリプルマリガン。しかも土地を引かないまま投了となってしまった。

清水 1-0 高橋

Game 2

 今度はマリガン無しで動いた高橋。デッキはヴァラクートだった。当然、清水は高橋のカードをただの1枚も見ていないのでサイドボードのしようもなく。

 《戦隊の鷹/Squadron Hawk》《獣相のシャーマン/Fauna Shaman》と並べ立ててビートダウンする清水。だが、今度は《耕作/Cultivate》《砕土/Harrow》と順調にマナを伸ばし、滑らかに《原始のタイタン/Primeval Titan》までアクセス出来れば、ヴァラクートのデッキパワーを証明するのに時間はさほどかからなかった。

清水 1-1 高橋

Game 3

 両者ともダブルマリガンスタートとなってしまった第3ゲーム。ところが、ゲームの展開はそれを感じさせず、清水の《極楽鳥/Birds of Paradise》を高橋が即座に《稲妻/Lightning Bolt》し、返しにしっかりと2枚目の土地を引き当てた清水が《戦隊の鷹/Squadron Hawk》をプレイし、《カルニの心臓の探検/Khalni Heart Expedition》。

 押す展開の清水だったが、高橋が渾身の《紅蓮地獄/Pyroclasm》で場を一掃すると、清水は《戦隊の鷹/Squadron Hawk》《メムナイト/Memnite》と一気の展開でクエスト条件を達成させて、高橋に追い込みをかける。

 ところが、高橋の《原始のタイタン/Primeval Titan》プレイで清水のプランが大きく狂う。《カルニの心臓の探検/Khalni Heart Expedition》がにらみを利かせている以上、2枚の《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle》環境下では、どうプレイしても12点のダメージが突き刺さる。

 《アージェンタムの鎧/Argentum Armor》でもかわし切れないダメージ量と悟った清水は一言、「負けました」とだけ。

 残念ながら、勝利も名言も成せなかった第3ラウンドの清水。そこで、筆者がしつこく「青緑使わないから(勝てなかったのかも)」と問い詰めると、清水。

清水 「青緑剣(《肉体と精神の剣/Sword of Body and Mind》)入ってますし!」

 なるほど、「青緑」が入っていた。

清水 1-2 高橋

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