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Round 6: 仙波 恒太郎(千葉) vs. 中園 弘哉(福岡)

Round 6: 仙波 恒太郎(千葉) vs. 中園 弘哉(福岡)

By Yukio Kozakai

 「がけっぷち」からのマッチをお届けしよう。

 1敗ラインで踏み止まっているプレイヤーの中からフィーチャーエリアへと招かれたのは、2008年の日本選手権でTOP8の実績を持つ仙波 恒太郎(千葉)だ。

仙波 「ここで呼ばれなかったらもうダメだと思ってたよ!」

 と、フィーチャーマッチ大好きの仙波は大喜び。この仙波の言葉は的を得ていて、仙波を含めたいわゆる「プロ経験者」のプレイヤーが、軒並みプレイオフ戦線から脱落しているのだ。ここに来て、急速に世代交代が進もうとしているのだろうか。

 一方の中園 弘哉(福岡)は、遠く九州からの参戦。これまた主だった戦績はなく、このFinalsでのスター候補である。デッキは仙波がフェアリー、中園がそれを十分にメタったマーフォークだ。

Game 1

 先手の仙波が2ターン目《苦花/Bitterblossom》を果たす。中園も《呪い捕らえ/Cursecatcher》《銀エラの達人/Silvergill Adept》と続けてドローを進めながらパーマネントを追加するが、フェアリートークンが邪魔でなかなかアタックにいけない。

 そうしているうちに《思考囲い/Thoughtseize》から《マーフォークの君主/Merfolk Sovereign》が捨てられ、強化エンジンの1つを失い、さらに《珊瑚兜の司令官/Coralhelm Commander》を《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》で追いやられ、タフネス1の魚達がフェアリー・トークンを前に足踏み状態が続いている。

 そして《呪い捕らえ/Cursecatcher》で捕まえきれない《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》が登場。あとは、マーフォークを強化するロード系のクリーチゃーを引かせないようにコントロールするばかり。

 強行アタックをして何とか《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》からカウンターを奪おうとするも、フェアリーが立ちはだかる。空からは容赦なく《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》が攻め立ててくる。

 この《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》のダメージが、そろそろ厳しくなってきた頃合。中園が《流刑への道/Path to Exile》を打ち込み、《マナ漏出/Mana Leak》で応じる仙波に対して《呪い捕らえ/Cursecatcher》のサポートで《変わり谷/Mutavault》を寝かせるなど、ダメージを通す為のギリギリの駆け引きが続く。

 しかし、的確にマナを支払い、《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》を守りきった仙波はハンドも盤面も優位を築き、ついに中園のアタックが沈静化され、攻守は完全に逆転。仙波がこのゲームの勝利を決めた。

 仙波が最後にプレイした《崩れゆく死滅都市/Crumbling Necropolis》が謎を残しつつ。

仙波 1-0 中園

Game 2

 《呪い捕らえ/Cursecatcher》《川の案内者、シグ/Sygg, River Guide》と、申し分の無いハンドをキープした中園。さらに《石ころ川の旗騎士/Stonybrook Banneret》も追加し、ブロッカーとしての《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》をあぶりだすが、マナがなくなった所に仙波の赤マナから《稲妻/Lightning Bolt》が《川の案内者、シグ/Sygg, River Guide》に放たれる。《大貂皮鹿/Great Sable Stag》のケアなどにも役立つ、この為の赤だったようだ。

 それでも、《メロウの騎兵/Merrow Reejerey》で取り巻きを強化し、カウンター呪文には《呪い捕らえ/Cursecatcher》が睨みを利かせ、《蔓延/Infest》も《呪文貫き/Spell Pierce》でしっかりケア。

 このまま高い打点を維持されては、一気に持って行かれてしまう仙波は、中園がアタックを仕掛けるのに対応して《メロウの騎兵/Merrow Reejerey》に《終止/Terminate》を打ち込み、これには《謎めいた命令/Cryptic Command》でカウンターしつつ、ブロッカーである仙波の《変わり谷/Mutavault》にバウンスを仕掛ける中園。

 だが、これを《マナ漏出/Mana Leak》で仙波がしのぎきると、戦線は膠着。お互いに残された《変わり谷/Mutavault》を巡っての攻防が続く。

 中園の《流刑への道/Path to Exile》2連発を《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》2連打でさばくなど、最後まで執念の防衛戦を見せた仙波だったが、十分なマナがある状況下で現れた《川の案内者、シグ/Sygg, River Guide》が、わずかに残った仙波のライフを削りきっていった。

 ここで時間終了。

 1敗1分けとなった彼らに、プレイオフの椅子は残っているのだろうか。

仙波 1-1-1 中園

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