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Round 3:鍛冶 友浩(埼玉) vs. Chao Peter(台湾)

Round 3:鍛冶 友浩(埼玉) vs. Chao Peter(台湾)

By Kazumasa Koji

 かつては「世界のKJ」として一世を風靡した鍛冶は一線を退き、先日のPT京都には参加したものの振るわず、GPへの登場となると1年半から2年ぶりだそうだ。M10の練習は斉藤 友晴宅である程度M10の練習は積んできたと言う。
 
鍛冶 「M10のカードは好きなんですよ。1/2接死到達とか、2/2能力なしとか地味でいいじゃないですか。(笑)」

kaji

Game 1

 鍛冶は《森/Forest》《沼/Swamp》から《ゴルゴンのフレイル/Gorgon Flail》。続けて《国境地帯のレインジャー/Borderland Ranger》で《沼/Swamp》をサーチしてマナベースに不安は無さそうだ。

kaji  対するChaoは《沼/Swamp》《山/Mountain》《山/Mountain》を置いて《立ちはだかる影/Looming Shade》、続くターンに2体目の《立ちはだかる影/Looming shade》を召喚するが、置いた土地は《山/Mountain》で、いまいち噛み合わない展開。それでも《骨の壁/Wall of Bone》を追加して防御の体制は整ったが、明らかに黒マナが足りていない。

 《大蜘蛛/Giant Spider》《極楽鳥/Birds of Paradise》《命取りの出家蜘蛛/Deadly Recluse》を召喚し、《国境地帯のレインジャー/Borderland Ranger》に《ゴルゴンのフレイル/Gorgon Flail》を装備して、鍛冶は攻撃を開始した。接死をブロックしづらいChaoはそれならば、と召喚した《ゾンビの大巨人/Zombie Goliath》で攻撃を慣行。《命取りの出家蜘蛛/Deadly Recluse》にキャッチされて相打ちとなる。

 鍛冶は更に《墓地を刈り取るもの/Cemetery Reaper》、2枚目の《ゴルゴンのフレイル/Gorgon Flail》と攻め立て、一旦は《堕落の触手/Tendrils of Corruption》で《墓地を刈り取るもの/Cemetery Reaper》を失うものの、《墓場からの復活/Rise from the Grave》ですぐさま場に出しなおす。

 やっと《沼/Swamp》を3枚揃え、棒立ちだった2枚の《立ちはだかる影/Looming Shade》を活用することができるようになったChao。《オーク弩弓隊/Orcish Artillery》も引き込んで、ここから反撃に移る構えだ。

 ......が、鍛冶が5マナで唱えた呪文は《踏み荒らし/Overrun》。《国境地帯のレインジャー/Borderland Ranger》(《ゴルゴンのフレイル/Gorgon Flail》付き)、《墓地を刈り取るもの/Cemetery Reaper》、3/3ゾンビトークン×2(うち1体は《ゴルゴンのフレイル/Gorgon Flail》付き)の4体でアタック。

photo01

 《墓地を刈り取るもの/Cemetery Reaper》を《立ちはだかる影/Looming Shade》2枚と《ゴブリン弩弓隊/Goblin Artillery》を加えた3体でブロックし、《ゴルゴンのフレイル/Gorgon Flail》付きのトークンは《骨の壁/Wall of Bone》でブロック。

 鍛冶がM10で変更されたブロックのルールを聞く為にジャッジを呼んだりしながら、「Result?」と英語で尋ねると、Chaoはデッキを畳んだ。

鍛冶 1-0 chao

Game 2
 カードアドバンテージを重視し後手を選んだChao。赤黒のデッキは恐らく除去で溢れているのだろう。そのChaoのファーストアクションは、《ガーゴイルの城/Gargoyle Castle》と《山/Mountain》×3での《峡谷のミノタウルス/Canyon Minotaur》。

 これを鍛冶は《大蜘蛛/Giant Spider》の攻撃と《衰弱/Weakness》の合わせ技で倒し、《ゾンビの大巨人/Zombie Goliath》を戦線に加えるが、《稲妻/Lightning Bolt》で即座に除去される。

 そして、次のターンに鍛冶が召喚したのは先ほど《踏み荒らし/Overrun》とのシナジーを見せ付けた《墓地を刈り取るもの/Cemetery Reaper》だ。一方、またもや《沼/Swamp》を出せないChaoはこれで万事休すか、と思われたがなんと、《包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander》を召喚し、一気に場がひっくり返った。

photo02

 残り手札が1枚の鍛冶に対し《強迫/Duress》を打ち込んだChaoは、手札が2枚になるまで温存していたのであろう《精神腐敗/Mind Rot》を叩き落とす事に成功する。だがここで鍛冶のトップデッキは《魔道士封じの鎧/Magebane Armor》だ!  即座に《大蜘蛛/Giant Spider》がそれを纏って、なんとか持ちこたえる。

 しかし《包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander》が自身を生贄に捧げて2点のダメージを与えた後、《墓場からの復活/Rise from the Grave》で再度戦場に出したChaoは、鍛冶の残りライフを徐々に追い詰め、最後に1体だけ残った《大蜘蛛/Giant Spider》は《魔道士封じの鎧/Magebane Armor》を装備してブロッカーに回らされてしまった。
 手札がまだ4枚あるChaoに対し、空になってしまった鍛冶は苦しい展開だ。ライフは鍛冶17-4 Chaoで、場で圧倒的に負けている鍛冶はなんとかしてライフを詰めるしかない。

 ついには最後の希望だった《大蜘蛛/Giant Spider》を《破滅の刃/Doom Blade》で除去されるに至り、強力なレアが乱舞したこのシーソーゲームをChaoが制した。

鍛冶 1-1 Chao

Game 3

 今度は鍛冶が後手を選択。1ターン目の《強迫/Duress》は、《破滅の刃/Doom Blade》を?ぎ取り、お互いに召喚した《夜の子/Child of Night》が相打ちして、またも出てくる《国境地帯のレインジャー/Borderland Ranger》が先への道を繋ぐ。

 《山/Mountain》ばかりが並んだ先ほどまでと同じデッキなのか、というほどに4連続で《沼/Swamp》を置いたChaoは《吠えたけるバンシー/Howling Banshee》で攻勢に出る。負けじと鍛冶がプレイした《墓地を刈り取るもの/Cemetery Reaper》は1体トークンを生み出した後に《稲妻/Lightning Bolt》で除去された。

 《ガーゴイルの城/Gargoyle Castle》を含む6枚の土地をアンタップしているChaoを2/2ゾンビトークンと《国境地帯のレインジャー/Borderland Ranger》と2/2ゾンビで攻撃。Chaoは落ち着いて3/4飛行トークンを生み出し片方をブロック、《血の署名/Sign in Blood》でカードを加え、《堕落の触手/Tendrils of Corruption》を放つ。場でもライフでも優位に立ったChaoは、ここで鍛冶のメモと自分のメモのライフが違う事に気づいた。

photo03

 Chaoのメモには、Chaoのライフが2点多く書かれていたのだが、

Chao 「しんじてる お前をしんじてる」

chao と、笑いながら片言の日本語でChaoはそう伝え、自分のライフを書き直す。腕前だけでなく、素晴らしいスポーツマンシップだ。

 その後鍛冶はなんとか《絡め取る蔦/Entangling Vines》で3/4飛行を止め、《蟻の女王/Ant Queen》をプレイしたが、《吠えたけるバンシー/Howling Banshee》が止まらない。場を一旦整理しよう。

 鍛冶 《黒騎士/Black Knight》 《蟻の女王/Ant Queen》 
 Chao 《ゴブリン弩弓隊/Goblin Artillery》《吠えたけるバンシー/Howling Banshee》《骨の壁/Wall of Bone(M10)

 《国境地帯のレインジャー/Borderland Ranger》で《平地/Plains》をサーチし、《命取りの出家蜘蛛/Deadly Recluse》を引き当てて《吠えたけるバンシー/Howling Banshee》への回答とし、《大蜘蛛/Giant Spider》を更に追加、飛行で死ぬ心配はひとまず去った。

 だが《ゴブリン弩弓隊/Goblin Artillery》を前にしてライフ4の鍛冶。《ゴブリン弩弓隊/Goblin Artillery》が矢を放つ準備を終えてドローゴーすると、祈るように引いたカードを一瞥した後、敗北を認めた。

鍛冶 「《ガーゴイルの城/Gargoyle Castle》の起動が6マナだと思ってて、勘違いして負けました......。あれで流れがあっちにいっちゃいました。」

鍛冶 1-2 Chao

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