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Round 4:三原 槙仁(千葉) vs. 八十岡 翔太(東京)

Round 4:三原 槙仁(千葉) vs. 八十岡 翔太(東京)

By Takeshi Miyasaka

 Bye 3クラブのプレイヤーたちがいよいよ出陣する第4ラウンドは、多くの魅力的なペアリングに恵まれるラウンドである。

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 その魅力的なペアリングの中から選出されたのは、元世界王者 vs 元最優秀選手という、お互いに相手にとって不足はなさそうなマッチだ。

 奇遇にも、ランダムに発表されたデッキ構築のテーブルが対面同士だったという両者は、互いのデッキにどんなカードが入っているか、それなりにリサーチ済みらしい。

三原 「いや、そのデッキには勝てないし」

八十岡 「(スコアボードを、三原 0-2 八十岡、にしながら)このスコアでいいよね」

 ゲームが始まる前から、たいへん賑やかである。

Game 1

 先攻の八十岡が、《平地/Plains》《山/Mountain》とプレイするだけだったのに対し、三原は《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse》で《島/Island》をサーチ→《森/Forest》から《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》、続くターンに《野生の狩りの達人/Master of the Wild Hunt》というグッドスタート。

 八十岡も負けじと、《宮殿の護衛/Palace Guard》→《古参兵の剣鍛冶/Veteran Swordsmith》とプレイしたものの。

 三原の《クローン/Clone》が《野生の狩りの達人/Master of the Wild Hunt》をコピーしたところで、八十岡はカードを片付けるのだった。

三原 1-0 八十岡


Game 2

 スリーブに入れてあったメインデッキを脇によけて、おもむろにスリーブされていないカードの束をシャッフルし始めた八十岡。

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三原  「あれ? 色変え? ってレベルじゃねーな。ホントに、それデッキ?」

八十岡 「サイドボードをシャッフルしているだけだよ」

 そのカードの束を武器に携えた八十岡が、《森/Forest》《極楽鳥/Birds of Paradise》、《島/Island》《思案/Ponder》、というマナカーブに沿った立ち上がりから、自身の3ターン目には《大貂皮鹿/Great Sable Stag》をキャストする。

三原 「鹿はしかたない」

 なんて三原がつぶやきながら《風のドレイク/Wind Drake》をキャストしたものの、続く八十岡のクリーチャーは《願いのジン/Djinn of Wishes》!

三原  「うへー! ぶん回り! 最速じゃん」

八十岡 「バーパラが強いんだよ、バーパラが」

 《大蜘蛛/Giant Spider》を戦場に追加してお茶を濁す三原にたいして、八十岡は《ゴルゴンのフレイル/Gorgon Flail》をキャスト、《願いのジン/Djinn of Wishes》に装備して殴る。

三原 「うへー! ぶん回り!」

 ふたたび毒づきながら《暴走するサイ/Stampeding Rhino》を展開してみる三原だったが、《願いのジン/Djinn of Wishes》は止まらない。

 そして、八十岡が《願いのジン/Djinn of Wishes》の能力をプレイすれば、森渡りを持つ《エメラルドのオリックス/Emerald Oryx》がめくれる、という噛み合いっぷりである。

 《願いのジン/Djinn of Wishes》にくわえて《エメラルドのオリックス/Emerald Oryx》までもがレッドゾーンに送り込まれる事態に追い込まれた三原は、《野生の狩りの達人/Master of the Wild Hunt》を戦場へ送り込んだり、《願いのジン/Djinn of Wishes》を《送還/Unsummon》してみたりと、必死に抵抗を試みるのだが......。

 圧倒的なクロック差によって傾いた天秤を、元に戻すことはできなかった。

三原 1-1 八十岡


八十岡 「バーパラから《思案/Ponder》したら、《願いのジン/Djinn of Wishes》が見えたんだよね」

三原  「最速だったもんなあ」

八十岡 「先手のバーパラ、最強だよ」


Game 3

 先攻を選ぶ三原にたいして「シールドだけど先手でいいんすか?」と、先ほどのやりとりをやり返す八十岡。手札を確認した三原は、「後手がいいです」と、ぽつり。この二人の舌戦は、いつまでも止まらないようだ。

 八十岡が《不屈の自然/Rampant Growth》→《予言/Divination》とキャストすれば、三原も《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse》で土地サーチから《エルフの幻想家/Elvish Visionary》でドロー、とおたがいにライブラリを掘り進めていく序盤戦。

 最初に戦場へ脅威を展開したのは三原。「ワンランドキープ、あぶねー!」とぼやきながら、みたび戦場に送り込まれる《野生の狩りの達人/Master of the Wild Hunt》。
 ちっ、と舌打ちした八十岡が《セラの天使/Serra Angel》をキャストすれば、三原は《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren》を戦場へ追加して、お互いワンドロー。《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren》の忠誠度は5となった。

 それにしても、豪華カードのバーゲンセール、である。

 忠誠度が5の《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren》はひとまず無視して、《セラの天使/Serra Angel》で本体を殴った八十岡は、《大蜘蛛/Giant Spider》と《守護熾天使/Guardian Seraph》を戦場へ追加し、上から殴るプランを作り上げていく。

 三原は、《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren》と《思案/Ponder》で手札を整えながら、狼トークンと《大蜘蛛/Giant Spider》により、がっちり守りながらじわりじわりとパーマネント差を広げていく。

 ふたたび《予言/Divination》で手札を補充した八十岡は、忠誠度が4になった《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren》に《セラの天使/Serra Angel》を向かわせ、《守護熾天使/Guardian Seraph》と《大蜘蛛/Giant Spider》は本体へと殴りかかる。《守護熾天使/Guardian Seraph》が《大蜘蛛/Giant Spider》にブロックされるだけにとどまり、《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren》は墓地へ。三原のライフは15へ。

 攻防ののち《国境地帯のレインジャー/Borderland Ranger》をプレイして八十岡がターンを終了したところで、《野生の狩りの達人/Master of the Wild Hunt》の能力で、《守護熾天使/Guardian Seraph》が倒された。

 戦場へ《風のドレイク/Wind Drake》《角海亀/Horned Turtle》を追加してターンを終えるだけの三原にたいして、《セラの天使/Serra Angel》と《大蜘蛛/Giant Spider》で殴りかかる八十岡。

 三原はしばし考えたのち、《セラの天使/Serra Angel》を《風のドレイク/Wind Drake》と《大蜘蛛/Giant Spider》で、《大蜘蛛/Giant Spider》を《角海亀/Horned Turtle》と《エルフの幻想家/Elvish Visionary》で、それぞれブロックする。

 《セラの天使/Serra Angel》を守るべく、《神聖なる評決/Divine Verdict》が三原の《大蜘蛛/Giant Spider》へとキャストされ、《風のドレイク/Wind Drake》が一方的に、八十岡の《大蜘蛛/Giant Spider》と三原の《角海亀/Horned Turtle》が相打ちとなった。

 しかし、《セラの天使/Serra Angel》も《野生の狩りの達人/Master of the Wild Hunt》によって、狼を巻き添えにして葬り去られるのだった。

 八十岡の場に残されたのは、わずかに《国境地帯のレインジャー/Borderland Ranger》が一体のみ。対する三原の場には、災いの元凶である《野生の狩りの達人/Master of the Wild Hunt》が残されていた。

 《大喰らいのワーム/Craw Wurm》を戦場へ追加する八十岡であったが、《暴走するサイ/Stampeding Rhino》《幻影の召使い/Illusionary Servant》と、三原の弾丸は止まらない。そもそも、《野生の狩りの達人/Master of the Wild Hunt》をどうにかしないと、八十岡の劣勢は覆せないのだ。

 その後もブロッカーを追加したり、《危害のあり方/Harm's Way》で耐えてみたりと必死にデッキに眠る解決策へたどり着こうとした八十岡であったが、3枚目となる《予言/Divination》をプレイしても、いちど崩壊してしまった戦線を回復できるようなことは、なかった。

三原 2-1 八十岡

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