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Round 13:牛江 雄太(三重) vs. 齋藤 鷹也(新潟)

Round 13:牛江 雄太(三重) vs. 齋藤 鷹也(新潟)

By Daisuke Kawasaki

 今年前半のトピックのひとつは、間違いなくプロツアー京都において、初出場の日本人ふたりがトップ8に入賞した、ということだろう。

 そのうちのひとり、棚橋 雅康(新潟)のブレイクのきっかけとなったのが、昨年行われた、高橋 優太(東京)が優勝したほうのグランプリ・神戸であろう。

 さて、その時のトップ8プロフィールをご覧いただきたい。

 ブロック構築デッキの内容、そのデザイナー、もっとも活躍したカードを教えてください。キスキンの神あんこらー先生作。《風立ての高地/Windbrisk Heights》

 そう、キスキンの神あんこらー先生、こそ、棚橋ブレイクの立役者、いや「新潟の陰の実力者」といってもいいだろう。

 さて、せっかく新潟にきたのだから、是非ともその「陰の実力者」であるあんこらー先生にあいたい、と棚橋に聞いてみた。

川崎 「あんこらー先生はどこですか」

棚橋 「今、フィーチャリング席にいますよ」

 というわけで、第2ドラフト終了後の1本目、このラウンドで、勝てばほぼトップ8確定のマッチを戦い、フィーチャリングされた齋藤 鷹也(新潟)こそが、あんこらー先生だというではないか。わー、驚いた。

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 対するは、牛江 雄太(三重)。立地的な背景からか、大塚 高太郎(神奈川)など愛知にゆかりがあるプレイヤーと交流があるということだが、ここ最近はあまりマジックをやっていなかったという。

牛江 「ここ3年ぐらい、日本選手権だけでてたんですけど、今年の日本選手権があまりにもかてなくて。ちょっとくやしかったから新潟きました」

 悔しさは勝利への原動力とは誰がいった言葉かすらわからないでっちあげだが、たしかにその要素はマジックにある。だからこそ、牛江は今、この席に座っているのだろう。

 なんにしろ、勝った方が決勝ラウンド一番乗りを決める権利を得るこのマッチ、是非とも戦いの行方を見守りたい。

Game 1

 先手牛江が《夜の子/Child of Night》をキャストすると、齋藤も《古参兵の鎧鍛冶/Veteran Armorsmith》で対応。

 これで《夜の子/Child of Night》が止まってしまった牛江は《ケリノアのコウモリ/Kelinore Bat》を追加する。ここに黒殺しの《白騎士/White Knight》がキャストされる。齋藤は《古参兵の鎧鍛冶/Veteran Armorsmith》で攻撃。

 牛江は《地鳴りの一撃/Seismic Strike》でこれを除去。2体でアタックし、ライフを削りつつ、絆魂で損失を取り戻す。齋藤は《ロウクスの長槍の達人/Rhox Pikemaster》を盤面に追加。余談だが、ここまで齋藤がセットした土地はすべて《平地/Plains》。

 さらに《ゴルゴンのフレイル/Gorgon Flail》をキャストした齋藤は、《古参兵の鎧鍛冶/Veteran Armorsmith》に装備させてアタック。このダメージは通したものの、《暗殺/Assassinate》で対処され、さらに盤面には《出征路のグール/Warpath Ghoul》が追加される。

 《ロウクスの長槍の達人/Rhox Pikemaster》に《ゴルゴンのフレイル/Gorgon Flail》を装備させたものの、アタックできない齋藤は、ターンを終了。この場で飛行が静かにクロックを刻み続ける...かと思いきや、《神聖なる評決/Divine Verdict》が《ケリノアのコウモリ/Kelinore Bat》を破壊する。

 この《ケリノアのコウモリ/Kelinore Bat》は《グレイブディガー/Gravedigger》で回収した牛江。しかし、齋藤は《グリフィンの歩哨/Griffin Sentinel》をキャストする。《ロウクスの長槍の達人/Rhox Pikemaster》でアタックした後に、《グリフィンの歩哨/Griffin Sentinel》に《ゴルゴンのフレイル/Gorgon Flail》を移し替える齋藤。

 この2/4飛行・接死・警戒という能力付放題な《グリフィンの歩哨/Griffin Sentinel》とにらみ合うべく《チビ・ドラゴン/Dragon Whelp》をキャストした牛江だったが、齋藤は《鎧をまとった上昇/Armored Ascension》を《グリフィンの歩哨/Griffin Sentinel》にエンチャントし、アタック。一気に6点のダメージを与える。

 だが、牛江は2枚目の《地鳴りの一撃/Seismic Strike》で、《ロウクスの長槍の達人/Rhox Pikemaster》を除去し、齋藤の戦場を《グリフィンの歩哨/Griffin Sentinel》のみにすると、全軍でアタック。齋藤は《チビ・ドラゴン/Dragon Whelp》をブロックすると、残りライフは5。

 一方の牛江のライフは7。そして《グリフィンの歩哨/Griffin Sentinel》のアタックで1。

 《ケリノアのコウモリ/Kelinore Bat》のチャンプブロックで耐える牛江。一方の齋藤も、《アンデッドを屠る者/Undead Slayer》をキャストすると《安全な道/Safe Passage》とブロックによる1:1交換を繰り返しながら耐え続ける。残りライフは3。

 ここで牛江が《破滅の刃/Doom Blade》を《グリフィンの歩哨/Griffin Sentinel》に。さらに《ヴィーアシーノの槍狩人/Viashino Spearhunter》を追加する。

 悔しそうにする齋藤だが、除去されたものは仕方が無い。「ギリギリか...」とつぶやいて、《アンデッドを屠る者/Undead Slayer》へと《ゴルゴンのフレイル/Gorgon Flail》を装備し直させて、ターンエンド。

 ここで牛江は《出征路のグール/Warpath Ghoul》《グレイブディガー/Gravedigger》《ヴィーアシーノの槍狩人/Viashino Spearhunter》でアタックする。

 齋藤がブロック後に 《アンデッドを屠る者/Undead Slayer》の能力を起動すると...

牛江 「あ、ゾンビもか...」

齋藤 1-0 牛江

Game 2

 《夜の子/Child of Night》《出征路のグール/Warpath Ghoul》と展開する牛江に対して、齋藤は《目潰しの魔道士/Blinding Mage》《グリフィンの歩哨/Griffin Sentinel》、そして《アンデッドを屠る者/Undead Slayer》とキャストする。

 《精神腐敗/Mind Rot》で一時的にアドバンテージは確保した牛江だったが、《アンデッドを屠る者/Undead Slayer》の能力で次々と、ゾンビが、そして吸血鬼が追放された事で、そして、土地が止まってしまった事で、齋藤の兵士軍団に対抗する事ができなくなってしまったのだった。

齋藤 2-0 牛江

 地元新潟の「陰の実力者」齋藤が、暫定ながらも、トップ8一番乗りを果たした。

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