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準決勝:池田 剛(福岡) vs. 石川 錬(神奈川)

準決勝:池田 剛(福岡) vs. 石川 錬(神奈川)

by Yusuke Yoshikawa

石川 「初めてですよね」

池田 「当たったことあったよ」

石川 「そうでしたっけ」

 本当だとしたら、失礼なことじゃない、とギャラリーの友人から指摘が飛んでいる。

池田 「ほら、あのデッキのとき」

石川 「あれ? でもそのデッキのときは、他のデッキと当たったはずですけど」

池田 「あれ?」

 首をかしげた池田は、笑顔を取り直して言い直した。

池田 「じゃ、はじめましてということで」

石川 「改めまして、よろしくお願いします」

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石川 「ようやく池田さんと当たれるところまで来ましたよ」

池田 「いやいや」

 和やかな雰囲気で、準決勝の幕が開く。

Game 1

ishikawa ダイスロールで池田が先攻。

 すぐにマリガンを宣言した池田に対し、石川は悩んで「自分を信じて!」キープ。
 ゲームの幕開けを告げたのは池田の《嵐前線のペガサス/Stormfront Pegasus》。 さらに《幻影の召使い/Illusionary Servant》が続く。

 石川のファーストアクションは《囁き絹の外套/Whispersilk Cloak》になった。飛行クリーチャーの攻撃を甘んじて受ける。
 池田の追加戦力は《魅惑するセイレーン/Alluring Siren》だったのだが、石川の次の動きは《覚醒のドルイド/Awakener Druid》。待っていても仕方ないと、4/5になった《森/Forest》が走り出す。

 しかし池田はお構いなしに攻撃し、4/5の《森/Forest》に《平和な心/Pacifism》をつけて一気に決める構え。
 石川は《暴走するサイ/Stampeding Rhino》をブロッカーに用意するが、これにも《平和な心/Pacifism》が飛んできて、《魅惑するセイレーン/Alluring Siren》と《覚醒のドルイド/Awakener Druid》の相打ちを取ることしかできない。これでライフは2。

 石川は《大蜘蛛/Giant Spider》を出してはみるが、池田の猛攻の前に押し切られた。

池田 1-0 石川

池田 「若い......」

池田が笑いながら言う。

池田 「ヒキが若かった、今も」

Game 2

ikeda 石川が「先で!」と力強く宣言。

 石川はきっぱりと、池田は少考ののち静かにキープを宣言し、互いにマリガンなくゲームがスタート。
 第2ターンに力強く《平地/Plains》をプレイした池田が、またも《嵐前線のペガサス/Stormfront Pegasus》からゲーム開始を告げる。
石川は第3ターンまで赤単状態で苦しいが、《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse》をプレイして一安心。

 そして《幻影の召使い/Illusionary Servant》が追加されるが、これは《地鳴りの一撃/Seismic Strike》で対応し、持ってき《森/Forest》から《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》、《囁き絹の外套/Whispersilk Cloak》と逆転の礎をつくる。

 《嵐前線のペガサス/Stormfront Pegasus》での攻撃後、クリーチャーの追加なくターンを返す池田。石川は脅威の第一弾として《気まぐれイフリート/Capricious Efreet》を送り込むが、これは《取り消し/Cancel》に阻まれる。
続く《風のドレイク/Wind Drake》に対し、渾身の《超大なベイロス/Enormous Baloth》も、《平和な心/Pacifism》に封じられてしまい、そのうえ《幻影の戦士/Phantom Warrior》まで姿を見せた。回避し得ないクロックが
しかし、池田の手札は1枚。陣営はタフネス2ばかり。そこに突き刺さる《紅蓮地獄/Pyroclasm》!

 これに対し、池田は最後の手札であった《送還/Unsummon》で《幻影の戦士/Phantom Warrior》を救う。

 次のターン、《白騎士/White Knight》というお供を連れて場に舞い戻る《幻影の戦士/Phantom Warrior》。
 ついに弾が尽きた石川は、2枚目の《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》に《囁き絹の外套/Whispersilk Cloak》をつけて攻撃し、3枚目の《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》を出すことしかできない。
そして、確実にライフを削り落としていく池田。
 多すぎるマナソースを前に、石川は苦笑いを浮かべてカードを片付けるほか、なかった。

池田 2-0 石川

 勢いそのままに、強力カードを擁する石川を下した池田。

 第1ゲーム2ターン目の《島/Island》、第2ゲーム2ターン目の《平地/Plains》はそれぞれトップデッキであったといい、これは「ドローが若い」(本人談)。

 しかし、これも《紅蓮地獄/Pyroclasm》を警戒したプレイ順など、丁寧なプレイングの結果という印象を受ける。

「初めて決勝に行ったよ!」

 これだけキャリアが長い池田にしてみれば、意外な言葉がもれた。

 2009年夏の頂点まで、あと1つ。

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