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Round 4: 川島 啓(群馬) vs. 佐々木 優太(東京)

Round 4: 川島 啓(群馬) vs. 佐々木 優太(東京)

By Kazumasa Koji

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 「日本の最先端」ことBooksナガシマで、日本選手権09にてTOP8に入賞した白石 知己(群馬) と共にマジックをプレイしている川島は、最近になってトーナメントマジックに参加するようになった。「社会人で土日潰れてしまうのが厳しい」と言うが、今日は不戦勝無しからジャンドで3連勝して、フィーチャーエリアへと初めて招待された新鋭だ。

 新鋭といえば向かい側に座る男こそ、今一番日本で注目されている新鋭だろう。佐々木は1年前にトーナメントマジックに参加してから、今までプレミアイベントで上位入賞しなかった事が無いと言う程のライジングスターだ。先日のプロツアーサンファンで10位に入賞したのも記憶に新しい。3Bye明けの今日は、青白タッチ赤のプレインズウォーカーコントロールを相棒に選んでいる。

Game 1
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 ダイスロールで勝ったのは川島。3枚の土地に《荒廃稲妻/Blightning》《芽吹くトリナクス/Sprouting Thrinax》そして《狂乱のサルカン/Sarkhan the Mad》という、ゲームプランが見える手札をキープした。1度マリガンを強いられた佐々木は、2枚の土地に《極楽鳥/Birds of Paradise》《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》《広がりゆく海/Spreading Seas》を見て、少考してからこれをキープ。

 《野蛮な地/Savage Lands》を置いた後の2ターン目、川島は《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek》を唱え、《貴族の教主/Noble Hierarch》《広がりゆく海/Spreading Seas》《極楽鳥/Birds of Paradise》《流刑への道/Path to Exile》《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》《天界の列柱/Celestial Colonnade》から《広がりゆく海/Spreading Seas》を捨てさせる事を選択した。

 佐々木は1ターン目の土地が唯一の緑マナ発生源である《陽花弁の木立ち/Sunpetal Grove》だった為、2ターン目に《極楽鳥/Birds of Paradise》を着地させる。川島の3ターン目は《芽吹くトリナクス/Sprouting Thrinax》の召喚で、この《極楽鳥/Birds of Paradise》が生き残った佐々木は、《貴族の教主/Noble Hierarch》を出してから、このターン引き込んでいた2枚目の《貴族の教主/Noble Hierarch》を場に追加した。

 先手とマリガンの優位を生かして攻めたい川島は、《怒り狂う山峡/Raging Ravine》を横に置いてから《芽吹くトリナクス/Sprouting Thrinax》で攻撃。3点のダメージを与えた後に《荒廃稲妻/Blightning》を詠唱する。これで2枚目の《極楽鳥/Birds of Paradise》と《流刑への道/Path to Exile》を失った佐々木だが、まだ手札には《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》がある。

 いまいちクロックの用意できない川島を前に、佐々木はブロッカーを用意しながら《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》で《芽吹くトリナクス/Sprouting Thrinax》を-1能力によって手札に返し、《貴族の教主/Noble Hierarch》が単独で攻撃して2回賛美を誘発させてこつこつとダメージを蓄積させていく。そして追加のパーマネントとして《復讐のアジャニ/Ajani Vengeant》を呼び出し、川島の《怒り狂う山峡/Raging Ravine》には暫く寝ていて貰うことにした。

 川島はトップデッキした《荒廃稲妻/Blightning》2枚目で《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》は退場させたのだが、《天界の列柱/Celestial Colonnade》が《貴族の教主/Noble Hierarch》の支援で攻撃を始めると、手札に《狂乱のサルカン/Sarkhan the Mad》2枚と《包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander》という5マナカードを抱える川島は防戦すらままならない。なにせ《復讐のアジャニ/Ajani Vengeant》の力で4マナで止まってしまっているのだ。

 《復讐のアジャニ/Ajani Vengeant》にカウンターが6個乗り、佐々木がライフを詰める為に川島へ-2能力を使い出すと、川島のライフが0になるのに時間は掛からなかった。

川島 0-1 佐々木

Game 2
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 お互いに7枚の手札でゲームがスタートした。《極楽鳥/Birds of Paradise》から《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》を唱える事も出来た佐々木だが、マナベースの構築を優先するべく《ジャングルの祭殿/Jungle Shrine》をセットして《極楽鳥/Birds of Paradise》を追加した。

 ところが川島の手札からは《大渦の脈動/Maelstrom Pulse》が。2枚の《極楽鳥/Birds of Paradise》を墓地に置きながら、小さくため息をつく佐々木。3枚目の土地を置いて《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》を唱えてターンを終了する。

 ここで川島はこのマッチ初の《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》で続唱するのだが、めくれたのはあまり嬉しくない《真髄の針/Pithing Needle》で、仕方なくといった感じで《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》を指定した。続くターンの《荒廃稲妻/Blightning》は即座に《瞬間凍結/Flashfreeze》されたものの、ライブラリーのトップを見られて忠誠度が5になった《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》には、《荒廃稲妻/Blightning》と《稲妻/Lightning Bolt》の2枚がかりで対処した。

 佐々木は勝負を決めるべく、意を決して2枚目の《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》。しかし川島も2枚目の《大渦の脈動/Maelstrom Pulse》を温存していて、《荒廃稲妻/Blightning》によってアドバンテージを失っていた佐々木は劣勢に追い込まれてしまう。

 なんとか場を持たせようと《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》でのトークンを出してはみるものの、《朽ちゆくヒル/Putrid Leech》をもアタッカーに追加した川島が押し切った。

川島 1-1 佐々木

Game 3

 川島は落ち着いた手付きでカードをシャッフルし、赤いテーブルの緊張感とはまるで無縁のようだ。対峙する佐々木の後ろには多くのギャラリーが並んでいて、プレッシャーはかなりのものの筈だが余裕を感じさせる。

 先手の佐々木は7枚の手札から1ターン目に《貴族の教主/Noble Hierarch》。続いて《広がりゆく海/Spreading Seas》で川島の行動を制限し、3ターン目には4マナに到達して《復讐のアジャニ/Ajani Vengeant》をも自陣に加え、更に川島の土地を縛った。

 川島は2マナでは思うように動けないのだが、《広がりゆく海/Spreading Seas》対策に最近よく見かけるようになった《予言のプリズム/Prophetic Prism》がサイドインされていて、今後への布石とする。

 しばし手札を眺め、《貴族の教主/Noble Hierarch》で攻撃して1点与えてから《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》でトークンを出し、場を徐々に圧倒していく佐々木。

 手札に土地はあるのでマナ数では困っていない川島なのだが、やはり《貴族の教主/Noble Hierarch》でのマナブーストと《復讐のアジャニ/Ajani Vengeant》で縛られている分で展開が遅く、ここへきても未だ《朽ちゆくヒル/Putrid Leech》を場に加えるのみだ。

 そしてここで《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》が登場してしまった。《朽ちゆくヒル/Putrid Leech》が手札に戻り、《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》が更にトークンを生み出し、《復讐のアジャニ/Ajani Vengeant》の上のカウンターはすでに6個だ。

 《稲妻/Lightning Bolt》で《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》ゲーは回避し、《狡猾な火花魔道士/Cunning Sparkmage》を唱えて粘る川島。ライフは川島 12-19 佐々木。

 《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》を加え、《バジリスクの首輪/Basilisk Collar》を警戒してか《復讐のアジャニ/Ajani Vengeant》の+1能力の対象を《狡猾な火花魔道士/Cunning Sparkmage》にチェンジした。《復讐のアジャニ/Ajani Vengeant》の忠誠度は7だ。

 手札が《包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander》《朽ちゆくヒル/Putrid Leech》《終止/Terminate》《終止/Terminate》土地なため、川島は《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》に《終止/Terminate》を打ってブロッカーを排除してから、なんとか《復讐のアジャニ/Ajani Vengeant》に《溶岩爪の辺境/Lavaclaw Reaches》で攻撃して奥義の発動を防ごうとしたのだが、佐々木は余裕の《瞬間凍結/Flashfreeze》。

 次のターンには《復讐のアジャニ/Ajani Vengeant》が自身を犠牲にしながら川島の土地を全て破壊し、じきにゲームも終わった。

川島 1-2 佐々木

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