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Round 6:中村 修平(東京) vs. 萩原 紀幸(千葉)

Round 6:中村 修平(東京) vs. 萩原 紀幸(千葉)

By Kazumasa Koji

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 「4-4でもレーティング40上がってビビりました。初プロツアーだったんで」

 そう話すのはプロツアー・サンファンにも参加した萩原。プロツアー自体はいまいち振るわなかったが、サイドイベントでレーティングを荒稼ぎして、今日は2Byeから5-0をマークしている。使用デッキは今大会最大勢力のジャンドだ。

 今シーズンは目の覚めるような活躍ができていない中村は、「青白愛」に溢れたプレインズウォーカーコントロール(PWC)で3Bye明けから2連勝。PWCとしては珍しく、3枚の《悪斬の天使/Baneslayer Angel》がバント対策の為にサイドボードに用意されているのが特徴、その他は普通、と話してくれた。17点という現在のプロポイントは自身としては到底満足できるものでは無い筈で、ここ仙台での優勝を虎視眈々と狙っている。

 延々同じ目をダイスロールする仲の良さを見せた両者、好調を維持している萩原とレベル8魔法使いの中村。ダイスロールでは中村が辛勝を収めたのだが、デュエルからも目が離せない。

Game 1
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 中村は《前兆の壁/Wall of Omens》、萩原の《朽ちゆくヒル/Putrid Leech》を《忘却の輪/Oblivion Ring》《復讐のアジャニ/Ajani Vengeant》に加え2枚目の《前兆の壁/Wall of Omens》と、素晴らしい序盤を迎えることに成功した。そして、この会場で何枚プレイされているか想像もしたくない《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》で手札を整えた。

 ジャンドの萩原は《復讐のアジャニ/Ajani Vengeant》に《大渦の脈動/Maelstrom Pulse》《前兆の壁/Wall of Omens》に《瀝青破/Bituminous Blast》で続唱が《芽吹くトリナクス/Sprouting Thrinax》、もう1体の《前兆の壁/Wall of Omens》に《終止/Terminate》を打つ。これでブロッカーを排除して《芽吹くトリナクス/Sprouting Thrinax》の攻撃で《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》を討ち果たした。

 中村も《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》でトークンを生産し、《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura》へと繋ぐ。これも萩原はトークンに迷い無く《終止/Terminate》を打った上で《大渦の脈動/Maelstrom Pulse》を《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura》に放ち、《芽吹くトリナクス/Sprouting Thrinax》と《朽ちゆくヒル/Putrid Leech》の攻撃で《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》をも倒した。お互いライフはまだ安全域だが、《朽ちゆくヒル/Putrid Leech》2体と《芽吹くトリナクス/Sprouting Thrinax》を要する萩原に対し、中村は5枚の土地をコントロールするのみ。

 解決策を探して《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》で+0能力を起動した中村だったが、青いプレインズウォーカーを《荒廃稲妻/Blightning》で墓地へ送った後に総攻撃を仕掛ける萩原。

 続唱呪文を連打した萩原が、ジャンドのアドバンテージの取り方を中村に見せ付けた。            
中村 0-1 萩原

Game 2
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 初手を見て頭を抱えた萩原だが、そのまま7枚でゲームを始めた。初動は4ターン目の《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》で、続唱は《朽ちゆくヒル/Putrid Leech》。中村は少し考えてから《瞬間凍結/Flashfreeze》で《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》のほうを打ち消した。

 すんなり土地を置く事が出来た中村は4ターン目に《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》、5ターン目に《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》、6ターン目には《未達への旅/Journey to Nowhere》で《朽ちゆくヒル/Putrid Leech》を除外し、《忘却の輪/Oblivion Ring》で《真髄の針/Pithing Needle》(《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》を指定済)を取り除く。

 しっかり捌かれてしまった格好だが、しかし萩原は絶好調だ。続唱呪文を唱えるたびに有効なカードをめくり、《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》から《荒廃稲妻/Blightning》の最強パターンで中村に一撃を加え、更には《包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander》を唱える。中村に《審判の日/Day of Judgment》は無く、フルアタックされたのを見て土地を片付けた。

 プロプレイヤーである中村に勝るとも劣らぬ、的確で素早いプレイを見せてくれた萩原。それが十分な練習に裏付けられている事は想像に難くない。今後に期待したいプレイヤーだ。

中村 0-2 萩原

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