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イベントカバレージ

Round 6:中野 圭貴(大阪) vs. 渡辺 雄也(神奈川)

Round 6:中野 圭貴(大阪) vs. 渡辺 雄也(神奈川)

By Daisuke Kawasaki

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中野 「なんか、いつも『そのまま土地を引くことができなかった』ってカバレージに書かれている気がするんですよね」

 いわれてみると、たしかに、中野のカバレージを書く時に、『そのまま土地を引くことはできなかった』というフレーズを使っている気がする。

 ジンクスであったり、オカルトであったりといったものはプレイヤーそれぞれにあるが、中野にとってのそれは『筆者がとるフィーチャリングマッチで勝ったことがない』というものだそうだ。というか、むしろ、土地を引かない。

 そんな話をする中野に対して、渡辺が反論する。

渡辺 「いや、僕も勝負所で川崎さんがカバレージとるといつも負けてます。Finals06の決勝もそうですし、去年の日本選手権決勝も。あと、一昨年の日本選手権準決勝もそうですし、グランプリ・神戸もそうでしたね......」

 どうやら、両者にとって、筆者は疫病神のようだ。

 とはいえ、敗者がいるなら、勝者もいる。このマッチで、どちらかがこのジンクスをやぶる事になるのは間違いない。

中野 「いや、僕、相当な強者だと思いますよ。勝ったこと無いどころか、デッキまわった記憶がない」

Game 1
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 先手の中野がマリガンしたのに対して、渡辺は、クリーチャー化する土地のみ2枚という初動の遅い手札を長考の末にマリガン。

 続く手札はお互いキープし、先手の中野は《古代の聖塔/Ancient Ziggurat》をセット。さらに2枚目をセットし、《朽ちゆくヒル/Putrid Leech》をキャストする。対する渡辺は、《天界の列柱/Celestial Colonnade》セットから、2ターン目に《森/Forest》からの《極楽鳥/Birds of Paradise》。

 ここで土地が止まってしまう中野。

 対して、渡辺は3枚目の土地をセットすると、この中野の動きが止まった隙を逃さず、《忘却の輪/Oblivion Ring》で《朽ちゆくヒル/Putrid Leech》を追放する。

 このまま、土地を引くことができない中野。

 渡辺は《海門の神官/Sea Gate Oracle》、そして《貴族の教主/Noble Hierarch》をキャスト。続くターンに《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura》が戦場に君臨する。

 そして、中野はそのまま土地を引くことは無かった。

渡辺 1-0 中野

渡辺 「デッキなんだろ?今日、まだ1回もTier 1っぽいデッキにあたってないんだけど......」

Game 2
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 先手の中野はトリプルマリガン。

中野 「一応トリプルマリガンから勝ったこともありますから。まだ、中野の目は死んでいない、って書いといてください」

渡辺 「渡辺は油断しきってる、今が狩り時だ、って書いといてください」

 先手の中野は、《野蛮な地/Savage Lands》をセット。対して渡辺は1ターン目に《貴族の教主/Noble Hierarch》から、2ターン目に《海門の神官/Sea Gate Oracle》という展開。

 初手が土地1枚からスタートした中野だったが、ここでは珍しく、2ターン連続で土地を引く。一方の渡辺も、2体目の《海門の神官/Sea Gate Oracle》をキャストし、そして《天界の列柱/Celestial Colonnade》をセットと変わらず好調な展開だ。

 ここで土地がついに止まった中野は、《二股の稲妻/Forked Bolt》を《貴族の教主/Noble Hierarch》に。渡辺は、《貴族の教主/Noble Hierarch》をキャストし、《天界の列柱/Celestial Colonnade》の2枚目をセットする。

 中野はそのまま土地を引くことは無かった......わけでは無かった。4枚目の土地を引き当て、《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》をキャストする中野。この続唱でめくれた《破滅の刃/Doom Blade》で《貴族の教主/Noble Hierarch》を再び除去。

 渡辺は《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》をキャストし、攻守ともにバランスが取れた盤面を構築していく。中野は5枚目の土地を引き、《セドラクシスの死霊/Sedraxis Specter》をキャストする。

 渡辺は《セドラクシスの死霊/Sedraxis Specter》を《未達への旅/Journey to Nowhere》で除去。さらに《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》の能力で+3/+3された《海門の神官/Sea Gate Oracle》で中野のライフを大きく削りにかかる。

 渡辺は《失われた真実のスフィンクス/Sphinx of Lost Truths》をキャスト。さらにここでディスカードされた《復讐蔦/Vengevine》が、《貴族の教主/Noble Hierarch》のキャストによって戦場に戻ってくる。

 その頃、中野の土地は6枚目。さらにキャストした《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》からめくれた《稲妻/Lightning Bolt》も、盤面を打開するだけの力はなく、できそうなことといえば、中野の残る3点のライフを削ることぐらいだった。

渡辺 2-0 中野

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