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Round 10:森 勝洋(大阪) vs. Brian Kibler(アメリカ)

Round 10:森 勝洋(大阪) vs. Brian Kibler(アメリカ)

By Tomohiro Kaji

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 ついに二日目が始まった。

 最初のフィーチャーマッチは、二つある初日全勝対決の一卓である森対Kiblerの対戦になる。

 二人のバントは若干の形は違えども、《復讐蔦/Vengevine》を生かすために、《前兆の壁/Wall of Omens》と《海門の神官/Sea Gate Oracle》が共に使われており、自分視点だが、このアーキタイプは強力なプレインズウォーカーデッキの《広がりゆく海/Spreading Seas》、《復讐のアジャニ/Ajani Vengeant》ではなく、マナ加速と《復讐蔦/Vengevine》という動きをする、殴れるコントロールデッキなので、小さなアドバンテージを稼ぎ合う非常に難しいマッチアップになりそうだ。

Game 1
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 お互い《森/Forest》から《極楽鳥/Birds of Paradise》というマナ加速からのスタートで、2ターン目にしてお互いに今後の展開を考えるためにじっくり時間を使う。

 タップインの土地と、4マナ域のプレインズウォーカーや、テンポロスをするがドローのある《前兆の壁/Wall of Omens》など、展開の選択肢が多すぎるところがこのデッキの非常に難しいところだ。ましてや、マッチアップは森対Kibler、ワンミスで即終了になりかねない。

 結局森は、4マナへ向け《天界の列柱/Celestial Colonnade》と《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》を追加し、Kiblerはドローの為に《海門の神官/Sea Gate Oracle》をキャストする。

 森は《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》と賛美で大きなダメージクロックをつくろうとするが、Kiblerもすぐに《遍歴の騎士、エルズペス》を相殺させる。

 再度、森は賛美でアタックをするが、《海門の神官》のチャンプブロックから《流刑への道/Path to Exile》という損のない疑似《不屈の自然/Rampant Growth》で受け流し、《前兆の壁/Wall of Omens》から《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》で《渦まく知識/Brainstorm》を起動する。

 このままでは、カードアドバンテージを取られては仕方がない森は、マナを使い切りながら1ターンかけての《天界の列柱》アクティベートでドローエンジンを破壊する。
しかし、Kiblerはその隙に《失われた真実のスフィンクス/Sphinx of Lost Truths》をキッカーしてさらにカードを引き増し、手札は5枚。

 対する森は、3/5飛行を即《流刑への道/Path to Exile》で対処しつつ《硬鎧の群れ/Scute Mob》を育て始めるが、残り手札がたった2枚と若干寂しい。

 Kiblerはその育ち盛りの《硬鎧の群れ》を放置しておくこともできないので、《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura》キャストから「Please Attack」と一言添えて忠誠度を8にする。

 仕方なく森は《極楽鳥》や《貴族の教主/Noble Hierarch》と、ほとんどがパワー0の1マナ部隊を含めた自軍全体を《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura》に向けるが、壁の前に攻撃はやはりあまり届かず、すぐに《復讐/Vengeance》能力で《硬鎧の群れ/Scute Mob》を破壊されてしまう。

 攻め手を休められない森は、《イーオスのレインジャー/Ranger of Eos》から《貴族の教主/Noble Hierarch》を加え、マナを伸ばしながら賛美の8/8《天界の列柱/Celestial Colonnade》ビートダウンを始めるが、Kiblerのライフは17点と、17-8×2の、この1点が実質1ターンになってしまいそうだ。

 Kiblerも《イーオスのレインジャー/Ranger of Eos》から《極楽鳥/Birds of Paradise》でチャンプブロッカーを用意しつつ、《硬鎧の群れ/Scute Mob》を育て反撃を開始する。

 《極楽鳥/Birds of Paradise》というチャンプブロッカーを超えて、やっとKiblerに届くかと思われた8/8飛行だが、《バントの魔除け/Bant Charm》でライブラリーの深い底へ対処されてしまいう。

 その間も、地上の《硬鎧の群れ/Scute Mob》が森のブロッカーをどけるが、どちらが先にダメージを与えるのか全く不明だ。だが、このままの状態では1ターン差で森は間に合わない。

 再度、森が2枚目の《天界の列柱/Celestial Colonnade》がKiblerを攻め、残り9まで落としこめば、返しにKiblerは《復讐蔦/Vengevine》で森を7まで追い詰める。

 だが、ここでトップデックした森の《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura》が先頭に立ち、Kiblerの攻撃をすべて受け止めると、ダメージレースは逆転し、今度はチャンプブロックを強要する立場にたった。

 森の+4/+4に賛美された《天界の列柱/Celestial Colonnade》に、Kiblerは《天界の列柱/Celestial Colonnade》、《活発な野生林/Stirring Wildwood》とブロッカーとして生け贄に捧げつつ、なんとか《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura》を破壊するが、森はここで、《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》を加え、Kiberはライフ1。

 ここで最後のターンになるかと思われたが、あの《天界の列柱/Celestial Colonnade》には《流刑への道/Path to Exile》を唱え、今度はKiblerの賛美《天界の列柱/Celestial Colonnade》が《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》を破壊した。

 このシーソーゲームでお互いにライフは1点になり、飛行の対処できなくなってしまった森は、最後のカードを引き、40分もかけた長いゲームを片づけた。

森 0-1 Kibler

Game 2
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 シャッフルが終わり、残り時間が10分を切った中始まる第二ゲーム。

 森は初手がキープできずにダブルマリガンしてしまう。

 だが、《貴族の教主/Noble Hierarch》、《極楽鳥/Birds of Paradise》からの《復讐蔦/Vengevine》と、手札差を無視したダメージレースに持ち込もうとする。

 しかし、後手の為に一度はテイクしたKiblerだが、《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》を呼び出し、地上のチャンプブロッカーならば簡単に用意出来てしまう状況を作り出す。

 それでは全く勝ち目の無くなってしまう森は、《失脚/Oust》でブロッカーのトークンを処理し、戦闘を通じてプレインズウォーカーを破壊する。

 さらにKiblerからキャストされる《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》も、《否認/Negate》で時間を稼ぎながらダメージを刻む

 そして《イーオスのレインジャー/Ranger of Eos》を唱え《貴族の教主/Noble Hierarch》追加するガ、メインアタッカーの《復讐蔦/Vengevine》が《流刑への道/Path to Exile(CON)されてしまうと、《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura》が登場してしまってはさすがの森もダブルマリガンでは手数が足りない。

 森も《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》を唱えるが、《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura》の前ではブロッカーを用意することが出来ず、アタックで簡単に処理されてしまい、ここで残り時間が終了。

 追加ターンに入るも、森は引いた土地ばかりのハンドを公開して投了した。

森 0-2 Kibler

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