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Round 6:逢坂 有祐(北海道) vs. 御橋 尭言(東京)

Round 6:逢坂 有祐(北海道) vs. 御橋 尭言(東京)

By Shiro Wakayama

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 ここまで全勝で駆け上がってきている逢坂と御橋の対戦。

 変態系デッキビルダーとしてそこそこに名前が売れているチンネンこと逢坂。緑単ロクソドンから始まり、最近ではプロツアーオースティンでのシステマゼロが記憶に新しいが、今日もまた、ディストリビューターことアーティファクト大盛りのデッキで出場している逢坂。ここ数年逢坂デザインのデッキでしかトーナメントに出ていない逢坂教信者の筆者としては、フューチャーしないわけにはいかない。

 対する御橋は基本セット2010頃から復帰したプレイヤーで、今日は《集団意識/Hive Mind》デッキでここまで駆け上がってきている。

 全勝街道を更に進み続けるのは果たしてどちらだろうか?

Game 1
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 先手は逢坂。《教議会の座席/Seat of the Synod》から《彩色の星/Chromatic Star》、2t目には《弱者の剣/Sword of the Meek》と、既に茶色臭しかしない逢坂。対する御橋は静かに土地を置くのみ。

 3T目には《加工/Fabricate》で《クラーク族の鉄工所/Krark-Clan Ironworks》をサーチ。着々とコンボの準備を進める。

 御橋も逢坂のエンドに《時間の把握/Telling Time》、メインで《留まらぬ発想/Ideas Unbound》、《思案/Ponder》とライブラリーを急激に掘り進めて、勝利への契約準備を着々と進める。

 逢坂は《クラーク族の鉄工所/Krark-Clan Ironworks》をプレイし、淡々とディストリビューターをサクリファイスして6マナを捻り出し、《マイアの保育器/Myr Incubator》を場に着地させる。

 デッキの構造上、対応策が存在しないであろう御橋は《天上の案内者/Ethereal Usher》変成で《集団意識/Hive Mind》をサーチして、《マイアの保育器/Myr Incubator》から出てくるトークンの数が足りないことを祈るが、逢坂は3つのディストリビューターをサクリファイスし、《マイアの保育器/Myr Incubator》を起動。ゼロマージンで場に現れたのは32体のマイアトークン。

 御橋に出来る事は、追放された逢坂のデッキを入念にチェックし、次のゲームへの戦略を練ることくらいだった。

逢坂 1-0 御橋

Game 2
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 先手御橋の《思案/Ponder》から始まるこのゲーム、互いにコンボデッキのため、序盤は静かに始まるかと思いきや、逢坂は1T目に《金属モックス/Chrome Mox》2連打からの《加工/Fabricate》で《クラーク族の鉄工所/Krark-Clan Ironworks》をサーチと、一気にロケットスタートを決め、手札の状況次第では、次のターンにも実質勝負を決める可能性があるビッグアクションを行う。

 だがここで、御橋がプレイしたのは《翻弄する魔道士/Meddling Mage》。当然指定は《マイアの保育器/Myr Incubator》。

 手札に既に《マイアの保育器/Myr Incubator》があった逢坂は、仕方なく《物読み/Thoughtcast》をプレイするが、そこから更に《物読み》、《思案》、《彩色の星/Chromatic Star》サクリファイスから《思案》と、1ターンで実に11枚ライブラリーを掘り進め、7枚のカードをドローして、《翻弄する魔道士/Meddling Mage》への解決策と、更なる勝ち手段を探しにかかる。

 さらに次のターンにも《彩色の星》、《思案》とプレイし、《翻弄する魔道士/Meddling Mage》に辿り着き、《集団意識/Hive Mind》を止めようとするが、《差し戻し/Remand》されてしまい、何も脅威を展開出来ないばかりか、無防備にガードを下げてしまうことになる。

 6マナが揃い、契約終了かと思いきや、何も出来ない御橋。ゲームに大勢は無いだろうが、《翻弄する魔道士/Meddling Mage》でアタックをし、ターンを返す。

 再度プレイされる《翻弄する魔道士》は《否定の契約/Pact of Negation》でシャットダウンする。

 だが、この《否定の契約/Pact of Negation》の遅れてくる支払いによって、御橋もま
たノーガードの状態に陥ってしまう。

 ここで、何か出来れば勝機のある逢坂だったが、結局何も有効牌を引けず、次ターン、満を持しての《集団意識/Hive Mind》から、《タイタンの契約/Pact of the Titan》、《召喚士の契約/Summoner's Pact》×2。

 御橋は大量の契約を逢坂につきつけ、逢坂投了。

逢坂 1-1 御橋

Game 3

 両プレイヤー併せて三度目の《思案/Ponder》で最終戦は幕を開ける。対する御橋も《思案/Ponder》。本当に思慮深い人々である。

 実質のファーストアクションは御橋2T目の《翻弄する魔道士/Meddling Mage》。出来れば着地させたくない逢坂だが、スタックで《知識の渇望/Thirst for Knowledge》をプレイすることしか出来ず、《翻弄する魔道士》は着地。当然ながら《マイアの保育器/Myr Incubator》を指定。

 気づけば逢坂の手札には3枚の《マイアの保育器/Myr Incubator》。ライブラリーを掘る事には長けているデッキだが、如何せんドローがかみ合わない。御橋も同様に有効牌を引き込めず、そんな二人を尻目に申し訳なさそうにクロックを刻み続ける《翻弄する魔道士》。

 だが御橋は逢坂のエンドに《タイタンの契約/Pact of the Titan》をプレイ。場を見渡すが《集団意識/Hive Mind》は無い。というか、あるならエンドにはプレイしない。お互いに何も引けず泥沼化したゲームに決着をつけるために、クロックを用意することにしたのだ。

 急に膨れ上がったクロックにより、逢坂のライフは8となる。

 何とか引き込んだ《物読み》から《思案》と続け、やっとの事で引き込んだ《飛行機械の鋳造所/Thopter Foundry》も無情な《否定の契約/Pact of Negation》。

 ゲーム展開を緻密に計算し、本来とは異なる挙動で御橋が連勝を6に伸ばした。

逢坂 1-2 御橋

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