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Round 7:中村 修平(大阪) vs. Samuel Black(アメリカ)

Round 7:中村 修平(大阪) vs. Samuel Black(アメリカ)

By Masashi Oiso

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 第7ラウンドは、世界を股にかけるプロプレイヤー同士の対戦をお届けする。

 中村 修平(大阪)は日本を代表するプロの1人であり、もう何年も最高のプロレベルを維持している。

 去年の日本選手権優勝者であり、今年の日本選手権を大阪へ誘致した張本人だ。

 Wizards社の公式ウェブサイトの、こちらの記事でご存知の方も多いだろう。

 「世界一周:今週のなかしゅー」

 対するサミュエル ブラック(アメリカ)は、ここ数年で頭角を現してきたプレイヤーだ。

 2008年度の世界選手権では、アメリカ代表として国別対抗戦で優勝している。

 あ、他にはこんなところでも。

http://www.wizards.com/magic/magazine/events.aspx?x=mtgevent/worlds07/vroom

 デッキは中村のバントズー vs. サムのフェアリー。

 メジャーなデッキタイプの戦いであるため、プレイについては両者熟知しているハズ。
 高度な駆け引きに期待したい。

Game 1
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 ダイスに勝ち、サムが先攻。

 両者とも即座にマリガン、6枚の手札は即座にキープ。

 2ターン目《苦花/Bitterblossom》、3ターン目《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren》と動くサムに対し、中村は《神聖なる泉/Hallowed Fountain》にライフを払いながら《梅澤の十手/Umezawa's Jitte》で苦い顔。

 しかし、3ターン目中村の場に《長毛のソクター/Woolly Thoctar》が現れると、一気にプレッシャーが増した。

 サムはフェアリートークンを生み、ジェイスの2番目の能力で1ドロー。
ここで中村の場に対する回答を引けず、サムは《祖先の幻視/Ancestral Vision》を2枚待機するのみ。

 かなり楽になった中村、十手を装備しソクターで攻撃。

 攻撃先をプレイヤーとジェイスで悩んでいたが、サムが「どっちでも一緒だよ」とトークンでブロックした。

 中村は《翻弄する魔道士/Meddling Mage》で《燻し/Smother》を禁止し、場の優位を維持する。

 俄然苦しいサムは、ジェイスの忠誠度を増やし、お互いにドロー。

 ここでサムの手札には《梅澤の十手/Umezawa's Jitte》《謎めいた命令/Cryptic Command》。十手を対消滅させるかと思ったが、マナを立てたままターンを返した。

 中村は2体でジェイスへ攻撃。

 《翻弄する魔道士/Meddling Mage》をフェアリートークンでブロック→《ペンデルヘイヴン/Pendelhaven》起動→十手でトークンに-1/-1というやりとりの後、《謎めいた命令/Cryptic Command》でソクターを戻そうとするが、中村の《バントの魔除け/Bant Charm》がこれを阻む。

 これでジェイスが墓地に落ち、サムの場は《苦花/Bitterblossom》のみ。

 さらに《タルモゴイフ/Tarmogoyf》を追加した中村の前に、サム打つ手無し。

 待機の明けなかった《祖先の幻視/Ancestral Vision》や、手札に腐っていた2枚の《苦花/Bitterblossom》の差が響いた。

中村 1-0 サム

お互いのデッキは仮想敵の範囲内であろうが、細かいカードの構成を意識して慎重にサイドボード。

Game 2
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 再びサムが先攻。

 7枚に《苦花/Bitterblossom》《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren》といるが、他は土地5枚。

 悩ましいが、先攻ならこの手札でマリガンは無いか。

 中村はまたノータイムのマリガンで6枚から。

 中村は1ターン目から慎重に戦場に出す土地を選び、《野生のナカティル/Wild Nacatl》。サムは1ゲーム目と同じく《苦花/Bitterblossom》→《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren》で自分だけドロー。

 ジェイスは《稲妻/Lightning Bolt》で対処した中村だが、3マナを残してアクションを起こせず。

 《死の印/Deathmark》で《野生のナカティル/Wild Nacatl》が退場し、虎の子の《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》へ《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》が刺さって一気にサム有利。

 動きのぎこちない中村、決定打となりうる《光と影の剣/Sword of Light and Shadow》を戦場へ送り出すが、クリーチャーが《貴族の教主/Noble Hierarch》のみで装備のマナも足りない。

 ここでライフは中村13-11。

 すでに飛行クリーチャーが5体生まれており、《変わり谷/Mutavault》を無力化する《血染めの月/Blood Moon》も結局1ターン浪費している。

 剣を装備した《貴族の教主/Noble Hierarch》も《撤廃/Repeal》され、中村投了。

 初手からほとんど土地祭りだったサムだが、ここは最低限のスペルで踏み止まった。

中村 1-1 サム

 サイドボードはお互い変える素振りも無し。

 見えたカードは全て想定の範囲内ということだろう。

Game 3

 ついにズーの中村が先攻、サムが耐え切れるか。

 今度は中村が7枚の初手をキープ、サムはマリガン。

 また土地ばっかりで唯一のスペルが《苦花/Bitterblossom》、仕方なくキープした。

 中村は幸先良く1ターン目《貴族の教主/Noble Hierarch》。
 サムは《湿った墓/Watery Grave》をタップインするのみ。

 ここで、中村は《血染めの月/Blood Moon》をトップデック!
 教主がいるので色の問題も安心である。

 手札に土地ばっかりのサムからすると、クロックの無い展開は多少楽か?

 しかし、土地はあれど沼は無し。
 ですよねー。

 《梅澤の十手/Umezawa's Jitte》くらいしかプレイできないサムをよそに、中村は《マナ漏出/Mana Leak》を警戒しつつ慎重に《タルモゴイフ/Tarmogoyf》、《光と影の剣/Sword of Light and Shadow》と展開していく。

 島1枚で何も出来ない場に《光と影の剣/Sword of Light and Shadow》では勝負にならない。

「デッキに1枚のマナリーク引いて、しかもケアされちゃった」

サムには、心からGood Luckを送りたい。

中村 2-1 サム

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