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Round 10:金 民守(神奈川) vs. 中村 貴稔(富山)

Round 10:金 民守(神奈川) vs. 中村 貴稔(富山)

By Shiro Wakayama

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 1123人という日本では9年ぶりの1000人を超えるビッグトーナメントを9勝0敗という圧倒的な成績で駆け抜けた二人。

 Zooを徹底的に意識した"ドラン"デッキを駆る金。初日には複数回ZOOとマッチアップしもちろん全勝。

 対する中村は金の仮想的であるZOOを選択し、ここまで来ている。

 互いにbye1スタートから、きっちり16回のゲームに勝利してここまで勝ち残ってきた。
 相性差を覆し、中村が金星を挙げるのか、下馬評通りに金が中村を圧殺するのか。

 2桁連勝に手をかけるのはどちらだ?

Game 1
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 先手中村。お互いにマリガンなしでスタート。

 ファーストアクションは金のフェッチ起動からの《貴族の教主/Noble Hierarch》。対する中村も2T目にフェッチ起動からの《タルモゴイフ/Tarmogoyf》。墓地には土地しかなく、《稲妻/Lightning Bolt》の餌食になりかねないが、相手はドラン。二日目全勝同士ともなれば、お互いのアーキタイプ程度は知っているからこそのアクションだ。

 金は《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》をプレイして、土地をタップイン。いたずらにライフを削らずに、がっぷり四つで戦う姿勢を見せる。

 中村の3T目。フェッチを起動して《寺院の庭/Temple Garden》をアンタップインする。
 「...《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》か」

 だが、中村のアクションは《バントの魔除け/Bant Charm》で対象は《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》。中村も中村で、ライフを守るためにクロックを丁寧に潰すプランを選択する。

 対する金は《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》から当然《梅澤の十手/Umezawa's Jitte》をサーチ。

 さらに《貴族の教主/Noble Hierarch》を追加してアタック。ギルドランドとフェッチランドからのダメージを受けている中村のライフは早くも12まで落ち込んでしまう。

 金の手札にある《梅澤の十手/Umezawa's Jitte》を警戒してか、このターンはマナをたたせてエンド。予定調和的に《梅澤の十手/Umezawa's Jitte》を背負った《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》は、《バントの魔除け/Bant Charm》で《梅澤の十手》を退場させて、シーソーが金に傾く事を防ごうとする...が、金は更なる脅威として《タルモゴイフ/Tarmogoyf》を場に追加する。

 しかし中村も負けじと《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》を盤面に追加し、《タルモゴイフ/Tarmogoyf》には《流刑への道/Path to Exile》とするが、金はこの《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》に即刻《流刑への道/Path to Exile》。盤面自体はイーブンのまま消耗戦が続く。

 だが、《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》が2体の賛美を受けながら攻撃。賛美によってこつこつと積み重ねたダメージによって中村のライフは5まで落ち込んでしまっている。さらに、中村が次のターン追加した《タルモゴイフ/Tarmogoyf》にも《化膿/Putrefy》が突き刺さり、挽回することが出来ない中村。

 2T連続で《貴族の教主/Noble Hierarch》をひき、なんとかブロックして延命する中村だが、3体目の《タルモゴイフ/Tarmogoyf》、そして《悪斬の天使/Baneslayer Angel》と、やりすぎ感漂う圧倒的な山の上を金が見せ付けると、中村は苦笑いしながらカードを片付けた。

金 1-0 中村

Game 2
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 何とか最終戦まで持っていきたい中村だが、初手を見て苦い顔。仕方が無くマリガンを宣言。

 金は《死の印/Deathmark》×2、《流刑への道/Path to Exile》、《タルモゴイフ/Tarmogoyf》、土地3というハンドをキープ。

 ZOOよりも少し重い構成になっているだろう金にとっては、ゆっくりしたゲーム展開を期待できるまたとないハンドである。

 中村、ワンマリガン後ため息をつくが、キープ。2T目の《タルモゴイフ/Tarmogoyf》からゲームが始まる。
後手の金も《タルモゴイフ/Tarmogoyf》を鏡打ち。だが、この《タルモゴイフ/Tarmogoyf》には、墓地が土地しか無いため、《稲妻/Lightning Bolt》が突き刺さってしまう。

 《タルモゴイフ/Tarmogoyf》のアタックで金のライフを13まで落とし込む中村だが、後続を展開出来ないばかりか、土地が止まってしまって万事休す。

 金は落ち着いて《タルモゴイフ/Tarmogoyf》を《死の印/Deathmark》で葬り去り、後続の《タルモゴイフ/Tarmogoyf》もさらに除去した上で、悠々と2枚目の《タルモゴイフ/Tarmogoyf》をプレイし、《梅澤の十手/Umezawa's Jitte》を追加。

 《長毛のソクター/Woolly Thoctar》をブロッカーとして用意し、金が後続を引けていない事を祈る中村だったが、《長毛のソクター/Woolly Thoctar》には《流刑への道/Path to Exile》。更なる追加の《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》にも山の上から《流刑への道/Path to Exile》。

 相性以前の圧倒的豪運で、金が連勝を2桁に伸ばした。

金 2-0 中村

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