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Round 12:浅原 晃(神奈川) vs. 小室 修(東京)

Round 12:浅原 晃(神奈川) vs. 小室 修(東京)

By Daisuke Kawasaki

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浅原 「HAHAHA、まさかこんな所でシュウとあたるなんてね!こりゃ、事実上の決勝戦じゃないか、ボーイ!」

小室 「おいおい、それはいいすぎだぜ、アキラ」

 というやりとりが実際にあったかどうかはわからないが、マナバーン2010で浅原が担当した「こんなデッキは紙の束だ」でのコンビとしてもおなじみのふたり。というか、浅原の記事に小室が登場する比率は、八十岡を超えて、もっとも多いと言っていい。

 それにどんな理由があるのかは、筆者にはわからないが、それはそれとして、DDTを使用する浅原と、逢坂 有祐の新作「クラブゼロ」を使用する小室のマッチをお届けしよう。

Game 1
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 先手の小室が、《教議会の座席/Seat of the Synod》セットから1ターン目に《思案/Ponder》。対する浅原は、《島/Island》セットから《金属モックス/Chrome Mox》でマナを増やし《闇の腹心/Dark Confidant》。

 2ターン目の小室のアクションは、《発展のタリスマン/Talisman of Progress》キャストして、《彩色の星/Chromatic Star》をキャストするという非常にディストリビュートされた流れ。

 浅原は、《闇の腹心/Dark Confidant》で《思考囲い/Thoughtseize》を手に入れ、自身のターンにそれをキャスト。《発展のタリスマン/Talisman of Progress》×2に《加工/Fabricate》、そして土地という内容から、《加工/Fabricate》をディスカードさせる。

 だが、次のターンの小室のプレイは、《クラーク族の鉄工所/Krark-Clan Ironworks》。どうやら、山札からゼロマージンで手に入れた様子。

 浅原は《闇の腹心/Dark Confidant》でのビートを重ねつつ、《知識の渇望/Thirst for Knowledge》で手札の整理を重ねる。一方の小室も、《思考囲い/Thoughtseize》で手札になにも残っていないことがばれているため、山札のトップに賭けるしかない。

 浅原は2回目の《知識の渇望/Thirst for Knowledge》で《弱者の剣/Sword of the Meek》をディスカードし、コンボの準備完了。一方の小室も、《物読み/Thoughtcast》でカードを引き込み、《飛行機械の鋳造所/Thopter Foundry》を場に送り込む。

 だが、これは《呪文嵌め/Spell Snare》。そして、浅原は《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》をキャストし、小室のライブラリートップを確認し続け、小室の選択肢を恒久的に減らしていく。

 浅原は《飛行機械の鋳造所/Thopter Foundry》まで用意し、必勝の体勢。だが、2回目の《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》起動で見えた小室の山札の上が《思案/Ponder》。

 選択肢を与えないようにしたい浅原はこの《思案/Ponder》を山札の下へと送り込むのだが、しかし、それによって小室が得たライブラリートップは、なんと《知識の渇望/Thirst for Knowledge》。なんという豪運。

 しかも、《知識の渇望/Thirst for Knowledge》で引いてきたカードが《加工/Fabricate》と《マイアの保育器/Myr Incubator》なのだ。小室は《加工/Fabricate》で《飛行機械の鋳造所/Thopter Foundry》をサーチし、浅原の行動を伺う。

 浅原はこれを《呪文嵌め/Spell Snare》でカウンター。そこで小室は満を辞して《マイアの保育器/Myr Incubator》をキャストする。

 しかし、浅原は《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》を持っていたのだ。

 《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》に十分な忠誠カウンターが乗り、その上で《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》でトークンの動きを制限されている事で、小室はこのマッチを投了するしかなかった。

浅原 1-0 小室

Game 2

 先手の小室が《思案/Ponder》を撃った返しで、浅原も《強迫/Duress》をキャスト。

 ここでの小室の手札は《弱者の剣/Sword of the Meek》《乱動への突入/Into the Roil》《発展のタリスマン/Talisman of Progress》《思案/Ponder》で、浅原は《思案/Ponder》をディスカードさせる。続くターンに小室は《発展のタリスマン/Talisman of Progress》を、そして、浅原は《闇の腹心/Dark Confidant》をキャストする。

 浅原はさらに《思考囲い/Thoughtseize》で《物読み/Thoughtcast》を捨てさせる。小室は、《乱動への突入/Into the Roil》で《闇の腹心/Dark Confidant》を手札に戻す。

 浅原は、さらに《思考囲い/Thoughtseize》。小室は「きっついなぁ」といいながら、《知識の渇望/Thirst for Knowledge》を対応してキャストするが、《交錯の混乱/Muddle the Mixture》でカウンターされる。そして手札から《物読み/Thoughtcast》をディスカードさせられると、小室の手札は《マイアの保育器/Myr Incubator》と《弱者の剣/Sword of the Meek》のみとなる。

 だが、ここで小室が山札から引いてきたのが《クラーク族の鉄工所/Krark-Clan Ironworks》!

 しかも、このターンに浅原は《知識の渇望/Thirst for Knowledge》をキャストし、そしてターンを返すのみ。小室は、まず、自身のターンに《マイアの保育器/Myr Incubator》をキャストする。そして、浅原のターンエンドに「まぁ、やるしかないよね」と《島/Island》をのぞくすべてのアーティファクトをディストリビュートしてマナをゲインすると、山札からアーティファクト土地を含む大量のアーティファクトを追放して、20体を超えるトークンをゼロマージンで手に入れた。

 そして、浅原に、このトークンに対処する術は残っていなかった。

浅原 1-1 小室

Game 3
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 先手の浅原は、1ターン目の《思考囲い/Thoughtseize》でマリガンした小室の手札を丸裸にする。

 《教議会の座席/Seat of the Synod》《古えの居住地/Ancient Den》《加工/Fabricate》《金属モックス/Chrome Mox》《マイアの保育器/Myr Incubator》《呪文嵌め/Spell Snare》という手札から、《呪文嵌め/Spell Snare》をディスカードさせ、ターンを終了する。

 小室は《思案/Ponder》をドローして、即起動。だが、浅原の2ターン目のアクションは《闇の腹心/Dark Confidant》。小室も《発展のタリスマン/Talisman of Progress》でマナを広げるのだが、これによって貧富にさらに差ができてしまう。

 そして、浅原は3ターン目に2体目の《闇の腹心/Dark Confidant》をキャストする。正直アドバンテージ差をさらに広げたとしても、これではライフのノルマがきつくて敗北してしまうのは火を見るよりもあきらか。クロックの追加を優先したアクションである。

 だが、小室が《加工/Fabricate》で《クラーク族の鉄工所/Krark-Clan Ironworks》をサーチした次のターン、《闇の腹心/Dark Confidant》でめくれたのは、《闇の腹心/Dark Confidant》《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》という非常に大きいもの。

 とりあえず、《闇の腹心/Dark Confidant》2体で攻撃した所で浅原は長考する。結局、《知識の渇望/Thirst for Knowledge》をキャストして、ターン終了。

 返しで、小室は、まず、4マナで《クラーク族の鉄工所/Krark-Clan Ironworks》をキャストする。この時点でおきているマナは1マナ。つまり、5枚分のマナ発生源があるのだが、今度はそのすべてがアーティファクトマナソースなのだ。

 小室は長考の末に、まず、アーティファクトを3枚サクリファイスして、《マイアの保育器/Myr Incubator》をキャストする。そしてアンタップ状態の《教議会の座席/Seat of the Synod》をタップして{U}と{2}を確保して《知識の渇望/Thirst for Knowledge》をキャスト、さいごに《金属モックス/Chrome Mox》を刻印無しでだし、無色6マナを確保する準備を万端にさせて、ターンを終えた。

 ここで、さらに《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》がめくれる浅原。一気にライフが6まで落ち込んでしまう。だが、浅原も《飛行機械の鋳造所/Thopter Foundry》をキャストし、コンボがほぼ完成する。

 そして、《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》をX=0でキャスト。

 小室はここで時間切れになったため、《マイアの保育器/Myr Incubator》を起動してはみるものの、トークンは、一掃され、唯一の希望であったボブ死(《闇の腹心/Dark Confidant》の能力で死ぬ事)も、《アカデミーの廃墟/Academy Ruins》で回避され、土地を片付けることしかできなかった。

浅原 2-1 小室

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