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Round 14:角岡 利幸(東京) vs. 白石 知己(群馬)

Round 14:角岡 利幸(東京) vs. 白石 知己(群馬)

by Yohei Tomizawa

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 角岡は立川にあるファミコンくん2号店にてマジックに勤しんでいる。レベルジャッジである薮田 純一を中心に活動する、所謂立川勢と呼ばれるグループの一員だ。初プロツアーとなるサンディエゴでは初日落ちとなってしまったが、今回のグランプリはギリギリトップ8を狙える位置にいる。

 角岡のデックはNLJ(ネクストレベルジェイス)と呼ばれる赤青のコントロールデック。《血染めの月/Blood Moon》で《踏み鳴らされる地/Stomping Ground》を代表するショックランドを封じ、ミラディンブロックの強力なアーティファクトでコントロールしていく。《知識の渇望/Thirst for Knowledge》、《粗石の魔道士/Trinket Mage》、デック名の《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》とアドバンテージ獲得手段も豊富にある。

 対するは2009年の日本選手権トップ8で知られる白石 知己。世界の最先端といわれる群馬県Booksながしまで仲間たちと練習を重ねている。
 プロツアーサンディエゴに続くサンファンへの出場権利も獲得しており、飛躍が期待される。
 今回も最先端のデックを...といいたいところだが、ドレッジとのこと。

 だが、そこは群馬。きっと一般プレイヤーが思いもつかないカードが投入されているに違いない。

 地元のショップの看板を背負って戦う二人の若者、その試合を追った。

Game 1
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 先手白石はマリガンながら、《面晶体のカニ/Hedron Crab》が《恐血鬼/Bloodghast》を墓地に送り込む。セットされたのが《沸騰する小湖/Scalding Tarn》だったため、さらに上陸し《エメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeria》を墓地へ。この過程で《恐血鬼/Bloodghast》が場に戻っている。

 角岡は淡々とセットランドを続ける。

 一方の白石は再三ライブラリーを削り、9枚落としたが、発掘カードへはたどり着いていない。
 《留まらぬ発想/Ideas Unbound》で手札の《ゴルガリの墓トロール/Golgari Grave-Troll》を墓地へと送り込みたい所だが、それは《呪文嵌め/Spell Snare》が阻む。

 角岡がキャストした《血染めの月/Blood Moon》で動きを封じられると《恐血鬼/Bloodghast》、《ナルコメーバ/Narcomoeba》で殴りきるしかない。淡々と3点のクロックが刻まれ、ライフは角岡9-19白石。

 角岡は《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》で白石の手札に脅威がないことを確認すると、《ヴィダルケンの枷/Vedalken Shackles》ですぐさま《面晶体のカニ/Hedron Crab》を奪う。更に《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》をX=2でキャストし即起動。《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》が淡々とクロックを刻みだす。

 《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》を+2の能力で白石のライブラリートップをチェックする。

 これ以降有効なドローが出来ないと分かり、白石は投了。

角岡 1-0 白石

Game 2

 後手角岡は土地1枚では流石にキープ出来ず、マリガン。

 ペイ2から《面晶体のカニ/Hedron Crab》、そして《霧深い雨林/Misty Rainforest》がライブラリーを彫り続ける。《不可思の一瞥/Glimpse the Unthinkable》と合わせ《恐血鬼/Bloodghast》×2、《ナルコメーバ/Narcomoeba》、《ゴルガリの墓トロール/Golgari Grave-Troll》、《臭い草のインプ/Stinkweed Imp》、《黄泉からの橋/Bridge from Below》2、《エメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeria》、《ダクムーアの回収場/Dakmor Salvage》が墓地に置かれる。とてもよい回りの見えるが、ドレッジし過ぎではないだろうか。

 角岡は《トーモッドの墓所/Tormod's Crypt》をキャストし、溜りにたまった墓地を空に。

 《沸騰する小湖/Scalding Tarn》で再び墓地を肥やし始めるが、《留まらぬ発想/Ideas Unbound》は《呪文嵌め/Spell Snare》。《ナルコメーバ/Narcomoeba》に続き、《溺れたルサルカ/Drowned Rusalka》をキャスト。

 角岡は《血染めの月/Blood Moon》をキャストし、白石の動きに大幅に制限をかける。

 唯一の《島/Island》から《溺れたルサルカ/Drowned Rusalka》の能力を起動し、《臭い草のインプ/Stinkweed Imp》を捨て、発掘。更なる《臭い草のインプ/Stinkweed Imp》に《エメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeria》が墓地に置かれる。
 その《臭い草のインプ/Stinkweed Imp》を発掘してみると、《戦慄の復活/Dread Return》姿が!!

 フルタップの角岡に青指定で《エメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeria》が登場、角岡の動きを封じた。

角岡 1-1 白石

Game 3
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 白石は《溺れたルサルカ/Drowned Rusalka》から《不可思の一瞥/Glimpse the Unthinkable》とロケットスタート。ここで墓地に落ちたのは

《恐血鬼/Bloodghast》×2、《ナルコメーバ/Narcomoeba》、《暗黒破/Darkblast》、《エメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeria》、《黄泉からの橋/Bridge from Below》×2

 手札に《臭い草のインプ/Stinkweed Imp》もあり、《トーモッドの墓所/Tormod's Crypt》を打たれても平気との読みだろう。

 予定調和に角岡は《トーモッドの墓所/Tormod's Crypt》で墓地を掃除し、《火山の流弾/Volcanic Fallout》で場をも一掃した。

 こうなってしまうとNLJの独壇場。《知識の渇望/Thirst for Knowledge》で手札を補充、《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》で手札を丸裸にする。

 デックのダイナモ《求道者テゼレット/Tezzeret the Seeker》をキャストし、ブロッカーとなっている《臭い草のインプ/Stinkweed Imp》へ向けて《上天の呪文爆弾/AEther Spellbomb》を起動する。

 この1マナアーティファクトを《アカデミーの廃墟/Academy Ruins》で回し続け、3点のダメージクロックをかける。

 そのまま《火山の流弾/Volcanic Fallout》でフィニッシュとなった。

角岡 2-1 白石

角岡、Win

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