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イベントカバレージ

決勝戦:黒田 正城(大阪) vs. 森 勝洋(大阪)

決勝戦:黒田 正城(大阪) vs. 森 勝洋(大阪)

By Daisuke Kawasaki

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 デュエルをすることと、物語を紡ぐことは同じだ。

 人と人の意志のぶつかりあいが、物語を紡ぐのならば、デュエルも、きっとそうだ。なぜなら、テーブルに向かい合っているふたりのデュエリストには、それぞれにそれぞれの物語があり、そして、その物語を背負って、そして、その物語の一部として、ひとつひとつのマッチを戦うからだ。

 だから、すべての対戦は等価であり、勝者にも、敗者にも物語がある。

 とはいえ、決勝戦は別格としかいえない。その大会という物語の総決算である決勝戦に特別の価値を見いださなければ、それまでの物語のすべての価値を否定してしまうからだ。だから、決勝戦は尊いし、だから、マジックで勝利することには強い意味がある。

 それらの物語を、伝える手伝いをするために、テーブルに座っている三人目であるカバレージライターにも、物語はある。それは、テーブルに座っている人間を媒介にしたものであるけれども、その、テーブルで行われているデュエルから受け取った物語というものは、ありがたいことに僕の中にも蓄積されていく。

 すべてのテーブルに物語はあるけれども、決勝戦は別格だ。

 今回、1122人という、近年では稀に見る人数で行われたこのグランプリ・横浜。この大人数で行われた大会の中で、決勝戦を戦う、たったふたりのプレイヤーの決勝戦を、そして、そこで勝利したカバレージを、僕は書いたことがある。

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 デュエルをすることと、物語を紡ぐことは同じだ。この僕が使い古したフレーズを最初に使ったのは、2005年の日本選手権の、黒田 正城と、小室 修のマッチアップだった。

 そして、その年のFinals。僕は、改めて黒田のカバレージを書いた。決勝戦で、中村 修平と戦って、そして優勝した時だ。黒田が、Finalsのエクステンデッドで、《稲妻の天使/Lightning Angel》が入ったデックを使い、そして、そのデッキを使った理由として、「天使が使いたいからやね」と答えた、その年のFinalsだ。

 その時、黒田は、勝利した理由を「バイオリズムが良かったからだね、嫁が、はまってるのよ、バイオリズム」と答えた。そのことは、僕は記事に書かなかったけど、いつか黒田のバイオリズムの話がその後につながるかもしれないと思って、僕の中には蓄積された。そんな僕の話は置いておいて、黒田が、天使が好きだという情報は、きっと、僕の記事を読んだ人の中には蓄積されたと信じたい。でも、バイオリズムの話は、正直何を言ってるんだという気持ちが無かったわけでもない。

 そして、2年後に、黒田がFinalsにでた時に、黒田は「天使とドラゴンを使いたいからね」と言っていた。僕は、天使じゃなかったの?とは思ったけれども、その後も黒田は天使とドラゴンをことある度に、使っていた。

 決勝戦がはじまる時に、決勝の席に、カバレージを取るために座った僕を見て、黒田はこういった。

黒田 「えぇ、せっかくJoshなのに、よっしー(吉川)じゃないの?」

 黒田が、日本人初のプロツアーチャンピオンになったプロツアー・神戸。その時の黒田の優勝の様子を観戦記事として執筆したのが、英語版ではJosh Bennettであり、日本語版では吉川 祐輔だった。プロプレイヤーはジンクスを大事にするので、そういうのもわかるけど、だったら、天使を使って優勝した時に記事を書いたのは僕だったじゃないかと黒田に言いたくもなったが、僕は所詮傍観者なのでそういうことをいわない。優勝したのは黒田の実力で、僕はその物語を語り継ぐ手伝いをしただけなのだ。

 そういえば、黒田がプロツアー・神戸で使っていたデックのサイドボードにもドラゴン(《炉のドラゴン/Furnace Dragon》)が入っていたなぁとか思わなくも無いが、そんなことより、黒田が、グランプリが始まる直前に行われたクイックインタビューで言っていた言葉の方が頭に残っていた。

黒田 「エクステンデッドを象徴する1枚?選びきれないけど、今、言われて頭から離れないのはゴリラ(《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》)やね」

 黒田が、今日使っているデッキは、天使(《絶望の天使/Angel of Despair》《白金の天使/Platinum Angel》)と、ドラゴン(《ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite》)と、そして、ゴリラ(《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》)が山ほど入ったデック、《超起源/Hypergenesis》だ。

 Round 8で取ったカバレージでは、黒田は驚くほど天使と、そしてゴリラを引いていた。そして、マッチが終わった後に、黒田はこういった。

黒田 「今日は、驚くほどゴリラが手にすいついてくるんよ」

 それは、バイオリズムと同じように思い込みだろうとも思う。

 けれども、その思い込みが、黒田の物語を紡いでいき、そして黒田が紡いだその思い込みからはじまった物語が、他の人の物語に影響を与えていく。

 だから、すべてのテーブルに物語がうまれるのだ。

 ここで黒田が勝利したら、黒田はゴリラの人として語り継がれていくことになってしまうわけで、それはどうなのだろうなんてふざけたことを考えていたら、黒田はもっとふざけたことを言ってきた。

黒田 「っていうか、モリカツとオレのマッチなんだったら、森田よんでこい、森田に記事書かせろ」

 よっぽど、僕に書かれたくないのだろう。

 黒田と森 勝洋は、PS2というチームで、日本人で唯一のマスターズをはじめ、タイトルを獲得しており、その時のチームの3人目が森田 雅彦だった。

 こんな風に黒田にまつわる物語を書き続けていったらゲームは始まらない。

 冗談のようなことをずっと言っていた黒田は、ダイスを振って、初手を取った瞬間、嘘のように真剣な表情に変わった。

Game 1

 黒田の初手は、土地が3枚と《テラストドン/Terastodon》が2枚、《アクローマの記念碑/Akroma's Memorial》。そして、ゴリラ、こと、《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》。

 この手札をキープした黒田だったが、森は1ターン目に《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》セットから《思考囲い/Thoughtseize》をキャストする。

 森は、黒田からゴリラを奪う。だが、続く黒田のドローは、またもゴリラ。この二日間、黒田の手札には、本当に《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》が吸い付いてきている。

 2ターン目に森が《飛行機械の鋳造所/Thopter Foundry》をキャスト。対して黒田は2ターン目までに続唱呪文を引けない。一方の森は、3ターン目に《弱者の剣/Sword of the Meek》をキャストし、コンボを完成させる。

 3ターン目。黒田は手札に土地と《ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite》を増やしたのみ。森は、黒田のターンエンドに、2/3となったトークンを生み出し、そしてターンを終了する。「そのデッキ、怖いなぁ」といいながら、慎重にプランを練る。

 森の4ターン目、アタックした後に、珍しいくらいの長考から、《トレイリア西部/Tolaria West》を変成。《幽霊街/Ghost Quarter》をサーチし、セットしてターンエンド。このエンドに黒田は2枚ある貯蓄ランドのうち、《石灰の池/Calciform Pools》にカウンターを溜める。それに対応して、森はこの《石灰の池/Calciform Pools》を《幽霊街/Ghost Quarter》で破壊する。黒田は《森/Forest》をサーチ。

 この森の《幽霊街/Ghost Quarter》サーチには、疑問もあるかもしれない。森はこのプレイをこう解説する。

 「とりあえず、白・青マナを防いで、続唱をもった呪文を撃たれる可能性を下げようと思ったんだよね」

 この理屈が正しいかはわからないが、黒田がサーチをしている時に見た、山札の上から2枚目は、続唱を持った呪文だった。

 土地をサーチして、山札を切り直した黒田はなおも土地を引くのみ。4枚目の土地をおき、ターンエンド。一方の森も4枚目の土地をおき、マナを残してターンを終える。

 ここで、黒田のトップは《忘却の輪/Oblivion Ring》。この《忘却の輪/Oblivion Ring》で《飛行機械の鋳造所/Thopter Foundry》を追放するが、対応しての森の《弱者の剣/Sword of the Meek》サクリファイスで、トークンは一気に5体へと増える。そして、《飛行機械の鋳造所/Thopter Foundry》自身は、おとなしく《忘却の輪/Oblivion Ring》に封印される。

 この5体のトークンが6点のダメージを黒田に与えて、ライフレースは、黒田が10に対して、森が23。ターンエンドに《菌類の到達地/Fungal Reaches》に3つ目のカウンターを載せるためにタップした《禁忌の果樹園/Forbidden Orchard》が、森に7体目のトークンを与える。

 森は、《思考囲い/Thoughtseize》をキャスト。そして、これに対応して黒田は《菌類の到達地/Fungal Reaches》のカウンターを全部使い、森に2体目のトークンを与え、《ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite》をキャストする。その能力で森のトークンは、2体となり、そして、《思考囲い/Thoughtseize》が黒田の手札から《テラストドン/Terastodon》を奪う。

 森は、改めて、2枚目の《飛行機械の鋳造所/Thopter Foundry》をキャストする。

 ここまで、続唱をまったく引かない黒田。そして、トップは、その続唱先である《超起源/Hypergenesis》。小考の末に、これを待機するが、しかし、何かしらの仕掛けが無ければ、この待機が終わるまで黒田のライフがもつことはない。

 続くターンに、ライブラリーからカードを引くと、黒田は深くため息をついて、カードを片付けた。

森 1-0 黒田

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 森の決勝戦をはじめて書いたのは、2006年の日本選手権の決勝だった。

 もちろん、その時点で、2005年にこの横浜で森は世界王者になっていたわけで、すでに圧倒的なプレイヤーだったのは間違いないのだが、この日本選手権の決勝での森は、本当にすごかった。

 鍛冶 友浩の構築したストラクチャー&フォースというデックを使い、決勝で山本 昇平と戦った森は、1・2ゲームを圧倒的に勝利した。問題は、Game 3。完全に土地が事故っていた森 勝洋だったが、山本に除去をちらつかせ、攻撃をためらわせて、ターンを稼ぎ、そしてマッチに勝利した。

 天才という言葉の定義は難しいが、その人でなければ勝てないデュエルを勝利できるのならば、それは天才と呼ぶのにふさわしいだろう。

 そして、森 勝洋は間違いなく天才だった。

 同じ年のFinalsで、渡辺 雄也との決勝戦で、やっぱり森でなければ勝てないマッチを勝利した時、改めて森は天才だと感じた。

 2007年のプロツアー・横浜でサスペンドされ、しばらくマジックを離れていた森は、一時期の天才性を失っていたように思う。プロツアー・サンディエゴで、Gabriel Nassif相手に《エメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeria》で「黒」と宣言させた時には、一時期の天才性の片鱗は残っていたが、でも、最高の時の「モリカツ」では無かったし、それを寂しくは思った。

 少なくとも、2007年のプロツアー・横浜の前に、何ヶ月も中島 主税の家で、津村 健志とともに練習を飽きることなく繰り返していた、あの練習量が無ければ、本当の天才でも、天才としてマジックをすることはできない。

 森が、構築の大会に参加すると決まって言う言葉がある。

 「このデッキ、オレにあってるよね」

 森にあっていないデックがあったかどうかはわからないが、たとえばプロツアー・横浜で使用していたベイビー・スターは、驚くほど調整を詰んでいたデックだったので、それだけまわしていれば森にあっていないデックになることはないだろう。

 今大会でも森は、こう言っていた。

 「このデッキ、オレにあってるよね」

 森が今回使用しているデックは、DDT。森にあっていないデックだとは思わないが、森にあっていないデックも思いつかない。とにかく、そのデックを森がどれだけ信用しているかという話だろう。

 森は、天才だが、本人が言うように、センスだけで練習も思い入れも無く勝てるとは決して思わない。

Game 2

 土地が3枚に、《超起源/Hypergenesis》《暴力的な突発/Violent Outburst》《ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite》《強迫的な研究/Compulsive Research》という手札をキープした黒田に対して、森は、マリガン。

 森の6枚の手札は、《暗黒の深部/Dark Depths》含む3枚の土地に《闇の腹心/Dark Confidant》と《知識の渇望/Thirst for Knowledge》2枚というもの。これを見て森は長考し、そのうえでキープする。

 黒田は、《宝石鉱山/Gemstone Mine》をセット。森は引いてきた《トレイリア西部/Tolaria West》をセットする。続くターンの黒田のドローは《暴力的な突発/Violent Outburst》で、Game 1が嘘のように続唱を引いている。

 2枚目の続唱に意味があるかと言えば、森が2ターン目に打ってきたように、《思考囲い/Thoughtseize》を打たれた時に、大きな意味を持つ。手札を見て、森はつらそうに《強迫的な研究/Compulsive Research》をディスカードさせる。

 互いに土地を並べあうが、その間に、黒田はさらに《絶望の天使/Angel of Despair》をドローする。黒田が4枚目の土地をセットしたターンエンドに森は《知識の渇望/Thirst for Knowledge》をキャストする。これに対して黒田は《暴力的な突発/Violent Outburst》をキャスト。

 続唱によって、《超起源/Hypergenesis》がキャストされ、スーパージェネシスタイムに突入。まず、黒田は《ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite》を場に出し、森は《暗黒の深部/Dark Depths》を出す。そして、《絶望の天使/Angel of Despair》が出され、森は《島/Island》と《闇の腹心/Dark Confidant》を並べる。

 《ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite》が《闇の腹心/Dark Confidant》を除去し、《絶望の天使/Angel of Despair》が森の《沈んだ廃墟/Sunken Ruins》を破壊する。黒マナ発生源が《沼/Swamp》しか無いため、これで森は現状では{B}{B}を用意できない。

 だが、《知識の渇望/Thirst for Knowledge》で《金属モックス/Chrome Mox》をディスカードした森の自身のターンのアクションは、《トレイリア西部/Tolaria West》変成からの《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》サーチ、そしてそのセットによって黒マナを確保しての《吸血鬼の呪詛術士/Vampire Hexmage》召喚だった。

 ゴリラこそいないものの、天使とドラゴンの並び立った黒田。だが、その目前に氷河期に封印された邪神がよみがえる。

 この破壊されない20/20の攻撃を防ぐために、まずは《ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite》が犠牲となる。黒田は対応できるカード、できれば《造物の学者、ヴェンセール/Venser, Shaper Savant》を期待して、力強くドローするが、それは《テラストドン/Terastodon》。

 今度は天使が邪神の犠牲となる。

 そのターンの終わりに、黒田は、2枚目の《暴力的な突発/Violent Outburst》をキャストする。対応して《知識の渇望/Thirst for Knowledge》をキャストする森。そして、ものすごい大量のカードがめくられた上で、《超起源/Hypergenesis》。

 黒田は、まず《石灰の池/Calciform Pools》を出し、森はいったん、パスをする。今度は《テラストドン/Terastodon》。ここで、またも森はパス。

 黒田は、自身の土地を3枚破壊し、3体の3/3トークンを生み出す。

 だが、森の手札には《残響する真実/Echoing Truth》が。

黒田 「もってたかぁ」

森 2-0 黒田

 津村 健志は、大学受験のために、しばらくプレミアイベントから離れていたので、この横浜は、津村にとって、久々のプレミアイベントとなった。

 そして、その久々のプレミアイベントを前に、津村と森は、ホテルの床で延々とデュエルを続けていた。互いに「いや、久々にやると、ホント(この相手とのデュエルは)楽しいよね」といいながら延々とデュエルを続けていた。

 津村にアドバイスを求め、信頼できるデッキの形が完成し、そして津村が眠ると、今度は森は、ずうっとひとりでデッキを、何時間も回し続けていた。寝る間も惜しんでひとり回しを延々とやり続けるなんて、余程マジックが好きじゃないとやれることではない。

 31歳の誕生日の前日に、天使とドラゴンとゴリラを使って、「ゴリラとドラゴンの両方のクリーチャータイプを持ったクリーチャー出てこないかなぁ」なんて、余程、天使とドラゴンが、そして、それらを使えるマジックが大好きじゃないと、いえることじゃない。

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 そんな彼らの情熱が、彼らを決勝戦に導いたのだし、決勝戦をすばらしいデュエルにした。結果、黒田が続唱を引かなかっただけだったり、森が《トレイリア西部/Tolaria West》や《残響する真実/Echoing Truth》を持っていただけのゲームだったかもしれないけれども、フィーチャリングエリアで観戦していたプレイヤーたちは、みな、口々に「最高の決勝だったね」と言った。

 それは、その結論にいたるまでの彼らの緻密なプレイというテーブルの上の物語に満足したからだし、黒田 正城と森 勝洋というビッグネーム同士の対決という、テーブルの外の物語に満足したからだ。少なくとも、マジックから、素晴らしい物語を読み取れる人間は、みんな、マジックが好きだし、この決勝の卓につくのに十分なだけのマジック愛を持っている。

 そんなマジックを愛する人間が1122人も、いや、パブリックイベントも含めればそれ以上の人間が集まったこのグランプリ・横浜では、いくつもの素晴らしい物語がうまれた。

 森にFinalsの決勝で負けた渡辺 雄也は、その後PoYになる程の素晴らしいプレイヤーに成長したが、そんな渡辺が自分の後に続くと考えている佐々木 優太のプロツアーへの道を自ら閉ざさなければならないというやるせない物語もあった。

 グランプリ・北九州で優勝した石井 泰介と、チーム戦でのチームメイトであり、それを超えて長いつきあいの本波 友行は、石井についで、自身初のトップ8入賞を決め、涙を流し、そしてその後に「SUKEさん(石井)が優勝したんだから、ちょっと期待しちゃいますよね」と、期待を胸に準々決勝へと向かった。

 プロツアー・サンディエゴで日本人唯一のトップ8入賞を果たし、グランプリ本戦も7連勝と好調だったにも関わらず、その後2連敗した井川 良彦は、「まだまだ、マジック下手すぎました。もっとうまくなりたいですね」と晴れやかな顔で語った。

 これらは、本当に一部の例でしかない。同じような物語が、会場中で紡がれていた。1122人いれば、1122通りの、いや、マジックが、人と人とで対戦するゲームである以上、1122人が関わった人数倍の物語が紡がれる。

 人と人のつながりが、マジックをもっと最高のゲームにする。6月の5日・6日に開催されるグランプリ・仙台でも、より多くのマジックを愛する人たちが集まり、そしてマジックをもっともっと自分にとって最高の物にして欲しいと、優勝した森と、自分に言い聞かせる黒田と、森の優勝を悔しがる津村を見ると、心から思う。

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