マジック:ザ・ギャザリング 日本公式ウェブサイト

イベントカバレージ

Round 3:石田 格(東京) vs. 菅谷 裕信(千葉)

Round 3:石田 格(東京) vs. 菅谷 裕信(千葉)

By Daisuke Kawasaki

 Round 3ではPWC四強の、さらにトップ2である「二代目ミスターPWC」中村 肇(神奈川)と「シミックの王子」清水 直樹(東京)のマッチアップがおこなわれており、フィーチャリングテーブルに呼ばれていたのだが、ここではあえて隣のテーブルのマッチアップをお届けしよう。

ks

 そう、「鉄人」石田 格(東京)が、日本選手権連続出場記録を塗り替えるべく、この広島の地に降臨したのだ。朝、プレイヤーミーティング前にインタビューした時には「いまだ無駄にレーティングで権利があるので、後進に道を譲る為にレーティング下げに来ましたよ」などといっていた石田だが、ここまで2連勝とさすがの成績を残している。

 使用しているデッキは、なんと赤黒「G」デック。《ドラゴンの餌/Dragon Fodder》や《包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander》から生み出されるゴブリントークンを、《ゴブリンの酋長/Goblin Chieftain》や《猪牙のしもべ/Boartusk Liege》によって強化し、瞬殺を狙うという、なんというか、イナズマのようなスピードのビートダウンだ。もちろん《稲妻/Lightning Bolt》も入っている。

 そんな石田と対するのは、GPマニラで優勝し、昨年の千葉コミュニティブームの起爆剤となった菅谷 裕信(千葉)。使用するデックは、代名詞とも言える白単キスキンだ。

 一時は赤白GAPPOとして、まるで友好色であるかのように振る舞っていたものの、「温故知新」の基本セット2010によって袂を分かった赤と白の対決。

 この高速デュエルを制するのはどちらか?

Game 1

 先行の菅谷が、1ターン目に《原霧の境界石/Fieldmist Borderpost》から、2ターン目《清浄の名誉/Honor of the Pure》、そして3ターン目に《幽体の行列/Spectral Procession》4ターン目《黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmane》という流れるような展開。

 一方の石田は、2ターン目に《ドラゴンの餌/Dragon Fodder》をキャストしたところで土地が止まってしまう。

 《幽体の行列/Spectral Procession》から生み出されたスピリットトークンを1体《稲妻/Lightning Bolt》で焼き払い、《黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmane》も《炎の投げ槍/Flame Javelin》で除去した石田だったが、菅谷が2枚目の《清浄の名誉/Honor of the Pure》をキャストすると、土地を片付けたのだった。

菅谷 1-0 石田

 Round 2を終え、2勝と順調なすべりだしを見せた石田は、Round 3の前にこう語っていた。

石田 「こう調子いいと、いつものパターンだと、この辺で失速するんだよね」

Game 2
 後手の菅谷はダブルマリガンだが、一方の石田も黒マナが無い苦しい初手をキープする。
I11 《原霧の境界石/Fieldmist Borderpost》《荒原の境界石/Wildfield Borderpost》と並べる菅谷に対して、石田は3ターン目に念願の黒マナを引き当て、《ゴブリンの異国者/Goblin Outlander》をキャストする。

 《清浄の名誉/Honor of the Pure》をキャストするものの、《変わり谷/Mutavault》で攻撃となかなかにちぐはぐな動きの菅谷に対して、石田は《ボガートの汁婆/Wort, Boggart Auntie》をキャストする。

菅谷 「本当にゴブリンデッキなんですね」

石田 「《ドラゴンの餌/Dragon Fodder》打ってる時点でね」

 この《ボガートの汁婆/Wort, Boggart Auntie》は《流刑への道/Path to Exile》で追放されるものの、石田は《包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander》を戦場に追加することで一気に盤面の掌握にはしる。

 菅谷は《雲山羊のレインジャー/Cloudgoat Ranger》で対抗しようと考えるが、《稲妻/Lightning Bolt》と《包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander》の能力の合わせ技によって《背骨岩の小山/Spinerock Knoll》の秘匿条件が満たされてしまい《猪牙のしもべ/Boartusk Liege》がキャストされてしまう。

 《ゴブリンの異国者/Goblin Outlander》のプロテクション白による攻撃と、《包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander》の能力でライフを削りきられてしまうことを悟った菅谷は敗北を認めた。

菅谷 1-1 石田

Game 3

sugaya 《ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender》2連打という立ち上がりの菅谷。
 赤デックに対しては効果覿面のこのクリーチャーなのだが、赤黒の石田にとっては《死の印/Deathmark》《名も無き転置/Nameless Inversion》で順番に除去するだけである。

 さらに《稲妻/Lightning Bolt》も握り、準備万端の石田。

 残りのカードが全部土地でなければ、の話だが。

石田 「土地伸びないと厳しいからキープしたけど、マリガンだったかも...」

菅谷 2-1 石田

 この日本選手権をひとつの区切り、記念大会としたいと語る石田。果たして、節目となる大会をどのような成績で飾るのか、注目したい。

前の記事: Round 1:津村 健司(広島) vs. 栗原 伸豪(東京) | 次の記事: Round 4:平林 和哉(神奈川) vs. 藤本 太一(東京)
イベントカバレージ/日本選手権09 一覧に戻る

イベントカバレージ