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Round 4:平林 和哉(神奈川) vs. 藤本 太一(東京)

Round 4:平林 和哉(神奈川) vs. 藤本 太一(東京)

By Tomohiro Kaji  この日本選手権では、ジグザグフォーマットが採用されているため、今日のスタンダードはこの4回戦で一旦お預けになる。 ks  その初日のスタンダード最後の試合にフィーチャー席に呼ばれたのは、現在3-0と調子の良い平林と藤本だ。  平林のデッキは一般的なフェアリーで、10版の退場で、《恐怖/Terror》や、《地底の大河/Underground River》と、基本パーツを失ってはいるが、《破滅の刃/Doom Blade》、《水没した地下墓地/Drowned Catacomb》という新しいカードを得ており、もともとのポテンシャルの高さを維持したデッキである。  対して、藤本のデッキは、斎藤友晴の家での調整会でのジャンドビートから派生したデッキで、プレイヤー間で若干構成は違うらしいが、基本は赤黒のビートダウンだそうだ。  対戦が始まる前からマッチアップの相性が悪いために、ゲームが始まる前から平林は軽くへこみ気味。  スタンダードの詳しいデッキ内容については、詳しくは明日記事にされる予定なので、そちらをご覧いただきたい。 平林 「《火山の流弾/Volcanic Fallout》と《呪詛術士/Anathemancer(ARB)》なんて、今の赤単オワってるー」 Game 1 fujimoto 藤本の《運命の大立者/Figure of Destiny》で始まった第一ゲーム。1ターン目にして既にフェアリーの平林はかなり厳しく、《水没した地下墓地/Drowned Catacomb》を置くのみに対し、藤本はマナを注いでサイズを2/2へパンプアップし、平林のライフを18へ。  《運命の大立者/Figure of Destiny》を対処しないとこのまま1枚にゲーム終了になりかねない平林だが、色マナに巡り合えず、《変わり谷/Mutavault》をプレイしてターンを終えるのみとなり、《苦悶のねじれ/Agony Warp》は持っているものの、{U}{B}が揃わず、-3-3の圏外である4/4へとテンポよく成長させられてしまう。  あっという間に残りライフ14。  平林が3枚目の土地をプレイした返しには、さらに4点殴られ残りライフ10。  藤本のターン終了時に《ウーナの末裔/Scion of Oona》をキャストするも、ライフを守るために即座に4/4をチャンプブロック。  そうして残したライフを糧に、その間にキャストした《苦花/Bitterblossom》で、平林はダメージクロックを4点から1点に抑え、延命しようと努める。  残りライフ9。  一度トークンはチャンプブロックを許可されたものの、ターン終了時にキャストした《ウーナの末裔/Scion of Oona》、戦場に追加されたフェアリートークンを藤本は即、平林のアップキープ中に《火山の流弾/Volcanic Fallout》した。  ブロッカーを退けられてしまった平林だが、《運命の大立者/Figure of Destiny》もこの2のダメージを負っており、タイミングが合わず手札で使えずにいた《苦悶のねじれ/Agony Warp》で4/4を除去することに成功する。が、気づけば残りライフ6。 藤本 「あなたに《炎の投げ槍/Flame Javelin》」  残りライフ2。 平林 「《火山の流弾/Volcanic Fallout》もある?」 藤本 1-0 平林 Game 2  藤本の先行1ターン目《運命の大立者/Figure of Destiny》だけに実質12点のライフを奪われた1ゲーム目だったが、今度は平林の先行。mk2 《島/Island》、《変わり谷/Mutavault》とプレイする平林に対し、《山/Mountain》2枚を並べて《地獄火花の精霊/Hellspark Elemental》と、パーマネントのダメージクロックが無い分、先ほどと比べて、だいぶライフの減り方が緩やかだ。  3ターン目、平林は少し時間を使って考えた。  このターンは《沼/Swamp》をプレイしたのだが、{U}{B}無色1とあるマナで、手札に《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》、《強迫/Duress》と持っている。  つまり、現在ある選択肢はこうだ。  A:《強迫/Duress》をキャスト、《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》をX=1で構える。  B:《変わり谷/Mutavault》の起動マナを残し、《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》をX=2で構える。  攻めに転じる時に《火山の流弾/Volcanic Fallout》を持たれているとダメージ効率がかなり下がってしまうことを考慮しての、《強迫/Duress》を温存のプランBを選択した平林だったが、次に藤本のキャストした呪文がかなり強烈だった。 藤本  「《荒廃稲妻/Blightning》。」  どちらの場合も、《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》で打ち消すことができないが、《強迫/Duress》でディスカードさせることはできていたかもしれない。  仕方なく、これを受け入れつつも、4枚目の土地を置きながら《強迫/Duress》をキャストする。  だが、公開されたのは3枚の《山/Mountain》、《運命の大立者/Figure of Destiny》、《呪詛術士/Anathemancer》と、よもや《強迫/Duress》は空振りに終わる。  これで実質、《荒廃稲妻/Blightning》に1対3交換された様なものになってしまい、フェアリーが赤黒にカードアドバンテージを奪われる展開となってしまった。  とはいえ、《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》が《運命の大立者/Figure of Destiny》に睨みを利かせている状態で、場にはクロックが存在しない。  ターンさえ経過すれば、アドバンテージの得れるカードが多く入っているのはフェアリー側。  しかし。
藤本 「《運命の大立者/Figure of Destiny》をキャスト」 平林 「対応して、《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》」 藤本 「誘発能力に対応して、《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》に《稲妻/Lightning Bolt》」 平林 「ひかれとるー」  一気に4/4までサイズアップした《運命の大立者/Figure of Destiny》が平林のライフを削る。  ここで平林も先ほど公開された手札に除去がないことを知っているので、《誘惑蒔き/Sower of Temptation》で4/4を奪おうとするが、その前に藤本はサイズを改めて2/2にしてからコントロールを譲った。  その間に《変わり谷/Mutavault》をアクティベートしながら平林はダメージレースを始め、気が付いたら攻められる側になった藤本、残りライフは8。  クロックを処理するためには除去を引かなければ、と思っているとぎりぎりで2枚目の《稲妻/Lightning Bolt》を引きつけ、《運命の大立者/Figure of Destiny》を取り返し、またも立場逆転。  シーソーゲームが続き、序盤から土地ばかり引いていた藤本の《運命の大立者/Figure of Destiny》も、8/8育てあげたかと思うと《破滅の刃/Doom Blade》で退場する。  そして、追加の《運命の大立者/Figure of Destiny》を戦場に送りこんだところで、平林は勝負に出る。  藤本のアップキープに《変わり谷/Mutavault》を覇権しての《霧縛りの徒党/Mistbind Clique》をキャストし、その時のマナで大きくなった4/4の《運命の大立者/Figure of Destiny》のダメージはプレイヤーで受け止める。  そして、2枚目の《霧縛りの徒党/Mistbind Clique》をさらに大きくなった8/8の《運命の大立者/Figure of Destiny》のチャンプに使い、藤本のライフを4まで追い詰めるのだが、最後に駄目押しの《地獄火花の精霊/Hellspark Elemental》をキャストし、藤本が勝負を決めた。 藤本 2-0 平林

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