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Round 5:逢坂 有祐(北海道) vs 若山 史郎(北海道)

Round 5:逢坂 有祐(北海道) vs 若山 史郎(北海道)

By Daisuke Kawasaki

 プレミアイベントカバレージを隅々まで読んでいるような方ならば、若山 史郎(北海道)という名前に聞き覚えがある方もいるのではないだろうか?

 プロツアー京都にて「緑黒ロクソドン」というデックブランドをご紹介したが、そのデックを使用していたのが若山なのである。

 そして、そのデックビルダーが、今回対戦相手である逢坂 有祐(北海道)だ。

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 ちなみに、二人とも北海道出身であり、所属都道府県も北海道と表記されているが、現在はともに東京で社会人として生活しているという。時間の拘束が厳しい生活の中で、主に齋藤 友晴(東京)宅や若山の家を中心に、できるだけマジックをする時間を捻出して練習に励んでいるという。

 ふたりはたまたま同郷というわけではなく、北海道時代からの友人とのこと。

 なお、逢坂は北海道時代から日本選手権出場経験を持っていたりと、そこそこの強豪として一部コアなマジックファンから知られた存在であったが、若山の名前を聞くようになったのは、つい最近のことである。

逢坂 「もりおくん(若山)は昔むちゃくちゃ下手でしたから」

 そんな若山が今年発のプロツアーに出場し、また日本選手権に二年連続で出場するようになった陰には秘密練習があったという。

若山 「ウィンストンをやってからレーティングが200以上あがりました」

 隣のテーブルで津村 健志(広島)とのマッチアップでフィーチャリングされている藤本 太一(東京)の3人あわせて「チームもりお邸」として練習を積んだという。

 もしも、この3人の誰かが優勝するようであれば、その秘密の練習とやらにさらにつっこんでインタビューしてみたいと思う。

 なんにしろ、ここ最近飛ぶ鳥を落とす勢いで成長しているという若山は、北海道の重鎮逢坂に一矢報いることができるのか。

Game 1

 先手の若山が《荒原の境界石/Wildfield Borderpost》や《バントの全景/Bant Panorama》でマナベースを整えている間に、逢坂は2ターン目に《ナカティルの異国者/Nacatl Outlander》で先手をとる。I11 かに見えたが、若山も3ターン目に《マトカの暴動者/Matca Rioters》をキャスト、この時点では2/2だが、即3/3となりダメージを積み重ねる。一方の逢坂も《黒死病のカターリ/Pestilent Kathari》をキャストし、ダメージレースにひけをとらない。

 若山が《ツカタンのサリッド/Tukatongue Thallid》《ナヤの滞留者/Naya Sojourners》、逢坂が《峡谷のミノタウルス/Canyon Minotaur》とキャストしたところで、いったん場面が膠着する。

 逢坂は長考の末に《縫い目のドレイク/Sewn-Eye Drake》をキャスト、《黒死病のカターリ/Pestilent Kathari》とともに軸をずらして若山のライフを奪っていく。

 一方の若山は《ナヤの滞留者/Naya Sojourners》と《峡谷のミノタウルス/Canyon Minotaur》を相打ちさせ、《マトカの暴動者/Matca Rioters》へと+1/+1カウンターを載せると《死の一撃のミノタウルス/Deadshot Minotaur》で《縫い目のドレイク/Sewn-Eye Drake》を除去する。

 しかし、逢坂もここで《巨怪なオサムシ/Monstrous Carabid》をキャストし、さらに《黒死病のカターリ/Pestilent Kathari》でダメージをコツコツと積み重ねる。しかし、若山の手札に《荒廃稲妻/Blightning》があると読み、さらに手札には《ジャンドの戦闘魔道士/Jund Battlemage》《血焚きの精霊/Bloodpyre Elemental》と2枚必要なカードがある逢坂にとっては、この手札を3枚にさせるセットランドは少々厳しい。

 若山は、フルアタックすると4/4の《巨怪なオサムシ/Monstrous Carabid》に3/4《死の一撃のミノタウルス/Deadshot Minotaur》をブロックさせ、《マトカの暴動者/Matca Rioters》に《印章の祝福/Sigil Blessing》をキャストし返り討ちにする。

 そして、若山はさらに《荒廃稲妻/Blightning》をキャスト、ここで逢坂は手札に最後の1枚として残していた《血焚きの精霊/Bloodpyre Elemental》によって《マトカの暴動者/Matca Rioters》を除去する。

 だが、《マナ力の鎚鉾/Manaforce Mace》を《ツカタンのサリッド/Tukatongue Thallid》から生み出されたトークンに装備させると、逢坂は土地をたたんだ。

若山 1-0 逢坂

Game 2

 またも先手をとって行動したのは逢坂。今度は、2ターン目に《屑肉の地のゾンビ/Dregscape Zombie》をキャストすると、3ターン目には《死の一撃のミノタウルス/Deadshot Minotaur》のサイクリングをさはんで《ゴブリンの異国者/Goblin Outlander》をキャストする。

 だが、返しのターンに《カターリの爆撃兵/Kathari Bomber》をキャストする若山。これによってしばらく時間を稼げるかと思ったが...逢坂がキャストしたのはなんと《焼け精神のオーガ/Singe-Mind Ogre》。

 そして、若山の手札からめくれたのは...《骸骨のカターリ/Skeletal Kathari》。

若山 「土地を片付け始めた、って書かれてるよね、今頃」

 若山は土地を片付け始めた。

若山 1-1 逢坂

Game 3

 相変わらず《ジェスのゾンビ/Jhessian Zombies》の沼サイクリングでマナベースを整える若山と《グリクシスの邪刃/Grixis Grimblade》で先手をとりにいく逢坂といった布陣。

 しかし、またも逢坂の前に立ちはだかるのは、3/3の《マトカの暴動者/Matca Rioters》。そして《平地/Plains》のセットによって、4/4になり逢坂のライフを削り始めていく。morio 緑マナの出せない《ジャンドの戦闘魔道士/Jund Battlemage》と、多色パーマネントのお供のいない《グリクシスの邪刃/Grixis Grimblade》の前に登場したのは《エイヴンの先駆者/Aven Trailblazer》。当然、2/4。

 だが、ここはうまく《惨めな食事/Wretched Banquet》で《エイヴンの先駆者/Aven Trailblazer》を除去し、ダメージを通すことに成功した逢坂。さらに《天球儀/Armillary Sphere》を戦場に追加し、ついに念願の緑マナを手に入れる。さらに、《黒死病のカターリ/Pestilent Kathari》まで追加し、万全の体制。

 この《黒死病のカターリ/Pestilent Kathari》は《瀝青破/Bituminous Blast》で除去する若山ではあったが、続唱でめくれたカードは、ガッカリナンバーワンといっていい《ツカタンのサリッド/Tukatongue Thallid》。

若山 「弱い、これは弱い!」

 だが《マトカの暴動者/Matca Rioters》でさらにライフを削って行くと、ゲームを決定づけ兼ねない強力クリーチャー《ナカティルの狩り群れ/Nacatl Hunt-Pride》を戦場に送り出す。

 この《ナカティルの狩り群れ/Nacatl Hunt-Pride》は《血焚きの精霊/Bloodpyre Elemental》で除去した逢坂だったが、若山の攻撃をブロックした時、《印章の祝福/Sigil Blessing》によってアドバンテージを取られてしまう。

 ここで逢坂は《焼け精神のオーガ/Singe-Mind Ogre》で再びミラクルを狙うが、しかし今度めくれたのは《サシーリウムの射手/Sacellum Archers》とダメージが少ない。

 さらに若山は《カターリの残影/Kathari Remnant》をキャストする。

 この飛行クリーチャーが同郷対決を制したのだった。

若山 2-1 逢坂

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