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Round 6:浅原 晃(神奈川) vs. 三原 槙仁(千葉)

Round 6:浅原 晃(神奈川) vs. 三原 槙仁(千葉)

By Daisuke Kawasaki

 日本選手権といえば、三原 槙仁あり。

 2006年世界王者にして、魔界千葉で「魔王」と呼ばれる男、三原だが、もともとは、日本選手権、そして年末におこなわれるThe Finalsのトップ8進出率の高さで知られる男であった。

 なかなか国内タイトルに恵まれないまま、先に世界選手権で王者となり、遅れて昨年末におこなわれたグランプリ岡山で発の国内個人タイトルを獲得している。

 そんな三原が岡山以前にもっともタイトルに近づいた瞬間がThe Finals'03であった。

 この時決勝戦を三原が戦った相手こそ「歴史と伝統の男」浅原 晃(神奈川)である。

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 三原との激戦を制した浅原は、翌年もタイトルを獲得。あわせて5回のトップ8入賞もふくめて「ミスターFinals」と呼ばれるにふさわしい戦績を残したのだ。

 しかし、そんな浅原も、こと日本選手権における戦績では三原にかなわない。

 というか、世界選手権やグランプリ、The Finalsで数々の華々しい成績を残してきた浅原が、何故か日本選手権とは相性が悪いのだ。

 もっともトップ8に近づいた2006年も、清水 直樹(神奈川)に最終戦で惜敗してしまったくらいだ。

浅原 「今年は裏コードでがんばります」

 浅原と三原といえば、数々の因縁でも知られる二人。

 というわけで、嬉しくて飛び出してきてしまった筆者がこの戦いをお届けしよう。

Game 1
I11 《森/Forest》セットからの《断ち割る尖塔/Rupture Spire》2連続の浅原に対して、三原は土地がストップしてしまう。

 ここで浅原は《意思切る者/Architects of Will》をキャストし、三原のライブラリートップを1ターンさらに土地では無いものにし、猶予を得る。

 三原は「どうせディスカードしなきゃいけないし」と、ターンエンドに《エーテル宣誓会の盾魔道士/Ethersworn Shieldmage》をキャストする。

 浅原が追加した《クラニオセロス/Kranioceros》には《結晶化/Crystallization》で対処する三原だったが、浅原はさらに《熊手爪のガルガンチュアン/Rakeclaw Gargantuan》を追加する。

 ここでやっと待望の《森/Forest》へとたどり着いた三原は《ヴァレロンの異国者/Valeron Outlander》をキャストし、《意思切る者/Architects of Will》を牽制する。

 だが、浅原はかまわず《熊手爪のガルガンチュアン/Rakeclaw Gargantuan》をキャストすると、《ナヤの滞留者/Naya Sojourners》を盤面に追加。とにかく《熊手爪のガルガンチュアン/Rakeclaw Gargantuan》を対処しなければブロックもままならない三原。

 ここで三原のライフを踏まえて《意思切る者/Architects of Will》含めた3体でアタックする浅原。

三原 「全部でアタックしてきたよ」

浅原 「ぽかぽかしてしまったんですか!!!!????」

 《熊手爪のガルガンチュアン/Rakeclaw Gargantuan》を2体でブロックし、《印章の祝福/Sigil Blessing》で《熊手爪のガルガンチュアン/Rakeclaw Gargantuan》を対処使用とする三原。

 そこに突き刺さる《マグマのしぶき/Magma Spray》。

浅原 1-0 三原

Game 2

 またも《森/Forest》からの《断ち割る尖塔/Rupture Spire》キャストの浅原に対して、三原は《呪文摘み/Spell Snip》《天使歌/Angelsong》とサイクリングする。

三原 「クソサイクリングデッキです」

 と、浅原のお株を奪ったかのように語り、《エスパーの鵜/Esper Cormorants》を追加する。

 この《エスパーの鵜/Esper Cormorants》は、浅原のクソサイクリングカード《骨組み溶かし/Molten Frame》に除去され、浅原の戦場には《知識鱗のコアトル/Lorescale Coatl》があらわれる。

 三原は《エーテル階級の騎士/Ethercaste Knight》でクロックを刻みつつ、《結晶化/Crystallization》で《知識鱗のコアトル/Lorescale Coatl》を止めるのだが、ここで《熊手爪のガルガンチュアン/Rakeclaw Gargantuan》が登場し、三原の攻勢がピタリと止まってしまう。

 三原は《エーテル宣誓会の盾魔道士/Ethersworn Shieldmage》で対応しようとするのだが、ここは《マグマのしぶき/Magma Spray》で除去。そしてなにより三原にはまたも《森/Forest》がない。

三原 「《森/Forest》!《森/Forest》!」

浅原 「《森/Forest》さんのことディスってるからじゃないですか?」

 《最前線の賢者/Frontline Sage》、《エスパーの鵜/Esper Cormorants》とある程度の打点を稼ぎ、さらにライブラリーを掘り進めていく三原だが、しかし、まだ《森/Forest》はない。

 一方の浅原は、《鼓声狩人/Drumhunter》を戦場に追加し、カードを引き始め、さらに《ジャングルの織り手/Jungle Weaver》で《エスパーの鵜/Esper Cormorants》を止める。

 だが、千葉に住む三原の《森/Forest》への想いが届いたのか、ここでやっと《森/Forest》をひき、《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》を追加。3枚の賛美で6/6となった《エスパーの鵜/Esper Cormorants》を浅原は本体に通してライフは6。

 一方の三原のライフも6。

 浅原は、《ジェスの浸透者/Jhessian Infiltrator》に、《熊手爪のガルガンチュアン/Rakeclaw Gargantuan》《ジャングルの織り手/Jungle Weaver》で攻撃。当然ブロックしなければいけない三原は、《熊手爪のガルガンチュアン/Rakeclaw Gargantuan》を《最前線の賢者/Frontline Sage》、《ジャングルの織り手/Jungle Weaver》を《エーテル階級の騎士/Ethercaste Knight》でブロックする。

 そして、三原は《エスパーの鵜/Esper Cormorants》でアタック。

 意を決して、《印章の祝福/Sigil Blessing》をキャスト!

 浅原に回答策は無かった。

浅原 1-1 三原

Game 3

 2ターン目に《ジェスの浸透者/Jhessian Infiltrator》をキャストする浅原に対して、三原は《エイヴンの従者/Aven Squire》で対抗する。morio 珍しく3色序盤に揃った三原に対して、浅原は変わらず《断ち割る尖塔/Rupture Spire》をセットする。そんな浅原のターンエンドに《エーテル宣誓会の盾魔道士/Ethersworn Shieldmage》をキャストすると、三原は一挙にダメージレースを突き放しにかかる。

 浅原は地上を膠着させるべく《ロウクスの粗暴者/Rhox Brute》をキャスト、コレによって、再び2点対2点のダメージレースがおこなわれる。

 三原が《ヴァレロンの異国者/Valeron Outlander》をキャストしたところで、浅原は《ロウクスの粗暴者/Rhox Brute》を攻撃に投入。三原も《ヴァレロンの異国者/Valeron Outlander》《エーテル宣誓会の盾魔道士/Ethersworn Shieldmage》でのブロックで対応し、盤面を平らな状態で保つ。

 この状況を三原の《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》、そして《最前線の賢者/Frontline Sage》が崩そうとする。2体の賛美が戦場に追加されたことで、《エイヴンの従者/Aven Squire》は4/4に...なるまえに《苦悶のねじれ/Agony Warp》で除去。浅原はなかなかゲームの手綱を三原に渡さない。

 むしろ、引き離しにかかる浅原。

 《熊手爪のガルガンチュアン/Rakeclaw Gargantuan》を盤面に追加すると、《最前線の賢者/Frontline Sage》を《マグマのしぶき/Magma Spray》で除去。《聖域の耕し獣/Sanctum Plowbeast》で地上を一応は止めたものの、三原の攻撃も通らない。そんな中、《ジェスの浸透者/Jhessian Infiltrator》が黙々とクロックを刻む。

 三原も《ジェスの浸透者/Jhessian Infiltrator》をやっと戦場に加え、賛美の力で3点ずつのクロックを刻むが、すでにそれでは追いつけないだけのライフ差がついてしまっている。

 差を詰めるために3枚目の賛美クリーチャーとして《エーテル階級の騎士/Ethercaste Knight》をキャストする三原だが、これを《骨組み溶かし/Molten Frame》で除去されてしまったことで、続くフルアタックから身を守りきることができなくなってしまったのだった。

浅原 2-1 三原

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