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Draft Report:旅するパック

Draft Report:旅するパック

By Daisuke Kawasaki

 日頃、リミテッドのピックを追いかける時、ひとりのプレイヤーのピックを順に追いかけている姿を思い浮かべていただけると思う。

 これはいわば縦のピックリストだ。

 では、逆に、横のピックリストとはどのようなものをいうのだろうか?

 すなわち、それはひとつのパックがどの順番でピックされていったかのリストに他ならないだろう。

 はたして、その横のピックリストに意味があるかは筆者にはわからないが、ひとつの実験として面白いのではないかと思う。

 幸い、8人全員が筆者が紹介したいプレイヤーという、幸運な卓を発見したので、プレイヤー紹介を兼ねて、しばしこの実験におつきあいいただきたい。

 なお、お伝えする卓は、1st Pod、つまり初日トップ卓である。


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石川 錬(神奈川)

 まずパックを開封したのは石川。一昨年は日本選手権準優勝やグランプリ京都トップ8入賞など活躍が目立ったが、昨年は少しおとなしかったように思われる。

 最近では、浅原 晃(神奈川)・八十岡 翔太(東京)とともに「ラッシュ四天王」というチームを組んで日々鍛錬にいそしんでいるということで、今年の活躍には期待できる。

1:《骨の粉砕/Bone Splinters》

 ピックしたカードは《骨の粉砕/Bone Splinters》。これ自体はファーストピックとして可もなく不可もないレベルであるが、むしろポイントとなるのは流したカードだろう。


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坂口 尚紀(愛知)

 石川の下に座るのが坂口 尚紀。初日唯一の全勝を果たしたプレイヤーであり、今年もっとも注目を集めている地域、愛知は名古屋のプレイヤーのひとりである。この日本選手権でもグランプリ神戸に続き愛知旋風が巻き起こるのだろうか。

2:《残酷な根本原理/Cruel Ultimatum》

 そう、石川が流したカードとは、《残酷な根本原理/Cruel Ultimatum》だったのだ。これによって、坂口はデッキの方向性をグリクシスにほぼ定めることとなる。


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中村 修平(大阪)

 3人目は、昨年度のPlayer of The Yearにして、今年も世界を回る旅を続ける「日本のフロントマン」中村 修平(大阪)。
 今シーズンは、今のところ満足行く成績ではないというが、毎年恒例のプロツアートップ8入賞チャンスが今年はまだ訪れていないだけに、シーズン後半の活躍に期待したい。

3:《塔のガーゴイル/Tower Gargoyle》

 ピックしたカードは《塔のガーゴイル/Tower Gargoyle》。自他共に認めるエスパーマニアだけにこれは納得のピックだ。


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大礒 正嗣(広島)

 そして、ここで昨年の日本チャンピオン大礒 正嗣が登場してしまうのだ。神話の時代から数えても、過去に誰も成し遂げたことのない、日本選手権2連覇も、大礒ならばもしかしたら、と思わされてしまう。

4:《アクラサの従者/Akrasan Squire》

 ピックしたカードは《アクラサの従者/Akrasan Squire》。地味なカードに見えるかもしれないが、賛美系のデックを構築するに際しては有ると無いとでは大違いのカードだ。


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渡辺 雄也(神奈川)

 昨年度日本代表がふたり続く形で、この席には渡辺 雄也が座っている。グランプリ京都優勝・グランプリ神戸準優勝とコンスタントに成績を残している、昨今の関東若手ブームを牽引する存在だ。
 昨年の世界選手権では悔いが残っているようで、リベンジに萌えて、もとい燃えてこの日本選手権に臨んでいるという。

5:《カターリの金切り声上げ/Kathari Screecher》

 ピックは《カターリの金切り声上げ/Kathari Screecher》。青が絡む構築であればほぼすべてのデッキの構築絡む優秀飛行クリーチャーだ。


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藤本 太一(東京)

 この2年ほどで、急速にその名を聞くようになったプレイヤーのひとりが、この藤本 太一。今シーズンも、プロツアー京都でのスマッシュヒットだけでなく、この日本戦選手権でも秘密練習の成果もあってか、快進撃を見せている。

6:《急使の薬包/Courier's Capsule》

 ピックは《急使の薬包/Courier's Capsule》。藤本もエスパー気味のピックをおこなっており、これぐらいの順目で《急使の薬包/Courier's Capsule》が手に入るのは御の字といったところか。


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栗原 伸豪(東京)

 プロツアージュネーブトップ8の戦績をはじめ、国内屈指のリミテッド巧者であり、また、日本選手権トップ8経験を複数持つ「地球人最強」栗原 伸豪。残念ながら、このテーブルはいわゆる「地球人」ではないプレイヤーが多いが果たして今年こそ念願の代表入りを果たせるか。

7:《荒廃稲妻/Blightning》

 ピックは《荒廃稲妻/Blightning》。この順目でのピックは可もなく不可もなくといったところではあるが、2枚目であるならば話は別だ。


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津村 健志(広島)

 そして、このトップ卓最後のひとりが「元祖PoY」津村 健志だ。2005年Player of The Yearをはじめ、多くの輝かしい戦績を持つ津村だが、その原点ともいえるのが、この日本選手権だろう。最近はプレミアイベントに足を運ぶことが少なくなっているだけに久しぶりの勇姿を期待したい。

8:《ヴァレロンに仕える者/Steward of Valeron》

 ピックしたカードは《ヴァレロンに仕える者/Steward of Valeron》。自他共に認める白緑マニアだけにこれは納得のピックだ。



(再び)石川 錬(神奈川)

9:《グリクシスの戦闘魔道士/Grixis Battlemage》


以下のピックは以下の通りだ。

10:《グリクシスのオベリスク/Obelisk of Grixis》
11:《帰化/Naturalize》
12:《エーテリウムの天測儀/Etherium Astrolabe》
13:《圧倒する叫び/Resounding Scream》
14:《血茨のなじり屋/Bloodthorn Taunter》

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