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Round 11:浅原 晃(神奈川) vs. 三田村 和弥(千葉)

Round 11:浅原 晃(神奈川) vs. 三田村 和弥(千葉)

By Daisuke Kawasaki  Round 8の記事でも少し触れたが、今回、浅原 晃(神奈川)は清水 直樹(東京)に対してただならぬ復讐心を燃やしてこの日本選手権に臨んできた。  そう、2006年日本選手権Round 14で浅原のトップ8入賞を阻止したのが清水だったのだ。  各所から「浅原さん大人げないですよ」という声があがるなか、浅原は八十岡 翔太(東京)と石川 錬(神奈川)とともに、「ラッシュ四天王」というチームを結成し、そして、伝説の強豪チーム「チームジョン」にも入り、心身共に充実した状態で広島に来たのだ。  浅原とチームジョンといえば、実は浅原は、この日本選手権で同じく伝説のチームであるYMGことYour Move Gamesにも勝利しているのだ。 ks  さらに、Finals絡みでの因縁がある「魔王」三原 槙仁(千葉)にも勝利し、浅原にとって、本大会は過去の因縁の総決算とも言える大会になろうとしている。 浅原 「まじで、因縁のない古淵勢だけにまけてるすけど」  そんな浅原の次の対戦相手はプロツアーホノルル王者「番人」三田村 和弥(千葉)である。 浅原 「魔界(千葉)とは因縁しかないすからね」 Game 1 mitamura 先攻の浅原は1ターン目にセットした《変わり谷/Mutavault》を2ターン目には積極的にアタックに向かわせ、3ターン目に三田村が鮮烈土地のためにマナがないうちにと《ウーナの末裔/Scion of Oona》を自身のメインターンにキャストする。  三田村は、ライフを守るべく《羽毛覆い/Plumeveil》をキャストするのだが、浅原は《誘惑蒔き/Sower of Temptation》を戦場に呼び寄せ、さらにライフを削る。  だが、ここで《火山の流弾/Volcanic Fallout》がキャストされ、三田村は《羽毛覆い/Plumeveil》のコントロールを取り戻すとともに、戦場を一掃する。  しかし、浅原の攻め手は止まらない。  《羽毛覆い/Plumeveil》にたいして1体の《変わり谷/Mutavault》でアタック。これをブロックした三田村は、浅原が土地に手をかけるまえに墓地に置く。そう、すでに《苦悶のねじれ/Agony Warp》が透けている。  三田村が想起《熟考漂い/Mulldrifter》で手札を整えている隙に、《変わり谷/Mutavault》2枚でさらにアタック、三田村のライフを11まで追い詰める。  三田村は今度は想起無しで《熟考漂い/Mulldrifter》をキャスト。浅原はここに《変わり谷/Mutavault》をつっこませ、《コショウ煙/Peppersmoke》で一方的に討ち取る。  ある程度土地をのばしてから続くアクションをおこしたい浅原なのだが、ここで土地が7枚で止まってしまう。7枚の土地で止まってしまった、というのもおかしな話ではあるが、浅原のやりたいことからすれば全然マナが足りないのだ。  一方の三田村は順調に土地を引き続け、ついに10枚。  浅原は、土地は足りないものの、とりあえず引いた《苦花/Bitterblossom》をキャストする。  しかし、ここで三田村は11マナに届く。そう、4マナ残しながら《残酷な根本原理/Cruel Ultimatum》を使えるマナだ。ちょうどいいことに浅原が2回カウンターするには足りないマナになっている。  この《残酷な根本原理/Cruel Ultimatum》を浅原は通す。ここでライフは浅原13に対して三田村16と逆転する。  そして、三田村は浅原のターンエンドに《エスパーの魔除け/Esper Charm》でディスカードを強要する。これを巡った激しいカウンター合戦の後に、結果、三田村は《エスパーの魔除け/Esper Charm》を通すことに成功。浅原の手札は、1枚。  浅原は、手札に抱えた秘密兵器を三田村に見せることをきらい、投了した。 三田村 1-0 浅原 Game 2 asahara ダブルマリガンの三田村に対して、先手浅原は3ターン目に《思考囲い/Thoughtseize》。  ここで《島/Island》《熟考漂い/Mulldrifter》《残酷な根本原理/Cruel Ultimatum》《謎めいた命令/Cryptic Command》《本質の散乱/Essence Scatter》という手札から《熟考漂い/Mulldrifter》をディスカードさせた浅原。  だが三田村は《苦悶のねじれ/Agony Warp》をトップデックし、浅原のアタックしてくる《変わり谷/Mutavault》に対抗、さらに土地を続々ひきつけ、マナベースをのばしていく。  さらにフェアリー殺しの伝家の宝刀、《大貂皮鹿/Great Sable Stag》をキャストする三田村。浅原はライフレースに勝利すべく、《霧縛りの徒党/Mistbind Clique》を覇権するが、これは《謎めいた命令/Cryptic Command》に手札に返されてしまう。  しかし、ここで鹿だされたからしかたない、鹿だけに、とならないのが浅原 晃である。  鹿に殴られたなら、殴り返せばいいじゃないかとばかりに果敢にダメージレースを仕掛ける。  《苦花/Bitterblossom》のダメージと、三田村の《残酷な根本原理/Cruel Ultimatum》が鍵を握るかと思われたこのタイトな試合を制したのは、浅原のライブラリートップから垂直落下してきた《霧縛りの徒党/Mistbind Clique》だった。 三田村 1-1 浅原 Game 3 ks  浅原は2ターン目に《苦花/Bitterblossom》をキャスト、対して、先手の三田村も3ターン目に《熟考漂い/Mulldrifter》を想起する。  浅原は続いて《変わり谷/Mutavault》でのアタックを試みるのだが、返しで三田村が《羽毛覆い/Plumeveil》をキャストしたことで、いったんライフレースはストップする。  浅原がターンエンドに2連続でキャストした《霧縛りの徒党/Mistbind Clique》を《本質の散乱/Essence Scatter》でカウンターしつつ、三田村は《大貂皮鹿/Great Sable Stag》をキャストする。  再びタイトなダメージレースを仕方なくしなければならなくなった浅原。  ここで、《羽毛覆い/Plumeveil》につぶされるのもいとわずフェアリートークンでアタックし、《ウーナの末裔/Scion of Oona》でダメージを重ねる。  だが、三田村は《ウーナの末裔/Scion of Oona》に《苦悶のねじれ/Agony Warp》。これを《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》で押しとどめようとする浅原だが、しかし、《砕けた野望/Broken Ambitions》でカウンターされてしまう。  トークンの数が4つで、このままだと、《大貂皮鹿/Great Sable Stag》からの3点+《苦花/Bitterblossom》による1点のダメージレースに間に合わないと考え、浅原は伝家の宝刀《時間のねじれ/Time Warp》をキャストする。  そして、《クローン/Clone》で《大貂皮鹿/Great Sable Stag》をコピー。  もはや手札無く、トップデック頼みの三田村は2枚目の《羽毛覆い/Plumeveil》をドロー。ぎりぎりフェアリートークンがグルーブしてエクストリームし勝ちに近づく前に間に合ったかと思われたが、浅原は2枚目の《苦花/Bitterblossom》を戦場に送り出すと、すぐさま覇権。1ターン失った三田村は、続くターンの《変わり谷/Mutavault》も含めたアタックによってライフは3。  一方の浅原のライフは6。  ここでの三田村のトップデックが《火山の流弾/Volcanic Fallout》であり、浅原のライフを4にしつつ、自身のライフを1残す。  これで、次のターンの浅原のライフは2枚の《苦花/Bitterblossom》によって2になり、フェアリートークンの召喚酔いがとける前に2枚の《苦花/Bitterblossom》が浅原のライフを奪いきる。  かわりに、浅原の手札に《謎めいた命令/Cryptic Command》で戻っていく《苦花/Bitterblossom》。 三田村 1-2 浅原 浅原 「今回、因縁があって倒してないのは後は中村 修平(大阪)さんだけですね、まだ公式戦で一回も勝ったこと無いので」  浅原の因縁シリーズ、当然最後に控える因縁は、日本選手権トップ8の壁、だろう。

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