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Round 4: 伊藤 大明(神奈川) vs. 黒田 正城(大阪)

Round 4: 伊藤 大明(神奈川) vs. 黒田 正城(大阪)

by Shiro Wakayama

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 ゴリラと天使、そしてドラゴンを愛する男、黒田。日本マジックの歴史と共に歩み、今なおトーナメントの最前線で活躍している。グランプリ横浜では森 勝洋と熱戦を繰り広げ、惜しくも準優勝だったが、実力は衰えていないことを証明している。

 対する伊藤(神奈川)。東京と神奈川で毎週のように行われているPWCというトーナメントを中心に、関東で活動する伊藤。先日行われたグランプリ仙台でグランプリTOP8に名を連ね、スタンダードにおける実力を示した。非常に熱心に練習しており、スタンダードの理解力は相当なものだろうと予想される。

Game 1
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 先手黒田。お互いにマリガン無くスタート。

 後手伊藤の《貴族の教主/Noble Hierarch》を《噴出の稲妻/Burst Lightning》で葬り去り、《カルガの竜王/Kargan Dragonlord》を出すという、めまぐるしいファーストアクションでゲームが始まる。

 伊藤はめげじと《貴族の教主/Noble Hierarch》を展開し、マナ基盤の整備を急ごうとするが、これも《よろめきショック/Staggershock》で即座に焼死。《カルガの竜王/Kargan Dragonlord》でダメージを刻まれる。なんとか重いマナ域のカードで、盤面をひっくり返していきたい伊藤だが、まずいことに、土地が止まっている。しかも、相対する黒田のデッキはおそらく赤単。1ターン土地が止まることがとても重くのしかかるマッチアップだ。

 黒田は鮮やかに《ボール・ライトニング/Ball Lightning》を《ぐらつく峰/Teetering Peaks》で強化させ、アタック。一気にライフは6となり、伊藤に残された時間はもう余り無い。《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》を場に出してみるものの、さらに《ボール・ライトニング/Ball Lightning》を戦線に追加し、瞬く間に伊藤のライフはゼロに。開始2分半の瞬殺劇。

黒田 1-0 伊藤

Game 2

 伊藤先手。お互いにマリガン無く、伊藤の《極楽鳥/Birds of Paradise》でゲームはスタート。
 すぐに焼き上げられる事を予見してか、ターンを返しても《極楽鳥/Birds of Paradise》から手を離さない伊藤。そして予想通り《噴出の稲妻/Burst Lightning》によって焼き鳥へと変貌する《極楽鳥/Birds of Paradise》。

 次なる黒田への供物は《貴族の教主/Noble Hierarch》。これも当然、生きながらえる事無く、《地震/Earthquake》x=1で地割れに飲み込まれていく。

 伊藤は次なるターン、何もできずにターンを返すが、黒田の《カルガの竜王/Kargan Dragonlord》の返しのプレイは《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》からの《ロウクスの戦修道士/Rhox War Monk》という、赤単にとっての悪夢をそのままカードにしたようなクリーチャーが場に出てきてしまう。

 さらに、次なるターンにも《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》を繰り出し、続唱でめくれるは《水蓮のコブラ/Lotus Cobra》。盤面は一瞬にして伊藤へと大きく傾き、《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》と《ロウクスの戦修道士/Rhox War Monk》のアタックで、ライフは黒田9:伊藤17となる。

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 《よろめきショック/Staggershock》で《水蓮のコブラ/Lotus Cobra》は焼き殺し、一方的な場にはならないようにする黒田だが、いかんせん《ロウクスの戦修道士/Rhox War Monk》が止まらない。あっというまに伊藤のライフは20まで回復し、さらに《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》(3/3)が盤面に追加され、勝負ありかと思いきや、《よろめきショック/Staggershock》の返しの刃と、《稲妻/Lightning Bolt》×2で盤面を一層。ここから攻勢に出るかと思いきや、《復讐蔦/Vengevine》と《活発な野生林/Stirring Wildwood》のアタックで、ライフはゼロになってしまうのだった。

黒田 1-1 伊藤

 お互い、サイドボードプランを微調整するために、少し時間をかけて考える。初日のスタンダードの最終戦。
 勝って終われば3-1、負ければ2-2。メンタル的にも、実質的にも勝ってドラフトへとつなげたいこのゲーム。

 黒田は、続唱でめくれた《悪斬の天使/Baneslayer Angel》をケアするために、《ボール・ライトニング/Ball Lightning》を
サイドアウトし、《炎の斬りつけ/Flame Slash》をサイドイン。

 勝率を、1%でも上げるために、ベストを尽くす。

Game 3

 先手黒田。

 Game1・2とは違って、両者土地を置き続ける静かなスタートになる。

 ファーストアクションは3ターン目の《水蓮のコブラ/Lotus Cobra》。当然火力をもっている黒田はこの蛇を《焼尽の猛火/Searing Blaze》で即座に墓地送りにしようとするが、これは《否認/Negate》でうち消されてしまう。だが、《噴出の稲妻/Burst Lightning》で改めて墓地へと送り込む。

 その後もレベル3まで育て上げた《カルガの竜王/Kargan Dragonlord》を《バントの魔除け/Bant Charm》でライブラリーへと押し戻しているうちに、伊藤は5マナへ到達。《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura》が着地してしまう。

 これは《ゴブリンの先達/Goblin Guide》と《よろめきショック/Staggershock》で何とかするが、後1年間お付き合いする事が決まった、基本セットの花形《悪斬の天使/Baneslayer Angel》が2体場に出そろってしまい、赤単というデッキの構成上、この状況はいかんともし難く。

黒田 1-2 伊藤

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