マジック:ザ・ギャザリング 日本公式ウェブサイト

イベントカバレージ

「最高のゲーム(のジャッジ)で最高の旅を?」

「最高のゲーム(のジャッジ)で最高の旅を?」

by Bill Stark


レベル3ジャッジ梅咲直瑛は、この週末、強いプレイヤーでもある。

 梅咲直瑛はレベル3ジャッジであり、また、日本最大のトーナメント地域の一つである東京のプレミア・イベント主催者でもある。この数年、彼は数多くの競技イベントでジャッジを務め、その中には複数の日本選手権も含まれていた。しかし今年、彼は日本選手権予選を通過し、そしてプレイヤーとして本戦に参加することを選んだ。私は腰を落ち着けて、梅咲氏のプレミア・レベルのプレイヤー兼ジャッジとしての独特のマジック観について語って貰うことにした。
 まず、梅咲氏にマジック歴について尋ねたところ、8年という答えが返ってきた。ジャッジ歴を聞いたところ、驚くべきことに、マジック歴と同じだという。当時マジックの代理店で働いていた神島氏(彼の友人でもある)が彼をスカウトし、それ以来彼はこのゲームの虜になったのだという。今週末の日本選手権にジャッジではなくプレイヤーとして参加することを選んだ真意を尋ねると、「私はより技術の高いジャッジであり続けたいので、深くゲームを理解したいと考えています。ジャッジもゲ-ムをプレイすれば、良い良いジャッジになれます」と梅咲氏は答えた。
 彼はプレイ・エリアにただ座っているだけではない。レーティングで日本選手権に招待されたのだが、彼は2009年のローマでの世界選手権にも招待されていた。では、彼がプロツアーに行った回数は何回?「参戦したのは2回ですね」と言いかけて、すぐに「違う、3回だ!」と。ジャッジでもある彼が、他ならぬ斉藤友晴が最近高田馬場に開いた店をプレイの場に選んだのは、無理からぬことである。
 「ジャッジするのは好きですし、ジャッジする上で、僕は多くのプレイヤーと交流したいと考えています。そうしなければ、僕は彼らを知ることが出来ません。 僕と彼らが協力してイベントを作るのです。」梅咲氏は何年もジャッジ・プログラムの一環として世界中を飛び回り、日本のプロ・プレイヤーたちと交友を結んだが、ジャッジであることとそこの間には難しい要求が存在している。彼の友人たちの中で、友人だからと裁定に手心を加えるように圧力をかけてきた者はいるか、と尋ねたところ、「いるわけないですよ」と即答された。

 梅咲氏は主にマジック・オンライン、特にリミテッドでプレイしている。「私のリミテッドのレーティングは2100あります」と聞いて、どうしてそれほど高いレーティングを手にしたのかと聞いたところ、昨夏、チェコでグランプリ・プラハに参加したことについて話してくれた。「12-3の成績でした。半分は休暇で半分は調査って感じでしたけど。ヨーロッパのグランプリは巨大なので2つに分けてやっているという話を聞いていたので、どうやっているのか知って、よりよいジャッジ、よりよい主催者になろうと思ったんです」その答えは大会に参加する理由の中でも特に高貴なもので、その堅実さで名高く讃えられる彼に相応しいと思われた。

 ジャッジすること、プレイすることに加えて、梅咲氏はコミュニティでの活動にも力を入れている。日本のマジック公式ウェブサイトmtg-jp.comにおいて、梅咲氏は中村修平を特集したビデオを撮影していた。そのビデオは中村氏のマジックをプレイしながらの世界周遊に焦点が当てられており、彼の足跡を辿ろうと思ったプレイヤーも数多い。
 最後に、私が梅咲氏に他のジャッジに贈る言葉を求めると、彼は「立場上難しいことは僕も理解していますが、是非ジャッジの皆さんも盛んにマジックをプレイして楽しみましょう!」と答えてくれた。これこそまさに至言というべきだろう。

編注:梅咲氏はこの日本選手権のドラフトでも6-0という素晴らしい戦績を残しており、彼がリミテッド通であるという事実はさらに強調されるべきものとなった。

前の記事: Round 6: 八十岡 翔太(東京) vs. 棚橋 雅康(新潟) | 次の記事: Round 7: 森 勝洋(大阪) vs. 三原 槙仁(千葉)
イベントカバレージ/日本選手権2010 一覧に戻る

イベントカバレージ