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Round 11: 清水 直樹(大阪) vs. 彌永 淳也(東京)

Round 11: 清水 直樹(大阪) vs. 彌永 淳也(東京)

By Kazumasa Koji

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 mtg-jp.comでデッキ構築劇場を連載中の清水は、鮮やかなブルーのジャケットと、濃いグリーンのインナーに身を包んでいる。青と緑、このカラーコンビネーションを愛する「シミックの王子」は、"青緑"白のキブラーバントで2敗のラインに踏み止まっている。グランプリ・仙台で2日目進出率72.7%を誇ったキブラーバントだが、この日本選手権では使用者がたった4名と激減しているのも大きなトピックだろう。詳しくは鍛冶のStandard Breakdownをご覧頂きたい。

 対する彌永は所謂「関東第3世代」のひとりだ。リミテッドで行われたグランプリ・北九州07で優勝、同じくリミテッドのグランプリ・北九州09でTop4と「北九州」で「リミテッド」なイメージの強い彼だが、日本選手権でも準優勝した事があり、ずらりと居並ぶ王者達と比べても遜色の無い実績を持っている。今日は《瀝青破/Bituminous Blast》をメインに搭載しているタイプのジャンドで、構築でも一流である事を証明するつもりだ。

 1ゲーム目は2ターン目から《朽ちゆくヒル/Putrid Leech》《芽吹くトリナクス/Sprouting Thrinax》《芽吹くトリナクス/Sprouting Thrinax》と展開した彌永が、追加の《朽ちゆくヒル/Putrid Leech》と《瀝青破/Bituminous Blast》からの《荒廃稲妻/Blightning》で清水を寄せ付けずあっさりと先勝した。

 2ゲーム目は逆に清水の《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》が生き残って多大なアドバンテージを与え、3枚の《復讐蔦/Vengevine》が《イーオスのレインジャー/Ranger of Eos》で復活を繰り返し、ゲームカウントをタイに戻した。

 それでは、3ゲーム目から対戦の模様をお伝えしたい。

Game 3

 2ターン目の《朽ちゆくヒル/Putrid Leech》を《未達への旅/Journey to Nowhere》で対処できた清水。更に《前兆の壁/Wall of Omens》でまずは守りを固める。彌永は2枚目の《朽ちゆくヒル/Putrid Leech》を戦場に加えた。

 清水は《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》を出してトークンを生み出したが、このトークンは次のターンの《朽ちゆくヒル/Putrid Leech》へのチャンプブロックへと回った。

 5マナ立ててターンを終了した彌永。《瀝青破/Bituminous Blast》を打たれて《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》が殴られるのを警戒した清水は、再度兵士トークンを生み出し、《復讐蔦/Vengevine》を召喚して攻撃せずにターンを返す。

 そのターン終了時に彌永は長考。《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》の忠誠度は現在6だが、一番下の能力を使われてしまうと、清水のライフはまだ19もある為にゲームにならなくなってしまう。ひとまず《復讐蔦/Vengevine》を《稲妻/Lightning Bolt》で除去し、自分のターンで《朽ちゆくヒル/Putrid Leech》と《溶岩爪の辺境/Lavaclaw Reaches》で攻撃。トークンと《前兆の壁/Wall of Omens》でブロックされ、パンプアップした事により両方とも破壊された。

 そろそろ攻撃に移りたい清水は《イーオスのレインジャー/Ranger of Eos》を召喚。《貴族の教主/Noble Hierarch》と《硬鎧の群れ/Scute Mob》を手札にいれ、《硬鎧の群れ/Scute Mob》を唱えて《復讐蔦/Vengevine》を場に戻し《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》の+1能力を使用して+3/+3してから攻撃。これでライフは清水19-12彌永。

 彌永は盤面を見つめ、熟考の後《稲妻/Lightning Bolt》で《復讐蔦/Vengevine》を除去し、《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》に向かって《朽ちゆくヒル/Putrid Leech》で攻撃。これをブロックせずに通した清水。戦闘後《破滅の刃/Doom Blade》で《硬鎧の群れ/Scute Mob》が除去される。

 しかし、ジャンドの除去呪文の嵐にも清水の攻めは途切れない。勢い良く《ジュワー島のスフィンクス/Sphinx of Jwar Isle》を召喚すると、5/5飛行被覆と《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》を前にしては状況を打開出来ないのを悟り、彌永は悔しそうにデッキを畳んだ。

 「シミックの王子」が緑の《復讐蔦/Vengevine》と青の《ジュワー島のスフィンクス/Sphinx of Jwar Isle》というクリーチャーに愛され、貴重な1勝を勝ち取った。

清水 2-1 彌永

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