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わくわくデッキリスト2

わくわくデッキリスト2

By Tomohiro Kaji

 まずは初日に4-0という記録を残したデッキの紹介だ。

 日本選手権の参加者300人中たった1人が赤緑のヴァラクートを選択した。

赤緑ヴァラクート

Gotou,Daiki
2010日本選手権 / 4-0
12 《山/Mountain》
3 《森/Forest》
3 《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse》
3 《進化する未開地/Evolving Wilds》
1 《ジャンドの全景/Jund Panorama》
4 《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle》

-土地(26)-
4 《ムル・ダヤの巫女/Oracle of Mul Daya》
2 《オンドゥの巨人/Ondu Giant》
4 《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》
4 《包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander》
1 《狡猾な火花魔道士/Cunning Sparkmage》

-クリーチャー(15)-
3 《探検の地図/Expedition Map》
4 《探検/Explore》
3 《不屈の自然/Rampant Growth》
2 《カルニの心臓の探検/Khalni Heart Expedition》
3 《砕土/Harrow》
3 《稲妻/Lightning Bolt》
1 《バジリスクの首輪/Basilisk Collar》

-呪文(19)-
3 《マグマのしぶき/Magma Spray》
3 《跳ね返りの罠/Ricochet Trap》
3 《ゴブリンの廃墟飛ばし/Goblin Ruinblaster》
2 《狡猾な火花魔道士/Cunning Sparkmage》
1 《溶岩の玉の罠/Lavaball Trap》
2 《バジリスクの首輪/Basilisk Collar》
1 《カルニの宝石/Khalni Gem》

-サイドボード(15)-

 ジャンド対策の《広がりゆく海/Spreading Seas》というカードが環境にあふれたことのあおりを受け、《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle》を使用するプレイヤーも減少した。

 だが、赤単やターボランドというデッキタイプの登場から青白タップアウト、PWCという《広がりゆく海/Spreading Seas》を使ったデッキが減ったことによって結果を出したのだろう。
 構成はクリーチャーデッキを意識しており、サイドボードにも《狡猾な火花魔道士/Cunning Sparkmage》や《バジリスクの首輪/Basilisk Collar》が複数取られている。

 この枚数ならば、十分に《水蓮のコブラ/Lotus Cobra》などのマナクリーチャーを展開するデッキに有利にゲームを進められる。
 選択者は3名で、その3名ともが3-1以上、そして次の伊藤は4-0という高い勝率のエルドラージ・青白だ。

エルドラージ・青白

Itou,Kouei
2010日本選手権 / 4-0
4 《森/Forest》
4 《天界の列柱/Celestial Colonnade》
4 《氷河の城砦/Glacial Fortress》
3 《乾燥台地/Arid Mesa》
6 《平地/Plains》
4 《島/Island》

-土地(21)-
4 《白蘭の騎士/Knight of the White Orchid》
3 《海門の神官/Sea Gate Oracle》
2 《失われた真実のスフィンクス/Sphinx of Lost Truths》
3 《失われたアラーラの君主/Sovereigns of Lost Alara》

-クリーチャー(12)-
4 《広がりゆく海/Spreading Seas》
3 《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》
3 《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》
2 《エルドラージの徴兵/Eldrazi Conscription》
4 《流刑への道/Path to Exile》
3 《忘却の輪/Oblivion Ring》
2 《審判の日/Day of Judgment》
2 《永遠溢れの杯/Everflowing Chalice》
4 《原霧の境界石/Fieldmist Borderpost》

-呪文(27)-
4 《否認/Negate》
3 《真心の光を放つ者/Devout Lightcaster》
2 《天界の粛清/Celestial Purge》
2 《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura》
2 《審判の日/Day of Judgment》
1 《忘却の輪/Oblivion Ring》
1 《ジュワー島のスフィンクス/Sphinx of Jwar Isle》

-サイドボード(15)-

 このデッキは、一見ただの青白タップアウトにしか見えないかもしれないが、特徴はクリーチャーの多さと、《失われたアラーラの君主/Sovereigns of Lost Alara》+《エルドラージの徴兵/Eldrazi Conscription》のコンボだろう。
 《前兆の壁/Wall of Omens》ではなく、《白蘭の騎士/Knight of the White Orchid》でマナを伸ばし、隙をついて攻撃にまわる。

 ただ、色マナの拘束から《地盤の際/Tectonic Edge》などは使用できないが、呪文それぞれのパワーが高いの勝利だろう。

 グランプリ・仙台でもTop8に一人送り込んでいるので、今回もあり得るかもしれない。

タッチ青Vamps

Oohashi,Gaku
2010日本選手権 / 3-1
1 《地盤の際/Tectonic Edge》
2 《ジュワー島の隠れ家/Jwar Isle Refuge》
4 《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
4 《水没した地下墓地/Drowned Catacomb》
4 《忍び寄るタール坑/Creeping Tar Pit》
8 《沼/Swamp》

-土地(23)-
4 《吸血鬼の呪詛術士/Vampire Hexmage》
4 《カラストリアの貴人/Kalastria Highborn》
4 《マラキールの門番/Gatekeeper of Malakir》
4 《吸血鬼の夜鷲/Vampire Nighthawk》
3 《深淵の迫害者/Abyssal Persecutor》
4 《吸血鬼の夜侯/Vampire Nocturnus》

-クリーチャー(23)-
3 《破滅の刃/Doom Blade》
4 《広がりゆく海/Spreading Seas》
2 《霧脈の境界石/Mistvein Borderpost》
2 《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》
1 《エルドラージの碑/Eldrazi Monument》
2 《ボーラスの奴隷/Slave of Bolas》

-呪文(14)-
2 《真髄の針/Pithing Needle》
2 《処刑人の薬包/Executioner's Capsule》
1 《破滅の刃/Doom Blade》
3 《湿地での被災/Marsh Casualties》
3 《対抗突風/Countersquall》
1 《エルドラージの碑/Eldrazi Monument》
3 《マラキールの血魔女/Malakir Bloodwitch》

-サイドボード(15)-

 ゼンディカーブロック代表の種族、ヴァンパイア。

 黒単色の構築が一般的だが、ジャンドの《終止/Terminate》《大渦の脈動/Maelstrom Pulse》、とどめの《瀝青破/Bituminous Blast》に厳しく、たとえプロテクション(白)を持った《マラキールの血魔女/Malakir Bloodwitch》であろうとお構いなしに除去されてしまう。

 しかし、このデッキは青マナを追加し、ジャンドのマナベースを《広がりゆく海/Spreading Seas》で縛る構築をしている。《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》の青マナは十分なのか気になるところだが、自分の土地にも《広がりゆく海/Spreading Seas》をエンチャントする選択肢があることを忘れてはならない。

バント・ライブラリーアウト

Eda,Takeshi
2010日本選手権 / 3-1
5 《島/Island》
4 《平地/Plains》
2 《森/Forest》
4 《氷河の城砦/Glacial Fortress》
4 《霧深い雨林/Misty Rainforest》
3 《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse》
2 《進化する未開地/Evolving Wilds》

-土地(24)-
4 《前兆の壁/Wall of Omens》

-クリーチャー(4)-
4 《吠えたける鉱山/Howling Mine》
3 《神話の水盤/Font of Mythos》
4 《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren》
4 《書庫の罠/Archive Trap》
4 《沈黙/Silence》
4 《時間のねじれ/Time Warp》
4 《濃霧/Fog》
3 《天使歌/Angelsong》
2 《疲弊の休息/Rest for the Weary》

-呪文(32)-
2 《真髄の針/Pithing Needle》
3 《払拭/Dispel》
2 《否認/Negate》
3 《流刑への道/Path to Exile》
4 《コーの火歩き/Kor Firewalker》
1 《貪欲な罠/Ravenous Trap》

-サイドボード(15)-

 本来、ターボフォグと言えば《濃霧/Fog》から取られたデッキ名だったが、最近は白の《天使歌/Angelsong》などの類似カードで構築された青白が主流だった。

 だが、このデッキは9枚のフェッチランドから《森/Forest》を探すことで緑マナを供給して、本当に《濃霧/Fog》を唱える。
 そして、11枚のお互いドローエンジンで毎ターン使い切れないほどのカードを引き増すので、アドバンテージという概念が壊れてしまう。

 そんな間に、対戦相手がフェッチランドでも使おうものなら、《書庫の罠/Archive Trap》であっという間にライブラリーアウトだ。もちろん、5マナでキャストするだけでもゲームは終了する。

白緑トークン

Kounoike,Masaki
2010日本選手権 /3-1
3 《地盤の際/Tectonic Edge》
4 《陽花弁の木立ち/Sunpetal Grove》
4 《活発な野生林/Stirring Wildwood》
8 《平地/Plains》
5 《森/Forest》

-土地(24)-
4 《悪斬の天使/Baneslayer Angel》
4 《目覚めの領域/Awakening Zone》
4 《巣の侵略者/Nest Invader》
4 《コジレックの捕食者/Kozilek's Predator》

-クリーチャー(25)-
3 《エルドラージの碑/Eldrazi Monument》
3 《流刑への道/Path to Exile》
3 《軍部政変/Martial Coup》
3 《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》
3 《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura》
3 《司令官の頌歌/Marshal's Anthem》
2 《忘却の輪/Oblivion Ring》

-呪文(14)-
3 《審判の日/Day of Judgment》
2 《忘却の輪/Oblivion Ring》
3 《天界の粛清/Celestial Purge》
4 《コーの火歩き/Kor Firewalker》
3 《光輝王の昇天/Luminarch Ascension》

-サイドボード(15)-

 直前予選からの勢いで勝ち進む鴻池のデッキは、珍しい白緑二色のトークンデッキだ。

 アラーラブロックの影響で、普通は現在環境の豊富なマナベースを使ったナヤかバントになりがちなのだが、シンプルにまとめている。

 デッキリストを良く見てほしいのだけれど、緑のカードは12枚のみで、全てが落とし子トークンを生み出す。

 サイズが0/1とはいえ、クリーチャーの頭数さえそろえば《エルドラージの碑/Eldrazi Monument》で勝負が付いてしまうし、たとえ《審判の日/Day of Judgment》をキャストされようが、《司令官の頌歌/Marshal's Anthem》でまとめて帰ってきてしまう。落とし子はマナにもなるので、キッカーを払えば《悪斬の天使/Baneslayer Angel》であろうがなんだろうがお構いなしにリアニメイトだ。

白ウィニー

Ino,Kentarou
2010日本選手権 / 3-1
4 《乾燥台地/Arid Mesa》
4 《湿地の干潟/Marsh Flats》
13 《平地/Plains》

-土地(21)-
2 《イーオスのレインジャー/Ranger of Eos》
2 《コーの鉤の達人/Kor Hookmaster》
1 《未達への旅/Journey to Nowhere》
4 《白蘭の騎士/Knight of the White Orchid》
3 《コーの空漁師/Kor Skyfisher》
3 《コーの火歩き/Kor Firewalker》
2 《先兵の精鋭/Elite Vanguard》
4 《闘争の学び手/Student of Warfare》
4 《ステップのオオヤマネコ/Steppe Lynx》

-クリーチャー(25)-
2 《忘却の輪/Oblivion Ring》
4 《精霊への挑戦/Brave the Elements》
1 《冒険者の装具/Adventuring Gear》
3 《流刑への道/Path to Exile》
2 《清浄の名誉/Honor of the Pure》
2 《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》

-呪文(14)-
2 《真髄の針/Pithing Needle》
3 《未達への旅/Journey to Nowhere》
1 《天界の粛清/Celestial Purge》
3 《真心の光を放つ者/Devout Lightcaster》
4 《白騎士/White Knight》
1 《流刑への道/Path to Exile》
1 《沈黙/Silence》

-サイドボード(15)-

 いつの時代になっても、白ウィニー(WW)は絶滅しないとはよく言われたものだが、今大会でも1/300でWWが存在した。
 上陸の為に8枚のフェッチランドがあるが、13枚の平地と完全に白単色。

 そして、デッキでは伝わりにくいかもしれないが、可能な限りマナ域を下げることを考えている構築に見える。
 環境には、多くのタップインランドやライフを支払うフェッチランドがあるが、その隙をついた構成となっており、

 1マナからスタートするビートダウンに《大渦の脈動/Maelstrom Pulse》、《終止/Terminate》ではさらにテンポ的にも得をする。

 時代のま逆を行く構築に、成績はどうなるのか?

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