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Round 1: 森 勝洋(大阪) vs. Carlos Romao(ブラジル)

Round 1: 森 勝洋(大阪) vs. Carlos Romao(ブラジル)

By Daisuke Kawasaki

 12月に千葉で行われる世界選手権を除けば、今シーズン最後のプロツアーとなるプロツアー・アムステルダムが始まった。

 このRound 1では、3つのマッチがフィーチャーされ、そのすべてに日本人が呼ばれるという形となった。

 すべてをフォローしたいところではあるが、残念ながら体はひとつ。このマッチは、「帝王」森 勝洋(大阪)とCarlos Romao(ブラジル)による世界王者同士のマッチアップをお届けしよう。

 Carlosが使用するデックは、赤緑の《風景の変容/Scapeshift》。津村健志の記事では赤緑《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle》として紹介されていたデッキである。

 対する帝王は、先日の日本選手権を制したのと同じく、赤単を選択。《裂け目の稲妻/Rift Bolt》《炎の投げ槍/Flame Javelin》と、スタンダード環境以上に火力が充実しているだけに、より強く、その分プレイが難しくなっているアーキタイプだ。

 一般的なデックリストがほとんど出回っていないフォーマットであり、黎明期のようなシークレットテックのぶつかり合いが期待されるこの対戦。

 世界を制したもの同士の対戦。果たしてどのようなテクニックが繰り広げられるのか。

Game 1

R1_Mori.jpg

 先手のRomaoはマリガンしたものの、1ターン目に《燃え柳の木立ち/Grove of the Burnwillows》からの《明日への探索/Search for Tomorrow》待機という立ち上がり。対して森も、1ターン目に《運命の大立者/Figure of Destiny》と順当な立ち上がり。

 2ターン目に土地をおけなかったRomaoに対して、森は《運命の大立者/Figure of Destiny》を1/1のままで攻撃し、さらに《ケルドの匪賊/Keldon Marauders》を追加する。これでRomaoのライフは18。

 アップキープに《明日への探索/Search for Tomorrow》の待機が解けたRomaoはこれで《森/Forest》をサーチ。さらに《不屈の自然/Rampant Growth》をキャストして土地の枚数を3枚へと伸ばす。

 森は小考。結果、《運命の大立者/Figure of Destiny》を2/2にして攻撃し、Romaoのライフは15。返してRomaoが《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》をキャストしライフを17へと戻すが、フェッチを起動し《焼尽の猛火/Searing Blaze》をキャストし、ライフをほぼ相殺。さらに自身のターンに《噴出の稲妻/Burst Lightning》で2/1となった《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》をどかすと、4/4となった《運命の大立者/Figure of Destiny》で攻撃する。

 手札に《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》を3枚持っているものの、4枚目の土地にアクセスできないRomao。森が《ゴブリンの先達/Goblin Guide》を追加して攻撃するのを手で制し、《運命の大立者/Figure of Destiny》を《稲妻/Lightning Bolt》と《罰する火/Punishing Fire》の2枚で除去してライフを守る。森は《運命の大立者/Figure of Destiny》を改めて追加。

 ここで《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》を召喚したRomaoだが、この回復後のライフが9。森のマナはちょうど5。《炎の投げ槍/Flame Javelin》と《稲妻/Lightning Bolt》によって残りライフが2となると、Romaoは土地を片付けた。

森 1-0 Romao

Game 2

R1_Romao.jpg

 今度は初手を即キープし、1ターン目に《明日への探索/Search for Tomorrow》を待機したRamao。対する森は、1ターン目にアクション無し。《不屈の自然/Rampant Growth》でマナを伸ばしたRomaoのターンエンドに《稲妻/Lightning Bolt》を本体へと打ち込む。

 続いて《ケルドの匪賊/Keldon Marauders》を追加した森。一方のRomaoはアップキープに待機の明けた《明日への探索/Search for Tomorrow》で4枚目の土地を、そして《樹上の村/Treetop Village》をセットし、《不屈の自然/Rampant Growth》キャストで6枚目の土地へとアクセスする。

 すでに終了に向けてのカウントダウンが始まりつつある森。《ゴブリンの先達/Goblin Guide》を追加し、2体で攻撃する。めくれたカードは《稲妻/Lightning Bolt》。ここで《ゴブリンの先達/Goblin Guide》へと《罰する火/Punishing Fire》を打ち込んだRomao。

 ここで森のシークレットテックである《粗暴な力/Brute Force》が炸裂する。除去されるのを回避しつつ、与えるダメージを増加する。これでRomaoのライフは8。

 一方のRomaoは森のライフを削っておくために《樹上の村/Treetop Village》で攻撃する。手札にはすでに《風景の変容/Scapeshift》があるため、あと1枚土地を引けば勝利の形に持ち込む。

 森のアップキープに《ケルドの匪賊/Keldon Marauders》が場を離れ、Romaoのライフは7。そして、森は《ゴブリンの先達/Goblin Guide》で攻撃。すでに公開されている《稲妻/Lightning Bolt》があるRomaoだが、ここで長考。そして、意を決して《ゴブリンの先達/Goblin Guide》へと《稲妻/Lightning Bolt》。

 森の手札には、《粗暴な力/Brute Force》。これでRomaoのライフは2。

 そして、Romaoへとキャストされる《稲妻/Lightning Bolt》。

森 2-0 Romao

 「このデッキ、大抵のデッキには8割勝てるんだけど、《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle》だけは2割なんだよね。その2割がここできて、かなりラッキーだった」

 グランプリ・横浜、日本選手権と今シーズン絶好調の森。果たして、プロツアーの地で、改めてその名を歴史に刻むことはできるのか。

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