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Round 2: 池田 剛(福岡) vs. Yann Massicard(フランス)

Round 2: 池田 剛(福岡) vs. Yann Massicard(フランス)

By Daisuke Kawasaki

 Round 1では日本選手権優勝者の森 勝洋(大阪)のマッチをお届けしたので、このラウンドでは準優勝の「ファイアーボール総帥」池田 剛(福岡)のマッチをお届けしよう。

 使用するデックは、赤単。そう、日本選手権の決勝を戦った二人が同じデックをシェアしあっているのだ。千葉で行われる世界選手権では国別対抗戦のチームメイトとして戦う二人だけに、チームワークのよさは折り紙つきだ。

 対するは、グランプリ・シアトル優勝のYann Massicard(フランス)。使用しているデックは、青赤《紅蓮術士の昇天/Pyromancer Ascension》だ。

Game 1

R2_Ikeda.jpg

 先手はYann。1ターン目に《沸騰する小湖/Scalding Tarn》をセットするとすぐ起動し、《島/Island》を探し出して山札をシャッフル。さらに《思案/Ponder》を打つと、またまたシャッフル。

 対して池田も《沸騰する小湖/Scalding Tarn》をセット。だが起動してサーチしてきた土地は《山/Mountain》。そしてキャストされたのは《運命の大立者/Figure of Destiny》。

 心理的には一気に残りターンが少なくなったYann。《滝の断崖/Cascade Bluffs》をセットするとマナを残してターンを返す。池田は《運命の大立者/Figure of Destiny》で攻撃し、能力を起動。これはお約束的に《罰する火/Punishing Fire》で除去される。池田は《裂け目の稲妻/Rift Bolt》を待機してターン終了。

 《沸騰する小湖/Scalding Tarn》をセットし、2枚目の《島/Island》をサーチしたYannは《定業》をキャスト。ここで見えた2枚は2枚とも《稲妻/Lightning Bolt》で、これを1枚だけトップに残して、ドロー。

 続く池田は、アップキープに《裂け目の稲妻/Rift Bolt》の待機が明けて、Yannの残りライフは15。《山/Mountain》をセットすると、長考し、ターンを返す。

 《燃え柳の木立ち/Grove of the Burnwillows》をセットして、万全の状態となったYann。手札に《謎めいた命令/Cryptic Command》を構えてターンを終了。このエンドに池田は《炎の投げ槍/Flame Javelin》を本体に。早速この《炎の投げ槍/Flame Javelin》を《謎めいた命令/Cryptic Command》でカウンターし、ドローするYann。

 池田は《ケルドの匪賊/Keldon Marauders》をキャスト。さらにフルタップの隙に《稲妻/Lightning Bolt》を本体へと打ち込む。Yannが《定業》をキャストすると、見えた2枚に《紅蓮術士の昇天/Pyromancer Ascension》が。セットランドした上でこれをキャスト、さらに《定業》を重ねて、カウンターを1つ乗せる。

 池田のターン。《ケルドの匪賊/Keldon Marauders》へと《稲妻/Lightning Bolt》が打ち込まれ、《ケルドの匪賊/Keldon Marauders》の能力でYannのライフは10。池田は《稲妻/Lightning Bolt》をキャストして、ライフを7まで減らすとターンを返した。

 Yannは2枚目の《稲妻/Lightning Bolt》をキャストして、《紅蓮術士の昇天/Pyromancer Ascension》のクエストを達成。《魔力変/Manamorphose》を2倍がけしてマナを増やすと《時間のねじれ/Time Warp》で2ターンを獲得する。

 まず、獲得した1ターン目。ここでさらに《時間のねじれ/Time Warp》をドローしたYann。《魔力変/Manamorphose》でマナを増やしつつ手札を増やし、《思案/Ponder》でさらに手札を充実させる。そして、《時間のねじれ/Time Warp》。《罰する火/Punishing Fire》によって4点が与えられ、墓地に2枚の《罰する火/Punishing Fire》がそろうと、池田はYannが3ターンを残したまま、投了した。

Yann 1-0 池田

Game 2

R2_Massicard.jpg

 先手の池田は1ターン目に《ゴブリンの先達/Goblin Guide》で攻撃。対して、Yannは《沸騰する小湖/Scalding Tarn》をセット。池田は土地が1枚でストップしてしまうが、《紅蓮術士の昇天/Pyromancer Ascension》対策となる《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》をキャストしてターンを返す。

 Yannは池田のターンエンドに《のぞき見/Peek》をキャスト。そして、池田の手札にシークレットテックである《粗暴な力/Brute Force》があることを確認すると、メインターンに《罰する火/Punishing Fire》で《ゴブリンの先達/Goblin Guide》を除去する。

 2枚目の土地にアクセスできない池田は、《裂け目の稲妻/Rift Bolt》を待機。一方のYannは《燃え柳の木立ち/Grove of the Burnwillows》をセットする。そして、池田のアップキープに《裂け目の稲妻/Rift Bolt》の待機が明けるのに対応して《魔力変/Manamorphose》経由の《マナ漏出/Mana Leak》。

 《ケルドの匪賊/Keldon Marauders》を召喚するものの、これも即、《稲妻/Lightning Bolt》で対処されてしまい、思うようにライフを削れない池田。対して、Yannはここで《紅蓮術士の昇天/Pyromancer Ascension》を設置する。《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》を起動し、Yannの手札を推測する材料を増やした上で、墓地のカードすべてを追放する池田。Yannが対応して《罰する火/Punishing Fire》を回収したところで、さらに《稲妻/Lightning Bolt》を本体へと打ち込む。

 これでやっとYannのライフは10。手札には2枚の《炎の投げ槍/Flame Javelin》を含め大量の火力が控えている池田なのだが、なかなか3枚目の《山/Mountain》を引き当てることができない。

 一方のYannは、先ほど回収した《罰する火/Punishing Fire》に加えてもう一枚手札に《罰する火/Punishing Fire》を持っているため、この2枚で《紅蓮術士の昇天/Pyromancer Ascension》のクエストを達成できてしまう状態だ。

 Yannは、まず、一個目のカウンターを《紅蓮術士の昇天/Pyromancer Ascension》に乗せ、そして、《罰する火/Punishing Fire》を回収する。このタイミングで3枚目の《山/Mountain》を引き当てた池田。《稲妻/Lightning Bolt》1枚とフェッチの起動で、Yannのライフは7。

 Yannは、予定通りにクエストを達成。そして、《定業》をキャストして、手札を充実させようとする。これに対応して池田は《炎の投げ槍/Flame Javelin》をキャスト。これは《マナ漏出/Mana Leak》される。

 《沸騰する小湖/Scalding Tarn》を使用して、残りライフが5となったYann。4マナを残してターンを終了する。池田は《ケルドの匪賊/Keldon Marauders》を召喚。これに対して《謎めいた命令/Cryptic Command》が打ち込まれるのだが......コピーされた方の命令はモードを変更できないため、カウンターする対象がなく、打ち消されてしまい、Yannは予定と違いカードを1枚しかドローできない。

 だが、2枚目の《紅蓮術士の昇天/Pyromancer Ascension》を張った上で、《定業》をうち、Yannが《時間のねじれ/Time Warp》を手に入れてしまったことで、池田の勝てるプランはなくなってしまった。

Yann 2-0 池田

池田 「2本目、《のぞき見/Peek》にやられたね......《粗暴な力/Brute Force》、見られてなければ......」

 まさかの《のぞき見/Peek》によって、シークレットテックを暴かれてしまったことを敗因の一つに挙げる池田。

 どうやら、このプロツアー、テクニック方面で非常に楽しめるものになりそうだ。

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