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Round 4: 八十岡 翔太(東京) vs. Fergus Looney(イタリア)

Round 4: 八十岡 翔太(東京) vs. Fergus Looney(イタリア)

By Daisuke Kawasaki

 八十岡 翔太(東京)といえば、一目でわかるほどの禍々しいデックリストを作り上げることで有名だが、ローウィンブロックで《苦花/Bitterblossom》が登場したあたりから、比較的普通のデックリストで大会に出ることになってしまってファンを悲しませていることでも有名で、八十岡に言わせれば「まぁ、勝てるデッキ作ってるだけだから」ということではあるのだが、端的に言えば最近、本領を発揮していない。

 そんな八十岡が今回は本領を発揮しているらしいと方々で評判だ。中島 主税(東京)に言わせれば「今回は身につけてるグッズの量が違う」ということなので、並々ならぬ気持ちでこの大会に臨んでいるのだろう。

 だが、そんな八十岡が使っているデックが《包囲の搭、ドラン/Doran, the Siege Tower》入りのデックだとの情報が入ってきた。

R4_yaso_playing_doran.jpg

 昨日のレジストの時点では、デックについて「今回のデッキですか?まぁ、普通のデッキじゃないですかね」と言っていたので、きっと、普通じゃないデッキだろうと思っていたのだが、まさか、そんな、本当に普通のデッキだなんて!

 対する、Fergus Looney(イタリア)の使用するデックは、会場でも台風の目としてちょっとした話題になっている続唱《均衡の復元/Restore Balance》デック。

 果たして、八十岡は八十岡なのか?

Game 1

R4_Yasooka_Looney.jpg

 先手の八十岡は《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》から《つぶやき林/Murmuring Bosk》をサーチ、《包囲の搭、ドラン/Doran, the Siege Tower》を開示してアンタップインすると、《貴族の教主/Noble Hierarch》をキャストしてターン終了。

 対するFergusは《霧深い雨林/Misty Rainforest》から《森/Forest》をサーチして、《火荒の境界石/Firewild Borderpost》を戦場に設置する。

 八十岡は予定調和的に2ターン目に《包囲の搭、ドラン/Doran, the Siege Tower》をキャスト。対して、Fergusは《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》をリムーブして3マナを捻出し、《連合の秘宝/Coalition Relic》をキャスト。

 ここで八十岡は《包囲の搭、ドラン/Doran, the Siege Tower》を賛美込みでアタックし6点のダメージを与えた上で、《思考囲い/Thoughtseize》をキャストする。《暴力的な突発/Violent Outburst》×2に《献身的な嘆願/Ardent Plea》《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》、そして《均衡の復元/Restore Balance》。

 《暴力的な突発/Violent Outburst》をディスカードさせた八十岡は、《大渦の脈動/Maelstrom Pulse》で《連合の秘宝/Coalition Relic》を破壊する。

 ここまで、明らかに《包囲の搭、ドラン/Doran, the Siege Tower》デッキの動きをしている八十岡だったのだが、ここで《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》をキャスト。よかった!八十岡は八十岡だった!《渦まく知識/Brainstorm》能力を使用すると、ターン終了。Fergusは《暴力的な突発/Violent Outburst》をキャストして、続唱。《均衡の復元/Restore Balance》がめくれ、盤面が一掃される。

 だが、八十岡は、《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》のアドバンテージを活かして、復興をする。1枚残された《つぶやき林/Murmuring Bosk》から《思考囲い/Thoughtseize》をキャストし、《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》をディスカードさせると、さらに《つぶやき林/Murmuring Bosk》をセット。《包囲の搭、ドラン/Doran, the Siege Tower》を提示してアンタップインさせると、《コジレックの審問》をキャストし、《献身的な嘆願/Ardent Plea》をディスカードさせる。

 手札が《均衡の復元/Restore Balance》のみになってしまったFergus。トップデックした《大いなるガルガドン/Greater Gargadon》とともに、これを待機する。

 結局、続くターンにキャストされた《包囲の搭、ドラン/Doran, the Siege Tower》への対抗策を引き当てることのできなかったFergusは、大量の境界石を片付けた。

八十岡 1-0 Fergus

Game 2

R4_Looney.jpg

 先手のFergusはダブルマリガンの末に、キープ。初動は......《均衡の復元/Restore Balance》待機というもの。

 対して、八十岡は1ターン目に《涙の川/River of Tears》セットから《コジレックの審問》をキャスト。Fergusの手札から《連合の秘宝/Coalition Relic》をディスカードさせる。

 続くターンに《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》から《森/Forest》をサーチして《貴族の教主/Noble Hierarch》を追加。さらに《強迫/Duress》をキャストすると、Fergusのアップキープには《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》。もう、何色のデックだかわからないし、強いて言えば八十岡色のデックだ。

 《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》と《クローサの掌握/Krosan Grip》という手札をみると、手札を入れ替えないことを選択。Fergusは《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》をキャストする。

 八十岡は賛美込みの《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》で攻撃を重ね、待機の明けた《均衡の復元/Restore Balance》を《否認/Negate》する。

 Fergusはトップデックした《献身的な嘆願/Ardent Plea》をキャストし、《均衡の復元/Restore Balance》を続唱するのだが、《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》のせいで《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》が残ってしまう。

 《霧脈の境界石/Mistvein Borderpost》を《大渦の脈動/Maelstrom Pulse》で割られてしまったFergusは、数ターン後には手を差し出した。

八十岡 2-0 Fergus

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八十岡 「いや、白、《包囲の搭、ドラン/Doran, the Siege Tower》しか入ってないよ。なんか、フェッチで《つぶやき林/Murmuring Bosk》持ってきていいらしいんで、ありがたく入れさせてもらいました。いいの?こんなにマナ出しやすくて」

 どうやら八十岡のデックの全貌は、青黒緑にタッチで《包囲の搭、ドラン/Doran, the Siege Tower》が入っているというものらしい。

 青黒緑と言えば、八十岡がThe Finalsでデビューしたときに使用していた時のカウンターモンガーの色だ。「原点復帰ですか?」という質問に対して「まぁ、そうかもね」と返す八十岡。

 最新ヤソコンのデックテックは、続報としてお届けする予定だ。

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