マジック:ザ・ギャザリング 日本公式ウェブサイト

イベントカバレージ

Round 13: 齋藤 友晴(東京) vs. Ari Lax(アメリカ)

Round 13: 齋藤 友晴(東京) vs. Ari Lax(アメリカ)

By Daisuke Kawasaki

 現時点で暫定ながらPlayer of the Yearレース首位の齋藤 友晴(東京)。

 今年は、目標であったデュエルスペース付きの店舗も開店し、充実した生活を送っている齋藤なのだが、もうひとつ齋藤がシーズンはじめから目標としていたことがある。

 それは、今年の千葉で行われる世界選手権で、殿堂とPoYを同時に受賞するというものだ。

 日曜日に、今期の殿堂が発表される。そこで齋藤が殿堂入りとなるかどうかはともかくとして、Brad Nelson(アメリカ)が好調の今大会で、齋藤も出来るだけプロポイントを稼いでおきたいところだ。

 齋藤の現在の成績は4敗。

齋藤 「今年の目標はPoYって決めたら、トップ8の目が無くなっても、前ほどがっかりしなくなっちゃいましたね。今度はトップ16を目指そうって、そういう風に考えるようにはなりました」

 全く悔しくないわけでは当然ないのだろうと思うが、それでも、大きな目標が設定されている以上、目の前の落胆でメンタルバランスを崩すわけにはいかない。こういったメンタルコントロールは齋藤がもっとも得意とするところだ。

 そんな齋藤の対戦する相手は、Ari Lax(アメリカ)。

 先日、齋藤が優勝したグランプリ・コロンバスで、唯一敗北した《むかつき/Ad Nauseam》デックを使用していたプレイヤーだ。

齋藤 「また、《むかつき/Ad Nauseam》だったらきついなぁ...」

R13_Saito.jpg

Game 1

 後手の齋藤はマリガン。

 Ariのファーストアクションは......《シヴの浅瀬/Shivan Reef》からの《定業/Preordain》。

齋藤 「昇天?」

 対して、齋藤は《思案/Ponder》。ここで見えた3枚は《定業/Preordain》《沸騰する小湖/Scalding Tarn》《罰する火/Punishing Fire》。小考の末に、これをシャッフルすることを選択する齋藤。

 Ariも2ターン目に《思案/Ponder》をプレイ。齋藤は《燃え柳の木立ち/Grove of the Burnwillows》のセットから《魔力変/Manamorphose》を使用して{r}{g}を生み出す。さらに2枚目の《魔力変/Manamorphose》につなげ、{r}{g}を。ここでのドローが《タルモゴイフ/Tarmogoyf》。これをプレイし、ターンを終了。

 ここで齋藤がタップアウトした隙をAriは見逃さなかった。

R13_Lax.jpg

 《発熱の儀式/Pyretic Ritual》×3からの《集団意識/Hive Mind》。
 そして、《タイタンの契約/Pact of the Titan》。

 《タイタンの契約/Pact of the Titan》が自動的に齋藤の分もコピーされ、スタックに置かれる。《タイタンの契約/Pact of the Titan》のマナを支払えるわけもなく、齋藤は土地を片付けた。

Ari 1-0 齋藤

Game 2

 先手の齋藤は、《霧深い雨林/Misty Rainforest》のフェッチから《島/Island》をサーチし、《思案/Ponder》。2枚目の土地が無い齋藤は、上から見た3枚に《島/Island》があることを確認したが、しかし、手札のカードを使える状況にならない。《思案/Ponder》をもう1枚手札に持っている事を踏まえて、シャッフルを選択。ここでドローしたのは3枚目の《思案/Ponder》。

 Ariが《思案/Ponder》をプレイした返しで、齋藤は《沸騰する小湖/Scalding Tarn》をトップデック。《山/Mountain》をサーチし、《魔力変/Manamorphose》から《タルモゴイフ/Tarmogoyf》につなげる。

 Ariは《時間の把握/Telling Time》をプレイ。一方、齋藤は続いて《燃え柳の木立ち/Grove of the Burnwillows》をトップデックし、シークレットテックである《田舎の破壊者/Countryside Crusher》をプレイする。これをみて、Ariはため息をひとつ。

 もはやAriに残された時間は少なく、そしてクロックパーミよろしくカウンターにバックアップされることも間違いない。Ariは、《定業/Preordain》《時間の把握/Telling Time》とキャストし、パーツをかき集める。

 齋藤の続くアップキープ。《田舎の破壊者/Countryside Crusher》の能力でめくれたのは2枚目の《田舎の破壊者/Countryside Crusher》であり、サイズは3/3のまま。青マナが1枚しかない齋藤は《マナ漏出/Mana Leak》を構えるか、《思案/Ponder》をプレイするか小考し、結果、《思案/Ponder》をプレイ。そして、ここでみた3枚の中に《霧深い雨林/Misty Rainforest》を発見する。

 《霧深い雨林/Misty Rainforest》がフェッチされ、齋藤に青マナをもたらしつつ、《田舎の破壊者/Countryside Crusher》には+1/+1カウンターをもたらす。ここで7点のアタックでAriのライフは10。

 Ariの土地は、セットランドによって4枚。Ariは《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》をリムーブし、《発熱の儀式/Pyretic Ritual》をプレイ、そして、6マナで《集団意識/Hive Mind》。

 齋藤は、長考の末に、《マナ漏出/Mana Leak》をプレイ。これを《否定の契約/Pact of Negation》でカウンターするAri。

 そして、手札からプレイされる《タイタンの契約/Pact of the Titan》。

Ari 2-0 齋藤

前の記事: Round 12: 中島 主税(東京) vs. Raphael Levy(フランス) | 次の記事: Round 13: Brian Kibler (アメリカ) vs. Luis Scott-Vargas (アメリカ)
イベントカバレージ/プロツアー・アムステルダム10 一覧に戻る

イベントカバレージ