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アーキタイプ・ブレイクダウン

アーキタイプ・ブレイクダウン


デッキタイプ
ジャンド112
白ウィニー41
吸血鬼33
バント30
オールアメリカンコントロール26
ズー22
赤単20
青白コントロール19
ジャンク18
根本原理コントロール14
緑エルドラージ9
ボロス8
ターボ・フォグ8
《召喚の罠/Summoning Trap》[ZEN]7
緑赤ヴァラクート5
《蔵の開放/Open the Vaults》[M10]5
《時の篩/Time Sieve》[ARB]5
トークン5
緑白赤ランプ5
《ルーン炎の罠/Runeflare Trap》[ZEN]4
蘇生3
エスパーコントロール3
変身3
赤緑アグロ2
《歪んだ世界/Warp World》[M10]2
カニ1
緑白ランプ1
ナヤ1
緑青コントロール1

 プロツアー・サンディエゴに向けて、マジック界のみんなの心には2つの疑問があることでしょう。1つは、ワールドウェイクがスタンダードにどういった影響を及ぼすのか、そしてもう一つは日本人の作り上げたという同盟者デッキとは何物なのか。今週末勢揃いした413人のプレイヤーからのデータを元に、冷静にして確実な数値をお届けします。

 同盟者デッキというのは、結論から言えば、目くらましや誤分類の類でした。グランプリ・オークランドで、カード・ディーラーたちから、ゼンディカーかワールドウェイクかを問わず大量に同盟者カードを買い占めていく日本人プレイヤーたちの姿があったのです。その姿を見て、奇妙なデッキを組み上げ、誰一人想像したこともない戦略でプロツアーを席巻する日本勢の姿を想像してしまったのは避けがたいことでしょう。しかし、実際にはこのサンディエゴに姿を見せた同盟者デッキは一つもありませんでした。そう、一つもです。日本人がプロツアー史上最大の機略を見せたのか、それともそのアイデアそのものを放棄するに至ったのか――それを我々が知ることはないでしょう。

 実際に環境の多数を占めたのは100人以上のジャンド・プレイヤーでした。《吸血鬼の夜鷲/Vampire Nighthawk》[ZEN]、《朽ちゆくヒル/Putrid Leech》[ARB]、《探検/Explore》[WWK]、《不屈の自然/Rampant Growth》[M10]、その他色々なカードがちりばめられた多様なデッキが存在します。ここでは、《朽ちゆくヒル/Putrid Leech》[ARB]が入っているものをリーチ、入っていないものをノー・リーチとして分類してみました。

 次に多かったのは、予想に反して白ウィニーです。このアーキタイプは、「攻撃」することが罪だと考えていることも多いプロツアー選手の主流ではありません。プロツアー・サンディエゴでは、この伝統的な智恵が変化を見せ、41人のプレイヤーが白クリーチャーとともに戦場に進みました。他に彼らが力を借りたのは、《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》[WWK]や各種のトークン、そして散らされた様々な色の呪文です。

 第3勢力は吸血鬼ですが、これにも2種類のデッキが混在しています。ゼンディカー発売以来の古典的な吸血鬼デッキと、《カラストリアの貴人/Kalastria Highborn》[WWK]を軸として《恐血鬼/Bloodghast》[ZEN]とのコンボを狙うとともに《審判の日/Day of Judgment》[ZEN]のような全体除去への耐性をつけたものです。

 バントやオールアメリカンコントロールがトップ5の残りの2つです。さらにリストを見ていくと、興味深いローグ・デッキが色々と鎬を削っています。《吠えたける鉱山/Howling Mine》[M10]と《蔵の開放/Open the Vaults》[M10]を悪用しようとしているプレイヤーは、《時の篩/Time Sieve》[ARB]デッキ、ターボ・フォグ、《蔵の開放/Open the Vaults》[M10]デッキにもいました。その方向性としては、1ターンの間、あるいは何度も《時間のねじれ/Time Warp》[M10]や《時の篩/Time Sieve》[ARB]を使って得たターン群の間に大量のカードを引き、相手をライブラリーアウトその他の敗北に追い込むというものです。

 他に見かけられたものとしては《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle》[ZEN]コンボ・デッキ。これは、緑マナを使って致死量の山を同時に戦場に持ってくるというデッキです。一見すると《不屈の自然/Rampant Growth》[M10]や《豊穣の痕跡/Trace of Abundance》[ARB]を使って《エメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeria》[ZEN]のような巨大クリーチャーを対戦相手に叩きつけるように見える《召喚の罠/Summoning Trap》[ZEN]デッキもありました。相変わらずの戦闘力を誇る緑エルドラージ・デッキもあれば、《ルーン炎の罠/Runeflare Trap》[ZEN]デッキや蘇生デッキも存在します。このデッキは、蘇生とサイクリングを組み合わせ、《アガディームの墓所/Crypt of Agadeem》[ZEN]を使って大量のマナを出して即座にゲームを決めてしまうのです。

 興味のある人のために、上のメイン・アーキタイプに加えてサブ・アーキタイプのリストも紹介しましょう。


サブ・アーキタイプ

メイン・アーキタイプサブ・アーキタイプアーキタイプ内の割合
ジャンドノー・リーチ2421.43%
吸血鬼《カラストリアの貴人/Kalastria Highborn》[WWK]2369.70%
ズー《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》[WWK]1672.73%
白ウィニートークン1229.27%
白ウィニータッチ緑614.63%
白ウィニー《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》[WWK]512.20%
赤単タッチ白420.00%
トークン緑白480.00%
赤単タッチ黒315.00%
吸血鬼タッチ赤39.09%
バント《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》[WWK]13.33%
緑エルドラージタッチ白111.11%
ナヤ・ランプタッチ黒120.00%
赤単タッチ緑15.00%
ナヤタッチ黒1100.00%
変身赤白青133.33%
トークン緑白黒120.00%
ターボ・フォグ緑青112.50%
白ウィニータッチ青12.44%
ズービッグ・ズー14.55%

 プロツアー・サンディエゴはあらゆるモノが新しく生じ、そして古くなっていく大会です。デッキリスト、プレイヤーの活躍、その他大会の様子は随時カバレージで報告していきますのでお楽しみに!

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