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Round 12:Guillaume Wafo-Tapa(フランス) vs. 井上 徹(福岡)

Round 12:Guillaume Wafo-Tapa(フランス) vs. 井上 徹(福岡)

By FOREST

 ジャンドだらけのこんな世の中に、コントロール愛好家同士が戦う。

 フランスのGuillaume Wafo-Tapa(ギョーム・ワフォ=タパ)は時のらせんブロック構築で争われたプロツアー横浜を制したことで知られるコントロールキング。彼はコレクターとしても知られた存在で、なんと彼の75枚のデッキのうち74枚がフォイルである。

 なぜ一枚だけフォイルではないのか?

Guillaume Wafo-Tapa 「だって、《悪斬の天使/Baneslayer Angel》が値上がりしすぎちゃってね...。まいったもんだよ。」

 対するは福岡より参戦した日本勢の井上。初日の好調もあって、彼のデッキテクを解説してもらった動画コンテンツが存在するので、まずはそれを見ていただきたい。

Guillaume Wafo-Tapa:青赤白コントロール
井上 徹:青赤黒コントロール

Game 1
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 《宝探し/Treasure Hunt》からカードアドバンテージを獲得したい井上だったが、すぐに山札から《急使の薬包/Courier's Capsule》がめくれてしまうという最序盤。両者コントロールデッキであるため、静かに土地が並ぶ。

 そんな中で、先手Wafo-Tapaが《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》で井上のライブラリー最上段を覗くアクションを見せた。対する井上は4ターン目に《急使の薬包/Courier's Capsule》を起動するが、ここで4枚目の土地にめぐりあえない。やむなく《稲妻/Lightning Bolt》をジェイスにプレイして《地震/Earthquake》と《本質の散乱/Essence Scatter》の2枚をディスカードすることになってしまった。

 Wafo-Tapaはジェイスの0コスト《渦まく知識/Brainstorm》能力を起動し、さらにフェッチランドを起動。井上は土地が引けない。つまり、コントロール対決の大前提であるマナ基盤の構築からのカードアドバンテージ獲得という勝負の舞台に立てない。

 井上の土地がとまってしまう中で、Wafo-Tapaは《ジュワー島のスフィンクス/Sphinx of Jwar Isle》の高速召喚を成就。言われてみれば、《本質の散乱/Essence Scatter》は先ほど捨ててしまったばかりだ。

 残り時間を確認した井上はすばやく投了を宣言した。

Wafo-Tapa 1-0 井上

Game 2

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 先手井上が2ターン目に《急使の薬包/Courier's Capsule》をプレイ。そして、はやくもWafo-Tapaがゲームの行方に大きく影響する《光輝王の昇天/Luminarch Ascension》を設置する。

 この白いエンチャントは対コントロール戦におけるキラーカードとして知られた存在で、ひとたび能力起動条件を満たしてしまえば、あっという間に4/4飛行トークンによってゲームを制圧してしまうという決定力をもっている。

 そして、それは《稲妻/Lightning Bolt》等の軽い火力をサイドアウトしたばかりの井上を前に、あっけなく通ってしまったのだ。

 かくて、序盤から苦しい展開となってしまった井上は、3ターン目のWafo-Tapaのエンドステップに《急使の薬包/Courier's Capsule》を起動してカードを2枚ドロー。さらに、4ターン目にも2枚目の《急使の薬包/Courier's Capsule》をプレイした。静かに土地を置きながら《光輝王の昇天/Luminarch Ascension》を育てるWafo-Tapaを前に、井上は再度2枚のカードをアーティファクトからドロー。

 迎えた5ターン目に井上が《強迫/Duress》を唱え、これをWafo-Tapaが《否認/Negate》する。そこへ井上はこのターン2発目となる《強迫/Duress》で《瞬間凍結/Flashfreeze》をディスカードさせてターンを返した。残るWafo-Tapaの手札は《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》、《宝探し/Treasure Hunt》2枚、フェッチランドという内容だ。

 続く自ターンに《宝探し/Treasure Hunt》を詠唱したWafo-Tapaは、3枚の土地と《否認/Negate》を手に入れ、早くも《光輝王の昇天/Luminarch Ascension》には3つのカウンターが輝いている状況となる。

 井上は6ターン目に土地を置いてからX=1で《彗星の嵐/Comet Storm》を撃ち込み、《光輝王の昇天/Luminarch Ascension》に4つ目のカウンターが載ることを阻止してみるものの......続くターンには何もできなかった。

井上 「せめてクリーチャーを高速展開して対抗したかったんですが...」

 結局《光輝王の昇天/Luminarch Ascension》にカウンターの4つ目が載り、ゲーム終了。かくて、コントロール対決らしからぬ、あわせて十分ほどの試合となってしまったのである。

Wafo-Tapa 2-0 井上

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