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Round 13:Gabriel Nassif (フランス) vs. 中島 主税(神奈川)

Round 13:Gabriel Nassif (フランス) vs. 中島 主税(神奈川)

By FOREST

 金曜日に初日全勝を飾った二人のプレイヤーが辿った運命は、あまりにも対照的なものとなってしまった。"LSV"ことLuis Scott-VargasはGabriel Nassifとの全勝対決を制すると、そのまま破竹の12連勝という快進撃。対して、LSVに敗れてしまったNassifはまさかの四連敗という土俵際まで追い込まれてしまい、順位表ボードの傍らで泣き崩れるほどの狼狽ぶりを見せることとなった。

 Nassifにとっては文字通りの正念場となる第13回戦。ここで彼を待ち構えていたのは日本コミュニティを代表するベテラン、中島 主税であった。

中島:緑白黒ジャンク
Nassif:青白コントロール(by Pat Chapin)

Game 1

 ダイスロールの勝利から先手を取り、開幕ターンの《極楽鳥/Birds of Paradise》から2ターン目に《不屈の随員/Dauntless Escort》展開と動く先手の中島主税。さらに4ターン目に《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》から1/1トークンを場に出すという力強い立ち上がりを見せた。

 対するNassifは静かに《ハリマーの深み/Halimar Depths》でライブラリーの上からカード3枚を整える立ち上がり。そこからNassifは3ターン目に《宝物探し/Treasure Hunt》を唱えて《島/Island)》と《思考の泉/Mind Spring》を手に入れ、《天界の粛清/Celestial Purge》をディスカードしてターンを終えた。

 ここで中島は2体目の《不屈の随員/Dauntless Escort》を展開し、返すターンのNassifの《審判の日/Day of Judgment》による被害を最小限に、すなわち《不屈の随員/Dauntless Escort》一体にとどめた。そのまま《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》の縦横無尽の活躍を見せ、中島 主税が素早くゲームを決めることになった。

中島 1-0 Nassif

Game 2

 またしても開幕ターンの《極楽鳥/Birds of Paradise》から2ターン目に《不屈の随員/Dauntless Escort》という動きを再び見せる中島だったが、第2ゲームでは先手をとっているNassifが《本質の散乱/Essence Scatter》でこれを退けた。続く《エメリアの天使/Emeria Angel》も《本質の散乱/Essence Scatter》でカウンターし、その上で返すターンに《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》を詠唱して0コストの能力起動という好調ぶりを見せた。

 中島はこのゲームで2体目となる《エメリアの天使/Emeria Angel》を召喚し、土地を出して「上陸」能力を起動して1/1飛行の鳥トークンを展開した。迎える自ターンにもNassifはジェイスの二番目の能力を起動し、その上で戦場を《審判の日/Day of Judgment》で一掃。ライブラリーの上が3枚とも土地であることを確認しているNassifは、《宝探し/Treasure Hunt》で3枚の土地と《本質の散乱/Essence Scatter》を手に入れた。

 続く中島の《エメリアの天使/Emeria Angel》を《本質の散乱/Essence Scatter》で退けたNassifはジェイスの一番目の能力を使用し、中島のライブラリーを覗き見た。対する中島はX=3の《思考の粉砕/Mind Shatter》を詠唱するが、これを《取り消し/Cancel》するNassif。

 とうとう3マナを残してNassifは《悪斬の天使/Baneslayer Angel》を召喚するまでに至り、中島後続の《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》にも《流刑への道/Path to Exile》を見舞う。中島の《悪斬の天使/Baneslayer Angel》は《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》の三番目の能力によってバウンスされてしまい、なすすべなし。

Nassif "Easy game one for you, and easy game two for me..."

中島 "Hahaha, yes..."

中島 1-1 Nassif

Game 3

 マリガンを選択してつかみ取った先手1ターン目の《極楽鳥/Birds of Paradise》から2ターン目に《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》へとつなげた中島 主税。対するGabriel Nassifは《天界の列柱/Celestial Colonnade》、《氷河の城砦/Glacial Fortress》とタップインランドを連続する立ち上がりで、最初のアクションとして《流刑への道/Path to Exile》を撃ち込む。

 中島が3ターン目の《強迫/Duress》で覗き見たフランス勢の手札内容は、2枚の《宝探し/Treasure Hunt》、《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》、《秀でた隊長/Preeminent Captain》、《審判の日/Day of Judgment》、《氷河の城砦/Glacial Fortress》という内容だった。ここでジェイスを捨てさせて、特に何を召喚するでもなくターン終了を宣言する中島。...なんと、ここで脅威を展開できないのだ。

 差し迫る脅威もなく、一安心のNassifは《宝物探し》で《ハリマーの深み/Halimar Depths》と《軍部政変/Martial Coup》を手に入れ、セット《ハリマーの深み/Halimar Depths》。続く4ターン目を迎えた中島のアクションも冴えないもので、《貴族の教主/Noble Hierarch》展開によって賛美をあたえた《極楽鳥/Birds of Paradise》で1点のアタックのみ。苦しむ中島を尻目に、Nassifはさらに《宝物探し/Treasure Hunt》でカードを3枚獲得し、《氷河の城砦/Glacial Fortress》をタップインする。

 此処にきてようやく《エメリアの天使/Emeria Angel》を引き当てる中島だが、当然ここで《審判の日/Day of Judgment》が炸裂。Nassifはさらに《ハリマーの深み/Halimar Depths》でライブラリーを確認し、潤沢な手札とも相談しながらゲームプランを練り上げる。

 せめて《活発な野生林/Stirring Wildwood》でも場に出ていれば、という中島だったがここで彼は《不気味な発見/Grim Discovery》からフェッチランドと《エメリアの天使/Emeria Angel》を回収し、その双方を戦場に送りだすという動きを見せる。対するNassifは6枚目の土地を置いてターンを返し、中島は《セジーリのステップ/Sejiri Steppe》でプロテクション白をつけた《エメリアの天使/Emeria Angel》でアタック。しかし、これをNassifがX=5での《軍部政変/Martial Coup》によって一掃しつつ、5体のトークン軍団を製造する。

 苦笑するしかない中島だったが!
 ここで中島のTop of the Deckからの...《悪斬の天使/Baneslayer Angel》!

 まだまだここから挽回していきたい中島だったが、潤沢な手札を抱えているNassifはX=2の《永遠溢れの杯/Everflowing Chalice》設置を経由して《悪斬の天使/Baneslayer Angel》! さらに、中島の後続となる《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》はNassifの《取り消し/Cancel》に阻まれ、《悪斬の天使/Baneslayer Angel》は戦闘により相討ちとなる。

 ここで中島は5体のトークンに《大渦の脈動/Maelstrom Pulse》を使用するも、Nassifの《取り消し/Cancel》に阻まれてしまい、《エメリアの天使/Emeria Angel》を《精神の制御/Mind Control》で奪われてしまうという有様。

 とうとうNassifは《天界の列柱/Celestial Colonnade》をクリーチャー化しはじめ、いつの間にか大軍とよべる陣容となっていた自陣のアタッカーによる全軍突撃を敢行するまでに至った。

中島 1-2 Nassif

 Gabriel Nassifは二日目四連敗からの四連勝を目指して再起した。

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