イベントカバレージ
Round 15:Niels Viaene(ベルギー) vs. 北山 雅也(神奈川)
Round 15:Niels Viaene(ベルギー) vs. 北山 雅也(神奈川)
By FOREST
予選ラウンド残り2回戦という終盤戦。「このラウンドに勝って、次のラウンドにインテンショナルドロー(*合意のうえでの引き分け)でプレイオフ進出が確定」するのが現在の11勝3敗ライン。そこには日本勢からふたりの「続唱ジャンド」使いが生き残っている。
第14回戦に引き続いて、北山 雅也の試合をお送りしよう。
北山:続唱ジャンド
Viaene:《蔵の開放/Open the Vaults》コンボ
Game 1
《怒り狂う山峡/Raging Ravine》タップインから動き出す北山を前に、サイクリング《意思切る者/Architects of Will》から《急使の薬包/Courier's Capsule》設置という動き出しのViaene。「どうも普通のエスパーコントロールではない」ということを警戒しはじめた北山が召喚した3ターン目の《芽吹くトリナクス/Sprouting Thrinax》を《未達への旅/Journey to Nowhere》で処理するViaene。しばし考え込んでから、北山はこのエンチャントへと《大渦の脈動/Maelstrom Pulse》を見舞い、トリナクスを戦場に取り戻した。
4ターン目を迎えた北山は《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》の続唱から《終止/Terminate》をめくりだし、これは不発。3/2速攻と3/3トリナクスのアタックが対戦相手のライフを15点に削り落した。
Viaeneが5マナで召喚した《失われた真実のスフィンクス/Sphinx of Lost Truths》を《瀝青破/Bituminous Blast》からの《稲妻/Lightning Bolt》で薙ぎ払い、アタック6点。しかし、ここでViaeneは《蔵の開放/Open the Vaults》をプレイ!
これにより、先ほどスフィンクスによって手札から墓地へと送りこまれていた《金線の天使/Filigree Angel》が一気に12点ものライフを回復し、Viaeneのライフを21点という安全水域に引き戻した。また、戻ってきた《未達への旅/Journey to Nowhere》に《芽吹くトリナクス/Sprouting Thrinax》が追放されることになる。
北山は返すターンに手札から《荒廃稲妻/Blightning》を連打。Viaeneは4枚のカードを失い、残りライフが15に減少する。対してViaeneは《ガラス塵の大男/Glassdust Hulk》を展開しつつ天使でのアタックを開始。北山は《怒り狂う山峡/Raging Ravine》でアタックし、ライフレースは16対11での北山リードとなる。
ここでViaeneは《急使の薬包/Courier's Capsule》でデッキを掘り進み、強化された《ガラス塵の大男/Glassdust Hulk》でアタック。北山はフェッチランドを起動しており、ライフは11対11。
続くターンに《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》を呼び出した北山は、続唱でめくれた《稲妻/Lightning Bolt》を本体に。Viaeneは残り8点。北山がアタックを行わずにターンを返すと、Viaeneは《忘却の輪/Oblivion Ring》で《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》を追放しにかかった。
そして、その時は唐突にやってきた。Viaeneがこのゲーム二発目となる《蔵の開放/Open the Vaults》を引き当て、墓地から多数のアーティファクトを回収し始める! ...と、北山投了。
Viaene 1-0 北山
Game 2
先手の北山が《怒り狂う山峡/Raging Ravine》から、後手Viaeneが《カビーラの交差路/Kabira Crossroads》から、と揃ってタップインランドをセットしあい、第2ゲームがはじまる。
2ターン目を迎えた北山は《強迫/Duress》を唱え、Viaeneのハンドが《未達への旅/Journey to Nowhere》、《審判の日/Day of Judgment》、《広がりゆく海/Spreading Seas》、《忘却の輪/Oblivion Ring》、《ガラス塵の大男/Glassdust Hulk》という内容であることが明らかになる。北山はここで《広がりゆく海/Spreading Seas》を捨てさせた。
Viaeneは《ガラス塵の大男/Glassdust Hulk》や《意思切る者/Architects of Will》をサイクリングしながら、かわるがわる《カビーラの交差路/Kabira Crossroads》によるライフゲインを続けるプレイ。対する北山の最初のクリーチャーは《マラキールの血魔女/Malakir Bloodwitch》で、先ほど公開情報となっていた《審判の日/Day of Judgment》がこの吸血鬼を薙ぎ払う。北山は《怒り狂う山峡/Raging Ravine》でアタックし、これを受けてViaeneはライフ19となる。
ここでViaeneは土地が引けず、《原霧の境界石/Fieldmist Borderpost》をタップインで設置するのみ。対して北山は二つ目のカウンターを載せながら《怒り狂う山峡/Raging Ravine》でアタック5点。
しかし、ノンキッカーでの《失われた真実のスフィンクス/Sphinx of Lost Truths》により《金線の天使/Filigree Angel》、《未達への旅/Journey to Nowhere》、《忘却の輪/Oblivion Ring》を墓地に送り込み、同時にViaeneはマナソースを確保することに成功。
明確にコンボへのウォーミングアップをはじめた対戦相手を前に、ここで北山は二発目となる《強迫/Duress》を詠唱。見事に《蔵の開放/Open the Vaults》をディスカードさせ、《未達への旅/Journey to Nowhere》、《審判の日/Day of Judgment》、《失われた真実のスフィンクス/Sphinx of Lost Truths》、土地という手札を確認し、マンランドを起動してアタック6点。
Viaeneはキッカーで《失われた真実のスフィンクス/Sphinx of Lost Truths》をプレイし、手札を6枚に増やす。北山は二枚目の《怒り狂う山峡/Raging Ravine》をセットし、カウンターの4つ目を載せながら《怒り狂う山峡/Raging Ravine》でアタック。
そしてViaeneはこのゲームで3体目となる《失われた真実のスフィンクス/Sphinx of Lost Truths》をキッカーで召喚し、手札をこやしつつ2マナたててターンエンドを宣言しようとすると...
「ダブルセットランドしてますよ!!」
鋭い指摘がギャラリーの渡辺 雄也から。
ジャッジから警告が与えられ、ゲーム再開。
北山は《瀝青破/Bituminous Blast》を《失われた真実のスフィンクス/Sphinx of Lost Truths》へとプレイし、祈るように続唱する。そう、もしこれが...サイドインした《思考の大出血/Thought Hemorrhage》なら......
しかし、めくりだされたカードは《荒廃稲妻/Blightning》。
そして、そんな北山を嘲笑うかのように、続くターンのドローでViaeneはTop of the Deckから《蔵の開放/Open the Vaults》!
墓地から戻るのは...《ガラス塵の大男/Glassdust Hulk》3体、《意思切る者/Architects of Will》1体、《金線の天使/Filigree Angel》1体、《広がりゆく海/Spreading Seas》1枚、《未達への旅/Journey to Nowhere》2枚、《忘却の輪/Oblivion Ring》。
カウンターを載せ続けてきた《怒り狂う山峡/Raging Ravine》もただの《島/Island》になり下がってしまい、このまま北山は無残に《ガラス塵の大男/Glassdust Hulk》たちに殴り殺されてしまうのだった。
北山 「マリガンが甘かったかもしれません。だって、僕には《思考の大出血/Thought Hemorrhage》にすがるしかなかったですから......」
Viaene 2-0 北山
かくて、北山 雅也は最終戦の勝利からタイブレイカーラインでのプレイオフ進出を狙うのみとなった。
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