マジック:ザ・ギャザリング 日本公式ウェブサイト

イベントカバレージ

準決勝:Luis Scott-Vargas(アメリカ) vs. Simon Gortzen(ドイツ)

準決勝:Luis Scott-Vargas(アメリカ) vs. Simon Gortzen(ドイツ)

By Shuhei Nakamura

 3-0とパーフェクトゲームで準々決勝を突破したルイス・スコット・バルガスと、《蔵の開放/Open the Vaults》コンボを下して準決勝に進出したサイモン・ゲェールツェン。当然、再度のテレビマッチに指定されたこの準決勝の対戦は、奇しくもナヤVSジャンドという去年の世界選手権決勝戦と同じマッチアップとなった。

 《野生のナカティル/Wild Nacatl》を初めとする高速展開から装備品の後押しで一気に押し切るナヤか、強力な除去カードとクリーチャーで破壊し尽くし《若き群れのドラゴン/Broodmate Dragon》で盤面を支配するジャンドか、臥虎蔵龍のこの対決で果たして決勝へと駒を進めるのはどちらになるだろうか

Game 1

 準々決勝の原稿に手間どり、遅れて駆けつけた筆者を迎えたのは壊滅したルイスの戦線と今まさに攻め込まんとするサイモンの《芽吹くトリナクス/Sprouting Thrinax》とトークン、そしてルイスのライブラリーから叩きつけられた《稲妻/Lightning Bolt》に0になったサイモンのライフ。

 割れんばかりの歓声、第1ゲームはまさにLSV劇場といった形で幕を終えた。

LSV 1-0 Simon

Game 2

 サイモンが《野蛮な地/Savage Lands》、《怒り狂う山峡/Raging Ravine》と続けてタップインスタートというジャンドのある意味お約束的な動きに対して、ルイスは《森/Forest》から《野生のナカティル/Wild Nacatl》、《平地/Plains》から攻撃後、《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》から《ビヒモスの大鎚/Behemoth Sledge》を調達してターンを返す。

 ジャンドにとってはよくここからが始動となる第3ターン、サイモンのアクションは《森/Forest》を置いて《芽吹くトリナクス/Sprouting Thrinax》。

 これに対してルイスは土地を置くことが出来ずにただターンを渡し、エンドステップに神秘家の能力で《ビヒモスの大鎚/Behemoth Sledge》を設置するのみ。

 サイモンもただ土地を置いてターンを渡すのみだが速攻が身上のナヤにとってはそれだけで差が広がるばかり、続くターンにも土地を引けなかったルイスは2体をトリナクスに突っ込ませて犠牲となるクリーチャーに《流刑への道/Path to Exile》を打ち込む策に出るもののそれに《稲妻/Lightning Bolt》を合わされて実らず。

 未だ土地が3枚しかないルイスと6枚の土地が並んだサイモンの間には絶望的な《若き群れのドラゴン/Broodmate Dragon》が現れたところでルイスが投了。

LSV 1-1 Simon

Game 3

 《霧深い雨林/Misty Rainforest》から《森/Forest》を調達し、《貴族の教主/Noble Hierarch》を展開するルイスに対して、サイモンはやはり《溶岩爪の辺境/Lavaclaw Reaches》とタップインからのスタート。

 《ビヒモスの大鎚/Behemoth Sledge》を設置してターンを返すルイスに《死の印/Deathmark》で展開を遅らせた上で《芽吹くトリナクス/Sprouting Thrinax》、《朽ちゆくヒル/Putrid Leech》と着々と場を固めていくサイモンに対してひたすらノーアクションのルイス。今度は白マナが場に無い状況でただサイモンの戦列が増強されていくのを《稲妻/Lightning Bolt》を匂わせて牽制する程度しかやることが無い。

 そしてそれにも限界があるわけで《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》から追加の《朽ちゆくヒル/Putrid Leech》がめくれ、《稲妻/Lightning Bolt》を使わざる終えなくなったところでヒルが巨大化をはじめてゲームセット。

LSV 1-2 Simon

Game 4

 2ゲームを連続して土地事故で落とし、もう負けられなくなったルイスに痛恨のダブルマリガン、しかもテレビマッチの都合でお互いがキープした時点で30分ほどのゲーム中断状態となってしまう。

 プレイオフの準決勝という最もプレッシャーがかかる試合の中で、更にこんな悪い状態のまま宙吊りで待たされるというのはルイスにとっては拷問にも等しい状況。

 もう一方の準決勝が一段落し、ようやく開始された第4ゲームは両プレイヤーが2ターンを土地の整備に費やしてルイスが《稲妻/Lightning Bolt》で殺されない4/4の《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》からという幕開け。

それをサイモンが《死の印/Deathmark》で排除して守りの要である《芽吹くトリナクス/Sprouting Thrinax》へと繋げる展開、虎の子の《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》があっさり倒されたルイスの次の一手は《イーオスのレインジャー/Ranger of Eos》から《硬鎧の群れ/Scute Mob》と《野生のナカティル/Wild Nacatl》を確保というもの。

 しかし土地が3枚でストップしておりレインジャーの召喚にも《貴族の教主/Noble Hierarch》を挟んで1ターンのタイムロスとダブルマリガンの影響は大きく出ている。

 そしてそのもたつきを許容するほどジャンドは慈悲深いわけがない。
《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》からの追加《芽吹くトリナクス/Sprouting Thrinax》、再度の《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》から《死の印/Deathmark》と《稲妻/Lightning Bolt》で《極楽鳥/Birds of Paradise》と《貴族の教主/Noble Hierarch》が倒され、マナを縛られた上、不利なブロックを強いられたルイスにトリナクスを捌く余力は残されていなかった。

LSV 1-3 Simon

 サイモン・ゲェールツェン、決勝進出

前の記事: 準決勝:Craig Wescoe(アメリカ) vs. Kyle Boggemes(アメリカ) | 次の記事: 決勝戦:Simon Gortzen(ドイツ) vs. Kyle Boggemes(アメリカ)
イベントカバレージ/プロツアー・サンディエゴ10 一覧に戻る

イベントカバレージ