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Round 3:三田村 和弥(千葉) vs. 大塚 高太郎(神奈川)

Round 3:三田村 和弥(千葉) vs. 大塚 高太郎(神奈川)

By Daisuke Kawasaki

 海外有名プレイヤーの対戦を2ラウンド続けてお届けしたところで、今度は日本人同士の、とくにそれぞれのコミュニティを代表するプレイヤー同士の対決をお届けしよう。

 千葉が誇るプロツアーチャンピオン「魔界番長」三田村 和弥(千葉)と、神奈川のデュエリスト集団「古淵」の事実上のボス大塚 高太郎(神奈川)の対戦だ。

 三田村が使用するデックは、キャラ通りというか納得の青白コントロール。中村 修平(大阪)や中島 主税(神奈川)といったプレイヤーにもシェアされている75枚納得のチューンだ。

 対する大塚だが、実は、Magic Online上で、緑単エルドラージの大家として知られている。なので、もちろん、今回持ち込んできたのも、当然の緑単エルドラージ......のハズだが、曲者揃いの古淵でも特に曲者として知られる大塚がまっすぐにデックを持ってくるとも考えにくい。

 《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura》の2大プレインズウォーカーと、3大始祖エルドラージの対戦という、フレーバー的にも抜群のこのマッチアップ。

 果たして、勝利するのは、千葉か、古淵か。

Game 1

 先手の大塚は1ターン目の《古きものの活性/Ancient Stirrings》で《ウギンの目/Eye of Ugin》を手札に。一方の三田村は《セジーリの隠れ家/Sejiri Refuge》をセット。

 ここで大塚が《灰色革の隠れ家/Graypelt Refuge》をセットすると、三田村が一言。

三田村 「あ、バージョン変わってる!緑単じゃない!」

 そう、大塚はここまで暖め続けてきた緑白バージョンのエルドラージデックを持ち込んだのだ。

 三田村は《前兆の壁/Wall of Omens》でライブラリーを掘り進み、大塚は《成長の発作/Growth Spasm》でマナを伸ばす。

 2枚目の《成長の発作/Growth Spasm》こそ《取り消し/Cancel》で打ち消した三田村だが、《草茂る胸壁/Overgrown Battlement》のキャストは許し、マナ差は広がっていく。

 この《草茂る胸壁/Overgrown Battlement》を対処すべく三田村は《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》を召喚。《草茂る胸壁/Overgrown Battlement》を手札に戻すのだが、このタップアウトの瞬間を見逃す大塚では無かった。

 《ムル・ダヤの巫女/Oracle of Mul Daya》の召喚。

 ここから2ターン連続での山札からのセットランドに成功した大塚は《地盤の際/Tectonic Edge》で三田村の《セジーリの隠れ家/Sejiri Refuge》を破壊。

 とりあえず、《ムル・ダヤの巫女/Oracle of Mul Daya》を《未達への旅/Journey to Nowhere》で対処した三田村。対して大塚は《前兆の壁/Wall of Omens》をドローするのだが......このターンには何もしない。三田村は長考の末に、《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura》をキャストし、忠誠カウンターを載せてターンエンド。大塚は《ウギンの目/Eye of Ugin》で《真実の解体者、コジレック/Kozilek, Butcher of Truth》をサーチし、《エルドラージの寺院/Eldrazi Temple》のセットと落とし子トークンの力を借りてキャストする。

 返しで三田村は《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》で《真実の解体者、コジレック/Kozilek, Butcher of Truth》を手札に戻し、《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura》でアタック。この《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura》を大塚の《エルドラージの寺院/Eldrazi Temple》セットからの《無限に廻るもの、ウラモグ/Ulamog, the Infinite Gyre》がねらう。

 《無限に廻るもの、ウラモグ/Ulamog, the Infinite Gyre》自身は《取り消し/Cancel》で打ち消したものの、破壊効果はキャストされた時点でスタックに載ってしまうので、《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura》は墓地へと送られる。

 三田村はキッカー無しの《失われた真実のスフィンクス/Sphinx of Lost Truths》でフィニッシャーを用意しながら、大塚の手札から見え隠れする脅威への対応策を求め、《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》はこの隙に忠誠カウンターを回復させる。

 大塚は《真実の解体者、コジレック/Kozilek, Butcher of Truth》で手札を増やすが、三田村のカウンターをかいくぐる手段が無い。ここで三田村は2枚目の《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura》をキャストし、大塚へのプレッシャーとする。

 大塚は2枚目の《全ては塵/All Is Dust》(1枚は手札にある)か《無限に廻るもの、ウラモグ/Ulamog, the Infinite Gyre》を求めて《古きものの活性/Ancient Stirrings》をキャストするが、土地ばかり。

 カウンターを誘うべくキャストし、通った《ムル・ダヤの巫女/Oracle of Mul Daya》で見えた山札トップがまさかの《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura》だった大塚は、《前兆の壁/Wall of Omens》でこれをドローする。

 壁が2枚並んだところを《審判の日/Day of Judgment》で流した三田村は《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura》をクリーチャー化してアタック。これで大塚のライフは7。そして《広がりゆく海/Spreading Seas》で《ウギンの目/Eye of Ugin》を《島/Island》にしようとするが...思い直して《活発な野生林/Stirring Wildwood》を《島/Island》に。

 大塚は、ここで《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura》を消滅させるべく、《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura》をキャスト。この時点で{U}{U}の2マナしかない三田村は、小考の後に《剥奪/Deprive》をキャストする。

 これで、やっと念願の《全ては塵/All Is Dust》が通り、《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura》がまとめて対処されてしまうと、三田村はそのままあわせて土地も片付けたのだった。

大塚 1-0 三田村

Game 2

 先手の三田村はマリガン後の手札をキープすると、2ターン目に《光輝王の昇天/Luminarch Ascension》。

 遅いデッキ相手には抜群の効果を発揮するこのカードがメインから投入されているのが三田村のデックの特徴のひとつでもある。

 大塚は《永遠溢れの杯/Everflowing Chalice》をキャスト、対して三田村は《灰色革の隠れ家/Graypelt Refuge》を《島/Island》にしてターンを返す。大塚は着々と《成長の発作/Growth Spasm》でマナを伸ばす。対して、三田村も《光輝王の昇天/Luminarch Ascension》にカウンターを載せる。

 我慢比べか追いかけっこか。とにかく、互いに時間制限のあるゲームとなったこのマッチアップ。まずは、大塚が《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura》をキャスト。これは《光輝王の昇天/Luminarch Ascension》のクエスト条件を阻害するカードになってしまうので三田村は《剥奪/Deprive》でカウンター。このタップアウトで大塚は《古きものの活性/Ancient Stirrings》をキャストすると、《全ては塵/All Is Dust》を手に入れる。

 三田村は《地盤の際/Tectonic Edge》での《エルドラージの寺院/Eldrazi Temple》破壊により大塚の行動を大きく遅らせる。この返しで、セットランド無しでマナが5マナ+落とし子トークン1体の大塚は小考。

 その後に、《ウギンの目/Eye of Ugin》セットから《全ては塵/All Is Dust》をキャストする。

 この呪文が解決され、三田村の今まで積み上げてきたものは、たった1枚の呪文でパァに。

 三田村は《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》をキャストして、0能力で手札を充実させていく。一方の大塚だが、《ムル・ダヤの巫女/Oracle of Mul Daya》をキャストするものの、山札の上に土地が来ない。

 そこで三田村は必殺の《蒸気の捕獲/Vapor Snare》でこの《ムル・ダヤの巫女/Oracle of Mul Daya》を奪い取る。しかも、山札の上には土地があったため、アドバンテージ獲得のおまけ付だ。

 大塚は《活発な野生林/Stirring Wildwood》をクリーチャー化し、《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》へとアタックして、破壊。その上で《草茂る胸壁/Overgrown Battlement》をキャストしてマナの安定につとめる。

 手札が2枚の大塚に対して、手札を6枚持つ三田村が攻めあぐねる。《ウギンの目/Eye of Ugin》を《広がりゆく海/Spreading Seas》で《島/Island》にし、《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》をキャスト。この《渦まく知識/Brainstorm》を使い、さきほど大塚から奪った《ムル・ダヤの巫女/Oracle of Mul Daya》を大活用と、さながら青緑系ビッグマナのような動きを見せる。

 ここで大塚は、綿密に長考を重ねた上でここでも《永遠溢れの杯/Everflowing Chalice》をX=3でキャストした上で、《活発な野生林/Stirring Wildwood》をまたも《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》に向けてアタックさせる。

 これは《ムル・ダヤの巫女/Oracle of Mul Daya》でブロックした三田村。返しで《珊瑚兜の司令官/Coralhelm Commander》をキャストし、1回レベルアップ。3マナを残してターンを返す。

 ここで大塚はトップデックしてきた《ムル・ダヤの巫女/Oracle of Mul Daya》をキャストする。この《ムル・ダヤの巫女/Oracle of Mul Daya》に対して三田村は小考し、通す。大塚は、1回《エルドラージの寺院/Eldrazi Temple》のセットを挟んで、山札のトップが《全ては塵/All Is Dust》であることを明示する。

 三田村は、《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura》をキャストし、2マナ残して全てのマナを使い《珊瑚兜の司令官/Coralhelm Commander》をレベルアップさせる。手札には《剥奪/Deprive》。

 大塚は、《全ては塵/All Is Dust》をドロー。そして山札のトップが《無限に廻るもの、ウラモグ/Ulamog, the Infinite Gyre》であることを明かす。

 そして、これまでずっと手札にいた始祖エルドラージをキャストする。

 そのカードは......

大塚 2-0 三田村

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