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Round 11:中野 圭貴(大阪) vs. Benjamin Winterhalter(アメリカ)

Round 11:中野 圭貴(大阪) vs. Benjamin Winterhalter(アメリカ)

By Daisuke Kawasaki

 今年の正月に浅原 晃(神奈川)と共に高尾山に初詣に向かい、グレービー復活祈願をした中野。

 その思いは届いたようで、見事今期はグレービーへの復帰を果たしている。

 とはいえ、来期に向けてもそろそろポイントを稼いでいかなければ、また、来年の正月に浅原と共に高尾山に登るハメになる。正月くらいは地元で過ごすべきだ。

 というわけで、現在3敗ラインながら、ドラフトで2連勝中の中野のマッチをフィーチャーしよう。

 ちなみに、中野のデックは、渡辺の連載をリスペクトしたものとのことなので、そのデックテックにも注目したい。

中野 「こんなことなら《ゾフの影/Zof Shade》をとっておけばよかった......」

Game 1

 先手の中野は、早速1ターン目に《グール・ドラズの暗殺者/Guul Draz Assassin》をキャストし、2ターン目にはレベルアップ。対するBenjaminは、1ターン目に《葬儀甲虫/Mortician Beetle》から2ターン目に《巣の侵略者/Nest Invader》という展開。

 3ターン目に中野は《グール・ドラズの暗殺者/Guul Draz Assassin》をレベル2にし、これで能力の起動が可能に。後々禍根となる《葬儀甲虫/Mortician Beetle》を除去する。

 このまま《グール・ドラズの暗殺者/Guul Draz Assassin》が無双してしまうとゲームにならないため、Benjaminは《巣の侵略者/Nest Invader》に《蛇の陰影/Snake Umbra》をエンチャントして攻撃する。

 返して、中野は《グール・ドラズの暗殺者/Guul Draz Assassin》を全力でマナを使ってレベル4にする。

 この最大レベルの《グール・ドラズの暗殺者/Guul Draz Assassin》を《ペラッカのワーム/Pelakka Wurm》見せながらの《絶望の誘導/Induce Despair》で除去するBenjamin。さらに残ったマナで《ズーラポートの処罰者/Zulaport Enforcer》をキャストし、盤面を構築していく。

 とりあえず序盤の動きを無にされてしまった形の中野は、改めて盤面を構築するべく《霜風の発動者/Frostwind Invoker》をキャストし、これを《蛇の陰影/Snake Umbra》を纏った《巣の侵略者/Nest Invader》と相打ちさせる。

 中野は《補強された防壁/Reinforced Bulwark》を盤面に追加、一方のBenjaminは《ペラッカのワーム/Pelakka Wurm》の前に、中野のカウンターを誘う意味でも《大群守り/Broodwarden》をキャストする。

 ここで全体アタックされ、《ズーラポートの処罰者/Zulaport Enforcer》をブロックした《補強された防壁/Reinforced Bulwark》は《餌食の復讐/Prey's Vengeance》で対処されてしまうと、中野は土地をたたんだ。

Benjamin 1-0 中野

Game 2

 ダブルマリガンの後に、先手の中野は1ターン目の《ズーラポートの処罰者/Zulaport Enforcer》からスタート。そして2ターン目には《虚身の勇者/Null Champion》までキャストという展開。

 対するBenjaminはここまで行動無し。

 そして、3ターン目に中野の秘密兵器が登場する。

 そのカードとは、《訓練場/Training Grounds》。

 土地こそ2枚で止まってしまっているものの、これによって大いにコストが軽減され、残った1マナで《虚身の勇者/Null Champion》をレベルアップさせて、アタック。

 この状況は非常に厳しいのは誰の目から見ても明らか。Benjaminは長考の末に《ニルカーナの殺し屋/Nirkana Cutthroat》をキャストする。

 できれば、再生のマナを残しながら攻撃したい中野。土地が引けなかったため、ここは《ハーダの巡回スパイ/Hada Spy Patrol》をキャストし、陣容を厚くしてターンを終了する。

 Benjaminは《薄暗狩り/Gloomhunter》をキャストしてターンを返す。中野はここで《ハーダの巡回スパイ/Hada Spy Patrol》をレベルアップさせてアタック。レベル1の《ハーダの巡回スパイ/Hada Spy Patrol》のアンブロッカブルを失念していたBenjaminはうっかりこれを《薄暗狩り/Gloomhunter》でブロックして《餌食の復讐/Prey's Vengeance》を使おうとしてしまうが、中野に指摘され、キャストしようとしたスペルを手札に戻す。

 続くターン。被覆を得る前にとBenjaminは《ハーダの巡回スパイ/Hada Spy Patrol》へと《死骸孵化/Corpsehatch》を使用。

 ついに3枚目の土地にアクセスした中野。2マナを使って《勇者のドレイク/Champion's Drake》をキャストすると、残った1マナで《虚身の勇者/Null Champion》をレベルアップ。これでレベルが3になったため、《勇者のドレイク/Champion's Drake》は4/4へと強化される。

 Benjaminは《薄暗狩り/Gloomhunter》でアタックし、《草茂る胸壁/Overgrown Battlement》をキャスト、残った3マナで《ニルカーナの殺し屋/Nirkana Cutthroat》をレベルアップさせる。

 ついにレベルが4となった《虚身の勇者/Null Champion》がアタックをはじめる。これを落とし子のチャンプで耐えるBenjaminだが、《勇者のドレイク/Champion's Drake》は通さざるをえないため、ライフは8に。中野はさらに《ハリマーの波見張り/Halimar Wavewatch》をキャストし、レベルアップしてターンを返す。

 いよいよ厳しい状況のBenjamin。《ニルカーナの殺し屋/Nirkana Cutthroat》に《蛇の陰影/Snake Umbra》をエンチャントし、《茨噛み付き/Bramblesnap》をキャストし、ある程度の均衡状態に持ち込んだ上で、ターンエンド。

 中野は、冷静に《ハリマーの波見張り/Halimar Wavewatch》のレベルを5までアップさせ、《沼/Swamp》を1枚立てた状態でターンを返す。

 ここでBenjaminは土地をセットし、《ペラッカのワーム/Pelakka Wurm》をキャスト。マナこそ残らないものの7点のライフを獲得する。このマナが無いタイミングで中野は《勇者のドレイク/Champion's Drake》でアタックし、Benjaminのライフを減らしておき、手札を全部使って、2体目の《ハリマーの波見張り/Halimar Wavewatch》を召喚。その上で、《ハリマーの波見張り/Halimar Wavewatch》と《ズーラポートの処罰者/Zulaport Enforcer》をレベルアップさせた。

 だが、このタイミングで、中野の守りの要であった《虚身の勇者/Null Champion》が《大群守り/Broodwarden》を提示しながらの《絶望の誘導/Induce Despair》で除去されてしまう。そしてBenjaminは《ペラッカのワーム/Pelakka Wurm》と《蛇の陰影/Snake Umbra》をエンチャントした《ニルカーナの殺し屋/Nirkana Cutthroat》でアタックする。

 《餌食の復讐/Prey's Vengeance》を知っているだけに動きにくい中野。《ニルカーナの殺し屋/Nirkana Cutthroat》を6/6の《ハリマーの波見張り/Halimar Wavewatch》でブロックし、《ペラッカのワーム/Pelakka Wurm》はスルー。これで中野のライフは9。

 中野は5/5にした《ズーラポートの処罰者/Zulaport Enforcer》でアタックし、Benjaminのライフを6にすると、残りのマナを全てつぎ込んで《ハリマーの波見張り/Halimar Wavewatch》のレベルを3に。

 Benjaminは、《ニルカーナの殺し屋/Nirkana Cutthroat》のレベルを3にしたのちに、《ペラッカのワーム/Pelakka Wurm》だけでアタックする。これを《ハリマーの波見張り/Halimar Wavewatch》と《勇者のドレイク/Champion's Drake》でブロックした中野。《ハリマーの波見張り/Halimar Wavewatch》が破壊される。

 返しのターンで中野は《霜風の発動者/Frostwind Invoker》をキャスト。この能力も《訓練場/Training Grounds》によって起動可能なため、ターンが帰ってくれば中野はBenjaminのライフを削りきる事が可能だ。それを防ぐ為に全体アタックを誘えれば、それはそれで有利な場にできるかもしれない。

 しかし、Benjaminは2枚目の《絶望の誘導/Induce Despair》を持っていた。これでまたも《大群守り/Broodwarden》を見せると、中野は寂しく手を差し出した。

Benjamin 2-0 中野

中野 「《ペラッカのワーム/Pelakka Wurm》強いっすね、やっぱ」

 対戦相手の行動から《ペラッカのワーム/Pelakka Wurm》を持っているという安心感が伝わってきたものの、対処しきれなかったと語る中野。

 これで、4敗目。果たして、最後の最後までトップ戦線に食らいつくことができるのか?

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