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初日日本勢総括

初日日本勢総括

By Daisuke Kawasaki

 世界選手権初日が終了した。

 まずは、全プレイヤーの戦績を確認しよう。

Standard Deck Designer 初日点数
齋藤 友晴 ジャンド 齋藤友晴 18
石村 信太朗 白単タッチ青 石村信太朗 15
坂井 秀兆 ジャンド 逢坂有祐 15
三原 槙仁 ジャンド 三原槙仁 15
八十岡 翔太 ジャンド 八十岡翔太 15
塩田 有真 ジャンド 渡辺雄也 12
行弘 バント 行弘賢 12
北山 雅也 ジャンド
12
高橋 優太 エスパー 高橋優太 12
三田村 和弥 ジャンド 三田村和弥 12
植田 勝也 ジャンド 岩崎祐輔 12
中村 ジャンド ネットデック 12
小室 ジャンド 大澤拓也 12
坂口 尚紀 《紅蓮術士の昇天》 坂口尚紀 12
清水 直樹 青緑エルドラージ 清水直樹 9
彌永 淳也 エスパー
9
山本 明聖 ジャンド 山本明聖 9
藤田 緑白黒エルドラージ 藤田修+津村健志 9
中野 圭貴 ジャンド 中野圭貴 9
渡辺 雄也 ジャンド 三田村和弥 9
中村 修平 ジャンド 渡辺雄也 9
浅原 緑単エルドラージ 佐々木直人 9
中島 主税 緑白黒エルドラージ 藤田修+津村健志 6
谷口 雄亮 バント ヤス 6
梅咲 直瑛 白ジャンド 梅咲直瑛 6
中山 貴嗣 バント 中山貴嗣 6
白石 知巳 バント 白石知巳 6
大塚 高太郎 《紅蓮術士の昇天》 栗原伸豪 6
栗原 伸豪 《紅蓮術士の昇天》 栗原伸豪 6
池田 緑白黒エルドラージ 藤田修+津村健志 6

 日本勢トップを走るのは、初日全勝の齋藤 友晴。「個人タイトルを取ることとPoYを獲得する事は同じだ」とまでは言っていないものの、今期の最大の目標がプロツアーでの個人タイトル獲得であり、そして、それに副次的に自身2度目のPoY獲得がついてくるかもしれないというのだから、是非とも、齋藤にはがんばっていただきたい。

 さて、続く1敗ラインにも、「魔王」三原 槙仁・「魔神」八十岡 翔太と「いい意味で」人外のプレイヤーふたりと、坂井 秀兆・石村 信太朗という4人の日本人プレイヤーが名前を並べている。

 ここまでのデック選択をみると、白単タッチ青の石村をのぞいて、全員がジャンドと、日本勢の50%がジャンドという使用率の高さをさっ引いても高い成績を上げている。

 こうなってしまうと、やはり、現在のスタンダードのジャンド一強という評価は確固たるものになってしまうのだろうか。また、そんな中で1敗を貫いた石村のデックについては、明日改めて、インタビュー記事を掲載したいと考えているので、お待ちいただきたい。

 前評判通りに活躍して見せたジャンド勢に対して、対ジャンドとして期待された《エルドラージの碑/Eldrazi Monument》や《紅蓮術士の昇天/Pyromancer Ascension》、バント系デッキ勢は少々もの足りない結果に終わった。「津村のMOMAは信じるな」という新しい格言がこのローマの地でうまれつつあるのかもしれない。

 そんな中、自力で練りこんできた《紅蓮術士の昇天/Pyromancer Ascension》で2敗をキープしている坂口のデッキ構築能力は日本選手権と併せて改めて評価されるべきであるし、同様に長い時間をかけて練り込んだバントで2敗の行弘の成績も素晴らしい。

 ちなみに、個人的にデック・プレイヤー共に注目のエスパーを使用しているふたり。「こんな弱いデッキ使うんじゃなかった」と序盤は愚痴をいい、連敗をしていた彌永はなんとか3勝3敗のイーブンに星を戻した。

 一方で、高橋は、4戦目で「プレイミスで落しました」そして、5戦目は「(前の試合の)ミスのせいで流れが悪くなりました」と中盤戦で多少調子を落したものの、好調をキープ。是非ともこの両名の明日の健闘を期待したい。

 また、3敗や2敗のプレイヤーにしても、たとえば来年のPPC4確保などのそれぞれの目的を考えると、明日も決して油断できるものではない。この辺の各種選手事情は、知れば知るほど、観戦が面白くなる、と筆者は考えているので、機会を見て是非お伝えいたしたい。

 さて、最後に、日本代表チームの戦績にも注目しよう。

 個人戦スイスラウンド終了時点では、中村3-3・渡辺3-3・塩田4-2の合計10-8という成績で、各得点数30点の8位だったものの、森 慶太のレポートにもあるように、団体戦を2連勝したことで、大きく順位を上げ、現在は48点の3位となっている。

 日本代表の団体戦といえば、ここ数年涙をのまされ続けている種目。

 ましてや、PoYを目前にした渡辺からすれば、個人戦で、2位の齋藤、そしてMartin Juzaが好成績だけに、団体戦での点数上乗せを期待したいところ。

 明日は、最新セットゼンディカーを使用した、ブースタードラフト6回戦。

 「熟練すればするほど強くなる、プロ向けのドラフト」と言われるこのゼンディカーのドラフトで、三日目につなげる成績を獲得するのは、どのプレイヤーだろうか。

 明日も引き続き、このMTG-JPにて観戦記事をお届けするので、おたのしみに。

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