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日本勢のドラフトピック:1st Draft

日本勢のドラフトピック:1st Draft

By Daisuke Kawasaki

 世界選手権二日目は、いまや世界中で売れまくっている大ヒット商品でもある「ゼンディカー」を使用したブースタードラフト6回戦が行われる。

 ブースタードラフトをご存じない方の為に、簡単にご紹介すると、まず、8人がひとつのテーブルにすわり、各自3パックずつ用意する。

 そして、まず、1パックをあけ、14枚の中から1枚をピック。残りの13枚を右隣のプレイヤーに裏向きで渡す。そして、同様に左隣から渡された13枚の中から、1枚をピックし、再び右隣に渡す。

 これを14枚分繰り返した後に、今度は2パック目。これはまわり順を逆にして、同様に14枚をピック。最後に3パック目を、再び順回りでまわしていき、こうして手に入れた42枚のカードでデックを作成する。

 こうして作成したデックで、同じ卓の相手3人と対戦するため、合計で2回のドラフティングをすることになる。

 さて、そのうちの第一回、つまりはこの先3回戦を一緒に戦うデックを作成するドラフトが終了した。

 日本勢30名各自のピックしたデックの色は以下の通りだ。

氏名 Standard Deck Designer 初日点数 1st Draft
齋藤友晴 ジャンド 齋藤友晴 18 {U}{B}
石村信太朗 白単タッチ青 石村信太朗 15 {U}{B}
坂井秀兆 ジャンド 逢坂有祐 15 {U}{G}
三原槙仁 ジャンド 三原槙仁 15 {U}{B}
八十岡翔太 ジャンド 八十岡翔太 15 {U}{G}
塩田有真 ジャンド 渡辺雄也 12 {W}
行弘賢 バント 行弘賢 12 {U}{G}{R}{B}
北山雅也 ジャンド
12 {G}{W}{B}
高橋優太 エスパー 高橋優太 12 {U}{R}
三田村和弥 ジャンド 三田村和弥 12 {U}{G}
植田勝也 ジャンド 岩崎祐輔 12 {B}{R}
中村肇 ジャンド ネットデック 12 {G}{W}{R}
小室修 ジャンド 大澤拓也 12 {W}{U}{B}
坂口尚紀 《紅蓮術士の昇天》 坂口尚紀 12 {U}{R}
清水直樹 青緑エルドラージ 清水直樹 9 {B}{R}
彌永淳也 エスパー
9 {B}{R}
山本明聖 ジャンド 山本明聖 9 {U}{G}
藤田修 緑白黒エルドラージ 藤田修+津村健志 9 {R}{G}
中野圭貴 ジャンド 中野圭貴 9 {B}{R}
渡辺雄也 ジャンド 三田村和弥 9 {W}{G}
中村修平 ジャンド 渡辺雄也 9 {W}{B}
浅原晃 緑単エルドラージ 佐々木直人 9 {U}{B}
中島主税 緑白黒エルドラージ 藤田修+津村健志 6 {B}
谷口雄亮 バント ヤス 6 {U}{G}
梅咲直瑛 白ジャンド 梅咲直瑛 6 {U}{B}
中山貴嗣 バント 中山貴嗣 6 {B}{R}
白石知巳 バント 白石知巳 6 {W}{R}
大塚高太郎 《紅蓮術士の昇天》 栗原伸豪 6 {U}{G}
栗原伸豪 《紅蓮術士の昇天》 栗原伸豪 6 {G}{W}{R}
池田剛 緑白黒エルドラージ 藤田修+津村健志 6 {G}

 多種多様な色がピックされているのが理解いただけるかと思うが、やはり、赤黒系と青緑系が人気のあるカラーコンビネーションのようだ。

 ちなみに、現在ではゼンディカードラフトの最強テクニックは赤黒の高速デックであるという認識が広がっているが、それも齋藤友晴や中村修平のような世界中を巡り、マジックを生業としているようなプレイヤーに言わせれば「古いセオリー」だそうだ。

 最近では、赤黒系が強いという認識が広まりすぎ、卓内で赤黒系をピックしたがるプレイヤーが多く、満足に早いデックを作成することが難しく、一方で、緑系のカードは敬遠されがちなため、逆に緑のパワーカードでの中速デックを作成するのが勝率が高いとのことだ。

 実際、池田剛のような緑単は極端な例とはいえ、準緑単に、赤や黒の除去をスプラッシュし序盤の猛攻や、中盤の突破力の支えにするというアーキタイプが確立されている。

齋藤 「この環境は、やればやるほど強くなれるんで楽しいですよ」

 しかし、赤黒系が多すぎて強いデックを作れない傾向が強いとはいえ、まだまだ根強い人気を保っているし、たとえば中島 主税のように、「黒単吸血鬼決め打ち」戦略をもちこみ、(少なくとも1stドラフトの時点では)成功させるプレイヤーもいるわけで、ドラフトというゲームの奥の深さが伺える。

 さらに、カラーコンビネーションだけでなく、同盟者や上陸といったブロック固有のギミックもそれぞれピックの指針を決めうるだけのギミックであるため、一概に同じ色だからといって、同様のデッキとも言い切れない。

 そのへんの細かいテクニックにも、マッチカバレージ内で触れていきたいと思う。

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