マジック:ザ・ギャザリング 日本公式ウェブサイト

イベントカバレージ

Round 13:三原 槙仁(千葉) vs. 八十岡 翔太(東京)

Round 13:三原 槙仁(千葉) vs. 八十岡 翔太(東京)

By Daisuke Kawasaki

 2006年世界王者「魔王」三原 槙仁(千葉)

 2006年Player of The Year「魔神」八十岡 翔太(東京)

 ともに、同じ年の世界選手権にて、その年のトップとして表彰されたもの同士の大一番。

三原 「その割には観客少なくないですか?」

八十岡 「もっと有名になれってことでしょ」

三原 「オレ、有名だよ!今回のデッキだって知らないひとが会場でコピーしてたくらいなんだから!」

jpg

 その三原のデックだが、《風景の変容/Scapeshift》で大量に《山/Mountain》をサーチし、《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle》で大ダメージを狙うコンボデックである。

 一方の八十岡の「ヤソコン」は《けちな贈り物/Gifts Ungiven》を中心とした多色コントロールとなっている。

 ともにPTオースティンに持ち込んだものと同じアーキタイプを持ち込んだもの同士の対戦。

三原 「まぁ、完成形だからプロツアーに持っていたわけですし、変えようがないですよ」

八十岡 「完全な準備の上でプロツアーいってるからね」

 勝つのはどちらか。

Game 1

 後手の八十岡がマリガン。三原は1ターン目に《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle》をタップインすると、2ターン目には《カルニの心臓の探検/Khalni Heart Expedition》をキャストする。

 八十岡は《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》をX=2で返すのだが、三原はフェッチランドで《カルニの心臓の探検/Khalni Heart Expedition》にカウンターを2つのせ、《ウッド・エルフ/Wood Elves》で、クエスト条件を満たす。

 八十岡のターンエンドに《カルニの心臓の探検/Khalni Heart Expedition》を起動し、さらに、《桜族の長老/Sakura-Tribe Elder》。

 これによって、大量に並んだマナを使用して、《風景の変容/Scapeshift》!

 すべての土地をサクリファイスし、八十岡に36点のダメージ!

三原 1-0 八十岡

Game 2
jpg

 ワンマリガンの上に、不満げな手札をキープすることになった八十岡。だが、2ターン目に《タルモゴイフ/Tarmogoyf》と滑り出しは悪くない。相手がコンボデックで無いのなら。

 だが、三原も2ターン目はノーアクション。八十岡は《桜族の長老/Sakura-Tribe Elder》をキャストし即サクリファイス。ダメージクロックを増やす。そのターンエンドに三原は《深遠の覗き見/Peer Through Depths》で《明日への探索/Search for Tomorrow》を手札に加える。

 小考の末に、《明日への探索/Search for Tomorrow》を待機し、ショックランドをアンタップで戦場に出し、2マナを確保した状態でターンを返す。八十岡の《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》を《差し戻し/Remand》して、自身のターンに《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》をキャストする。

三原 「《濃霧/Fog》です」

 八十岡のアタックに対応する形で、《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》を起動して、ダメージを減らし、さらに、《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》を《差し戻し/Remand》する。

 ここで、八十岡は《思考囲い/Thoughtseize》。

三原 「これぬかないと死んでるよ」

 三原は、手札の《風景の変容/Scapeshift》を見せる。

三原 「トップデックすれば勝てる」

 続く三原のアクションは《ウッド・エルフ/Wood Elves》。そして、この《ウッド・エルフ/Wood Elves》はチャンプブロックし、またまた《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》を《差し戻し/Remand》する。

 八十岡も2枚目の《思考囲い/Thoughtseize》をキャスト。ここでは三原の手札には大したカードは無く、《砕土/Harrow》をディスカードさせる。三原は《カルニの心臓の探検/Khalni Heart Expedition》を引き、デック圧縮しようとする。

 八十岡の《タルモゴイフ/Tarmogoyf》のアタックが通って、三原のライフは2。

 続くドローでも、コンボ発動とはならなかった。

三原 1-1 八十岡

Game 3

八十岡 「1本目ブン回ったし、事故ってくれないかな」

三原 「普通普通。平均4ターンだし」

 初手をみて、八十岡は一言。

八十岡 「相手、Zooだったら勝てるハンドなんだけどなぁ」

 そして、マリガン後の手札をみて、また一言。

八十岡 「Zooにならいけるんだけどね」

jpg

 Wマリガンでやっとキープの八十岡。対して、先手の三原は《桜族の長老/Sakura-Tribe Elder》からスタート。対して、八十岡も2ターン目に《桜族の長老/Sakura-Tribe Elder》をキャストする。

 三原が《桜族の長老/Sakura-Tribe Elder》でアタックし、ダメージはスタックに乗らないものの、八十岡ももともとサクリファイスする予定だったため、仲良くシャッフルタイム。

 三原は、返すターンに《カルニの心臓の探検/Khalni Heart Expedition》をキャスト。このターンエンドに《けちな贈り物/Gifts Ungiven》をキャストする八十岡。

 鬼に金棒、ヤソに《けちな贈り物/Gifts Ungiven》とはよくいったもので、三原はこれを《マナ漏出/Mana Leak》でカウンターする。

 だが、これもすべて八十岡の計算通り。

 八十岡は《頭蓋の摘出/Cranial Extraction》をキャストする。宣言はもちろん《風景の変容/Scapeshift》。

 クロックとして《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》を用意した八十岡に対して、三原は黙々と《カルニの心臓の探検/Khalni Heart Expedition》を黙々と並べる。《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle》を直接引いた場合、こちらからの瞬殺も一応可能性があるからだ。

 そんな三原の思いを八十岡は《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》X=2で打ち砕く。せめてライブラリー圧縮をするべく、能力を起動する。

 だが、三原は有効牌を引かない。ここで八十岡は《けちな贈り物/Gifts Ungiven》をキャストする。

 持ってきたのは、《湿地の干潟/Marsh Flats》《乾燥台地/Arid Mesa》《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》《寺院の庭/Temple Garden》。

 後者2枚を墓地に置く三原。

 そして八十岡の戦場に降臨する《タルモゴイフ/Tarmogoyf》。

 なんとか《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle》を引いたものの、6/7の《タルモゴイフ/Tarmogoyf》は止められないのだった。

三原 1-2 八十岡

三原 「うわぁ、ミスった...なんで《けちな贈り物/Gifts Ungiven》カウンターしたんだろう...」

前の記事: Round 13:坂井 秀兆(北海道) vs. Mango Gennaro(イタリア) | 次の記事: Extended Dechtech:白石 知巳:《集団意識》
イベントカバレージ/世界選手権09 一覧に戻る

イベントカバレージ