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Round 15:清水 直樹(東京) vs. Musial Lukasz(ポーランド)

Round 15:清水 直樹(東京) vs. Musial Lukasz(ポーランド)

By Daisuke Kawasaki

 直近のプロツアーであるプロツアー・オースティンは、ゼンディカードラフトと、エクステンデッドの混合フォーマットによって開催された。このレギュレーションを戦い抜き、栄えあるプロツアーサンデーにコマを進めた日本人プレイヤーは3人。

 池田 剛(福岡)・渡辺 雄也(神奈川)、そして「シミックの王子」清水 直樹(神奈川)である。

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 清水は、ゼンディカー発売直後から注目していた《面晶体のカニ/Hedron Crab》を使用した発掘デック『イオナズン』をオースティンに持ち込み、見事自身初のプロツアートップ8を決めたのだ。

 そして、この世界選手権の会場にも、清水は『イオナズン』を持ち込んだ。

清水 「今回のデッキは『イオナズン』じゃないですよ『イオグランデ』です!」

 今大会も、まだトップ8の可能性を残したラインで奮闘する清水。

 それでは、パワーアップした『イオグランデ』のちからをとくとご覧いただこう。

Game 1

 後手の清水がマリガン。

 Lukaszは《沸騰する小湖/Scalding Tarn》から《踏み鳴らされる地/Stomping Ground》をサーチし、タップインする立ち上がり。対する清水も、《繁殖池/Breeding Pool》をタップインする。

 Lukazsは《タルモゴイフ/Tarmogoyf》をキャスト。対して、清水も《沼/Swamp》をサーチし、《不可思の一瞥/Glimpse the Unthinkable》をキャスト。めくれた十枚は2枚の《ナルコメーバ/Narcomoeba》に《壌土からの生命/Life from the Loam》《黄泉からの橋/Bridge from Below》《ゴルガリの墓トロール/Golgari Grave-Troll》×2に《留まらぬ発想/Ideas Unbound》×2の《戦慄の復活/Dread Return》、そして土地という申し分のないもの。

 これによって、《タルモゴイフ/Tarmogoyf》は4/5となってしまうものの、清水のエンジンはほぼ完成したと言っていい。

 Lukaszは清水への対応策を考えて長考する。

 ...と、清水があることに気がつく。

 先手はLukaszで、今は相手の3ターン目だ。フェッチランドを2回起動しているのを差し引いて、Lukaszのリソースは、初手の7枚+2回のドロー(先手はドローが無いため)で、9枚のはずだ。

 リソース10枚持ってない?

 清水はLukaszに手札の枚数とリソースの数を確認し、やはり10枚であることを確認すると、ジャッジを呼んだ。

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 Lukaszはジャッジが来たところで、正直に自分のリソースの枚数が多いことを素直にジャッジに申告する。結果、裁定はスムーズにくだり、Lukaszの手札からはランダムに1枚が山札のトップに戻され、Lukaszに警告が与えられた。

 ゲームを再開しLukaszは《タルモゴイフ/Tarmogoyf》を追加で呼び出す。

 清水のターン。清水はドローを《ゴルガリの墓トロール/Golgari Grave-Troll》の発掘に置換する。これによって、墓地にさらに1枚の《黄泉からの橋/Bridge from Below》と、《マルフェゴール/Malfegor》が落ちる。

 清水はフェッチランドによって《ドライアドの東屋/Dryad Arbor》をサーチすると、《ナルコメーバ/Narcomoeba》を手札からキャストし、2体の《ナルコメーバ/Narcomoeba》と《ドライアドの東屋/Dryad Arbor》を生け贄に《戦慄の復活/Dread Return》をフラッシュバックでキャスト。

 6体のトークンが生み出され、《マルフェゴール/Malfegor》が戦場に現れ、清水は手札をディスカードし、Lukaszの《タルモゴイフ/Tarmogoyf》2体を破壊する。

 だめ押しで、清水はトークン3体で再び《戦慄の復活/Dread Return》をフラッシュバック。ディスカードしていた《失われた真実のスフィンクス/Sphinx of Lost Truths》を戦場に出し、《ゴルガリの墓トロール/Golgari Grave-Troll》3体分の発掘にドローを置換した。

 《マルフェゴール/Malfegor》は《流刑への道/Path to Exile》されたが、清水は《臭い草のインプ/Stinkweed Imp》を発掘し、これをキャスト。発掘で墓地に落ちた《戦慄の復活/Dread Return》をフラッシュバック。

 ここで墓地から戻ってくるのは、イオナズンこと《エメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeria》。

清水 1-0 Lukasz

Game 2

 先手のLukaszが1ターン目に《野生のナカティル/Wild Nacatl》をキャストすると、清水も《緑探し/Greenseeker》スタート。Lukaszはフェッチランドから《踏み鳴らされる地/Stomping Ground》をサーチすると、2/2の《野生のナカティル/Wild Nacatl》でアタック、そして《板金鎧の土百足/Plated Geopede》を追加する。

 清水はアップキープに《緑探し/Greenseeker》の能力を起動し、《ゴルガリの墓トロール/Golgari Grave-Troll》をディスカードして、《沼/Swamp》をサーチする。そして、ドローを《ゴルガリの墓トロール/Golgari Grave-Troll》に置換。

 複数の発掘の種と《黄泉からの橋/Bridge from Below》が墓地に落ちる。返しにLukaszは《タルモゴイフ/Tarmogoyf》をキャスト。返しで、清水は《臭い草のインプ/Stinkweed Imp》の発掘で《エメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeria》と《恐血鬼/Bloodghast》を墓地に落し、防戦ように《臭い草のインプ/Stinkweed Imp》を戦場に追加した。

 ここに全軍進撃をするLukasz。結果、Lukaszの《タルモゴイフ/Tarmogoyf》は失われ、一方の清水の盤面には墓地に落ちたクリーチャーの代わりに2/2ゾンビトークンが生み出される。

 そして、続くターンに、清水は「4マナはらって」《戦慄の復活/Dread Return》をキャスト、墓地の《エメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeria》を呼び出して、白を指定する。

 Lukaszは《密林の猿人/Kird Ape》をキャストして、ターンを返す。《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》をキャスト。清水は《エメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeria》でアタックする。

 Lukazsは《貪欲な罠/Ravenous Trap》をキャストして、そして、清水に手をさしのべた。

清水 2-0 Lukasz

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