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Extended Dechtech:浅原 晃:カラクリ

Extended Dechtech:浅原 晃:カラクリ

By Daisuke Kawasaki

 浅原 晃が持ち込んだ最新デック、「カラクリ」。

 もともと、《蒸気打ちの親分/Steamflogger Boss》に異常な愛情を示す浅原が満を持して持ち込んだデックだけに、期待がもてる。

浅原 「《飛行機械の鋳造所/Thopter Foundry》と《弱者の剣/Sword of the Meek》のコンボデックっす」

川崎 「名前オチっすか!」

浅原 晃
世界選手権2009
9 《平地/Plains》
2 《湿地の干潟/Marsh Flats》
3 《乾燥台地/Arid Mesa》
4 《神聖なる泉/Hallowed Fountain》
1 《神無き祭殿/Godless Shrine》
1 《空の遺跡、エメリア/Emeria, the Sky Ruin》
1 《アカデミーの廃墟/Academy Ruins》

-土地(21)-
4 《砂の殉教者/Martyr of Sands》
4 《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》
2 《イーオスのレインジャー/Ranger of Eos》
2 《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》

-クリーチャー(12)-
4 《流刑への道/Path to Exile》
4 《知識の渇望/Thirst for Knowledge》
4 《飛行機械の鋳造所/Thopter Foundry》
4 《弱者の剣/Sword of the Meek》
2 《神の怒り/Wrath of God》
3 《審判の日/Day of Judgment》
2 《再誕の宣言/Proclamation of Rebirth》
4 《原霧の境界石/Fieldmist Borderpost》

-呪文(27)-
3 《貪欲な罠/Ravenous Trap》
2 《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
1 《精神隷属器/Mindslaver》
3 《頭蓋の摘出/Cranial Extraction》
1 《求道者テゼレット/Tezzeret the Seeker》
1 《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》
4 《交錯の混乱/Muddle the Mixture》

-サイドボード(15)-

 デックの基本的な動きは、《空の遺跡、エメリア/Emeria, the Sky Ruin》コントロールである。

 《神の怒り/Wrath of God》で戦場を一掃し、《砂の殉教者/Martyr of Sands》と《再誕の宣言/Proclamation of Rebirth》のコンボでライフを多く回復して対戦相手の戦意を削ぐ。

 こちらの部分の基本的な動きは、中島のデックと同じなので、こちらも参照していただきたい。

Extended Dechtech:中島 主税:白黒エメリア

 中島のデックがサイドカラーを黒としているのに対して、浅原のデックではサイドカラーを青にしている。

 そのメインとなっているのが、冒頭の《飛行機械の鋳造所/Thopter Foundry》と《弱者の剣/Sword of the Meek》のコンボである。

 このコンボの基本的な動きをご紹介しよう。

 まず、戦場に《飛行機械の鋳造所/Thopter Foundry》と《弱者の剣/Sword of the Meek》を並べ、《飛行機械の鋳造所/Thopter Foundry》の能力で《弱者の剣/Sword of the Meek》を生け贄に捧げる。

 すると、《飛行機械の鋳造所/Thopter Foundry》によって、1/1のトークンが生み出され、ライフが1点回復する。

 このトークンが生み出された時に、《弱者の剣/Sword of the Meek》はすでに墓地にあるので、《弱者の剣/Sword of the Meek》の能力が誘発する。つまり、《弱者の剣/Sword of the Meek》は墓地から戦場に戻り、1/1トークンに装備されるのだ。

 そして、こうして戻ってきた《弱者の剣/Sword of the Meek》を再び《飛行機械の鋳造所/Thopter Foundry》で生け贄に捧げることによって、このコンボをマナがある限り無限に続けることができるのだ。

 土地を戻さなくていい上に、クリーチャー除去で除去されない「青い悪魔」《曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror》だと言えば、その強さはおわかりいただけるだろう。

川崎 「このデックを使用しようとした理由を教えてください」

浅原 「オースティンでは、荷物が届かないというアクシデントがあって、Zooを使ったんすけど、もともと、《空の遺跡、エメリア/Emeria, the Sky Ruin》を使ったコントロールを使うつもりだったんすよね」

川崎 「中島さんのデックに《空の遺跡、エメリア/Emeria, the Sky Ruin》が入ったのにも、浅原さんのアイディアがあったとかなかったとか」

浅原 「よく覚えてないっす。ただ、オースティンはZooが多そうだったんで、ライフゲイン系のデックはあんまめんどくなくてよかったんじゃないすかね」

川崎 「相手は相当めんどいですよ」

浅原 「相手がめんどいと、こっちはめんどくないんすよ」

川崎 「そういうものですか」

浅原 「そういうものっす」

川崎 「2色目として青が採用されている大きな理由となっている《飛行機械の鋳造所/Thopter Foundry》コンボですが、このコンボを《空の遺跡、エメリア/Emeria, the Sky Ruin》コンボに入れようとしたきっかけは?」

浅原 「それ、ウィザーズ公式に書いてあったんすよね。《空の遺跡、エメリア/Emeria, the Sky Ruin》に入れてみたらおもしろいんじゃないの?って。それのパクリっす。考えるのとかめんどいすね」

川崎 「はぁ、パクリですか。ちなみに、青を入れたことによってドローソースを投入できると思うんですけれども、このデッキでは、《けちな贈り物/Gifts Ungiven》じゃなくて《知識の渇望/Thirst for Knowledge》を採用していますね」

浅原 「アーティファクト多いんで、《知識の渇望/Thirst for Knowledge》が強いのと、《けちな贈り物/Gifts Ungiven》はやっぱり専用のシステム組まないとキツイですからね。でも、一番の理由はめんどいからっすね、《けちな贈り物/Gifts Ungiven》は。4枚選んでる間にスロープレイとかでゲームロスとかくらったらめんどいじゃないすか」

川崎 「なるほど。あと、青のメリットとして、《アカデミーの廃墟/Academy Ruins》がありますね」

浅原 「あ、これはいいっすね。よかったですよ。めんどくない。というか、なんかめんどくなりそうだなぁっていう時に、これを引くだけで、急に簡単になって、めんどくなくなるんすよ。相手はむしろめんどくなりますけどね」

川崎 「やっぱり、あいてをめんどくさせたほうがいいみたいですね。最後に《飛行機械の鋳造所/Thopter Foundry》のコンボについての評価を教えていただけますか?」

浅原 「ちょい微妙ですね。弱くはないですけど、なんどもサクらなきゃいけないのが...めんど」

川崎 「あ、最後までいわなくていいです」

 中島デックの時のインタビューで、中島もいっていたのだが、《空の遺跡、エメリア/Emeria, the Sky Ruin》コントロールのメリットのひとつは、特にZooを相手にした時の簡単さにある。

 めんどいのを嫌うあなたは、《空の遺跡、エメリア/Emeria, the Sky Ruin》デックを使用してみてはいかがだろうか?

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