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Extended Dechtech:三原 槙仁:《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》

Extended Dechtech:三原 槙仁:《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》

By Daisuke Kawasaki

 一撃必殺のコンボデッキが使いたい!という人にお勧めしたいのが「魔王」三原 槙仁の使用する《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle》デッキだ!

三原 槙仁
世界選手権2009
1 《繁殖池/Breeding Pool》
2 《森/Forest》
1 《島/Island》
4 《霧深い雨林/Misty Rainforest》
3 《山/Mountain》
2 《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
4 《蒸気孔/Steam Vents》
4 《踏み鳴らされる地/Stomping Ground》
2 《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle》

-土地(23)-
4 《桜族の長老/Sakura-Tribe Elder》
4 《ウッド・エルフ/Wood Elves》

-クリーチャー(8)-
2 《撤廃/Repeal》
2 《炎渦竜巻/Firespout》
2 《砕土/Harrow》
4 《カルニの心臓の探検/Khalni Heart Expedition》
4 《深遠の覗き見/Peer Through Depths》
4 《思案/Ponder》
3 《差し戻し/Remand》
4 《風景の変容/Scapeshift》
4 《明日への探索/Search for Tomorrow》

-呪文(29)-
1 《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
4 《貪欲な罠/Ravenous Trap》
1 《炎渦竜巻/Firespout》
2 《マナ漏出/Mana Leak》
2 《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》
3 《曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror》
2 《虚空の杯/Chalice of the Void》

-サイドボード(15)-

 このデックのキーとなるカードは、ゼンディカーのレア特殊地形、《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle》。

 《山/Mountain》が五枚以上あるときに、さらに《山/Mountain》をセットすれば、3点のダメージを好きな対象に与える事ができるこのカード。

 スタンダードの赤単などでも活躍しつつあるこのカードだが、大量に同時に《山/Mountain》をだす事で、一気に対戦相手に大ダメージを与えてしまおう、というのがこのデックのメインのコンセプトとなっている。

 その起爆剤となるのがこのカード。

 大量の土地を一気に戦場にだす事ができるこのカードが《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle》による瞬殺コンボを可能とする。

 《風景の変容/Scapeshift》で7枚の山を同時に出せば、《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle》はそれぞれの《山/Mountain》が戦場に出た時に他の《山/Mountain》の枚数を数えるため、すべてが同時に条件を満たし、3点のダメージが7つスタックに乗ります!つまり、3×7で21点のダメージを与える事ができるのだ。

 また、ショックランドやフェッチランドを多用するエクステンデッドでは、対戦相手がライフを自分から減らしてくれることも少なくない。対戦相手のライフが18点以下ならば、起動に必要な《山/Mountain》の枚数は6枚まで減らす事ができる。

 ラヴニカブロックのショックランドは、それぞれの色に対応した基本地形タイプを持っています。つまり、これらは赤マナ以外も出せる《山/Mountain》なのである。

 これによって、大量の《山/Mountain》が必要なデックにも関わらず、多色化することが可能となっている。

 特に緑マナを供給する《踏み鳴らされる地/Stomping Ground》は偉大で、土地を並べる事が必要なこのデックでは、《カルニの心臓の探検/Khalni Heart Expedition》や《ウッド・エルフ/Wood Elves》、さらに《砕土/Harrow》などを使用して、一気にマナを増やす事ができる。

 2ターン目に《カルニの心臓の探検/Khalni Heart Expedition》をキャストし、次のターンに土地のセットから《砕土/Harrow》を使用すると、一気に《カルニの心臓の探検/Khalni Heart Expedition》のクエスト条件をクリアし、土地をサーチ、一気に6枚の土地が戦場に並ぶコンボは覚えておきたいテクニックだ。

 それでは、制作者の三原にこのデックについて聞いてみよう。

川崎 「まず、このデックを使用した理由を聞かせていただいていいですか?」

三原 「デッキができちゃったら、もう、それでですしかなくないですか?」

川崎 「さすが、デックビルダーは言うことが違いますね。さて、このデック、三原さんがオースティンで使用していたデックだと思うのですが、オースティンの時から変化した点はありますか?」

三原 「メインだと、《差し戻し/Remand》と《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》が1枚ずつぬけて、《撤廃/Repeal》が2枚増えてますね」

川崎 「それはやっぱり《暗黒の深部/Dark Depths》メタですか」

三原 「はい、そうです」

川崎 「このデックを使用する上でのポイントみたいなのはありますか」

三原 「土地を並べて、《風景の変容/Scapeshift》うって、それで勝利なデッキなので。土地が7枚ある状態から《風景の変容/Scapeshift》をうてば勝てますし、マナ加速カードも《ウッド・エルフ/Wood Elves》なんかも含めて多いので、速度も結構速いです」

川崎 「7枚ですか?それだと足りないこともありませんか?」

三原 「《カルニの心臓の探検/Khalni Heart Expedition》を出しておけばそのパターンがありますよ。《風景の変容/Scapeshift》で土地が出ることで上陸するんで」

川崎 「あぁ、なるほど。その辺の計算は必要になりそうですね。ちなみにデッキ相性としてはどうですか?」

三原 「Zooには、強いですよ」

川崎 「ちなみに、《曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror》をサイドボードに取っていますが、これはどういうデック相手に投入するんですか?」

三原 「結局コンボデックはコンボデックなので、コンボが苦手といわれるようなタイプのデッキとは相性がいいとは言えないです。そういうデッキ相手には、《曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror》を投入して、軸をずらした戦い方をできるようにしますね」

川崎 「なるほど。このデッキに興味を持った人へのメッセージはありますか?」

三原 「今回の世界選手権の会場にも僕のデッキのコピーで出てるって言ってきてくれた人がいてうれしかったので、是非とも、コピーして使ってみてください」

 コンボが決まった時の爽快さ・一撃必殺さでは環境でも群を抜いたデックなので、そういうデックが好きな人には是非とも試してみていただきたい。

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