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Round 9:Paulo Vitor da Rosa(ブラジル) vs. Christopher Wolf(オーストリア)

Round 9:Paulo Vitor da Rosa(ブラジル) vs. Christopher Wolf(オーストリア)

By Tomohiro Kaji

 ブースタードラフト3回戦目、3-0をかけてプレイするのはPVことPaulo Vitor da Rosa(ブラジル)とChristopher Wolf(オーストリア)だ。

 先ほどの中島 主税(東京)、Anton Jonsson (スウェーデン)と同卓の二人はスタンダードでも5-1と、このままのペースでいけばTop8というライン上にいる。

 デッキ構築時に二人のデッキを見かけたが、Pauloがレアや《皮裂き/Skinrender(SOM)》の入った赤黒除去デッキに対し、Christopherは緑単色の《溶鉄の尾のマスティコア/Molten-Tail Masticore(SOM)》入り感染デッキと、デッキを見た限りではどちらも甲乙つけがたかった。

R9_PV_Wolf.jpg

 さて、気持ち良く折り返し出来るのはどちらだろうか?

Game 1

 Christopherが先攻2ターン目に《胆液爪のマイア/Ichorclaw Myr(SOM)》を唱えれば、PVは《燃えさし鍛冶/Embersmith(SOM)》を戦場に加える。能力で除去されては損なChristopherは、即《伝染病の留め金/Contagion Clasp(SOM)》で鍛冶を処理し、疫病の拡大を急ぐ。

 このままでは毒死してしまうPVは、《屍気を飛ばすもの/Necrogen Scudder(SOM)》に3ライフを払う。Christopherも《活線の鞭/Livewire Lash(SOM)》を加えるが、装備マナが足りないために《胆液爪のマイア/Ichorclaw Myr(SOM)》でアタックするのみでターンを終える。

 ここでPVは相打ちをせずに、3/3飛行で攻撃を開始し、4マナを立てた状態でターンで終了を宣言。

 Christopherは鞭を《胆液爪のマイア/Ichorclaw Myr(SOM)》に装備しようとするも、狙い澄まされた《感染の賦活/Instill Infection(SOM)》。

R9_PV.jpg「そこだ」

 クロックは止まり、マナの伸びないChristopherにはとても不利な場になってしまった。

 PVは3点クロックに《ドロスバッタ/Dross Hopper(SOM)》を加えるが、Christopherの《嚢胞抱え/Cystbearer(SOM)》に《調和者隊の盾/Accorder's Shield(SOM)》が付き、地上は止まってしまう。

 ブロッカーを残しながらアタックのできるChristopherに、PVは《ダークスティールの歩哨/Darksteel Sentinel(SOM)》でブロックするも、感染を前にダークスティールは錆びてしまい、実質チャンプブロック。しかし、この稼いだ時間に飛行でライフを5まで追い詰める。

 Christopherもやっと5マナ目を引き、《ゴーレムの職工/Golem Artisan(SOM)》で飛行を止めようと試みると、《ゴーレムの職工/Golem Artisan(SOM)》と《屍気を飛ばすもの/Necrogen Scudder(SOM)》との相打ちならOKとばかりにアタックを続けるPV。
 ブロックするとそこには《死への抵抗/Withstand Death(SOM)》を使われ、一方的に破壊された。

 こうなると、有利なのはChristopherと思いきや、《嚢胞抱え/Cystbearer(SOM)》の止められないPVは、《モリオックの模造品/Moriok Replica(SOM)》でチャンプしながらドローを進めると、このドローで《執行の悪魔/Carnifex Demon(SOM)》にたどり着いた。

 そして、次のターンには感染による-1/-1カウンターを悪用出来る悪魔はこのゲームの終わりを告げていた。

Paulo 1-0 Christopher

 悪魔を前にしたChristopherは、サイドボードで単色デッキであることを放棄し、2枚の《分散/Disperse(SOM)》をスプラッシュさせるために《島/Island(M11)》を入れる。

Game 2

R9_Wolf.jpg

 そんなサイドボードも常に機能するわけではなく、弊害がChristopherに起こってしまう。

 7枚引いた初手の土地が全て《島/Island(M11)》なのだ。

 苦笑いしながらマリガンすると、再度引いた6枚も《島/Island(M11)》と2度目のマリガンをする羽目に。こうなるとさすがに笑えず、なんとか《森/Forest(M11)》を含めた5枚でキープする。

 初動はゲーム1と同じく《胆液爪のマイア/Ichorclaw Myr(SOM)》に、《燃えさし鍛冶/Embersmith(SOM)》と続くが、Christopherの手札には除去が無く、《モリオックの模造品/Moriok Replica(SOM)》x2をキャストするついでに1/1は破壊されてしまう。

 そもそもカードの足りないChristopherからもカードアドバンテージを貪るPVは、さらに《マイアの繁殖者/Myr Propagator(SOM)》、《冷たき集いの吸血鬼/Bleak Coven Vampires(SOM)》と攻め立て、ブロッカーとして呼び出した《ゴーレムの職工/Golem Artisan(SOM)》も《粉砕/Shatter(SOM)》し、文字通りChristopherも粉砕した。

Paulo 2-0 Christopher

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