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国別代表戦 Round 4: 森 勝洋 (東京) vs. Tine Rus (スロベニア共和国)

国別代表戦 Round 4: 森 勝洋 (東京) vs. Tine Rus (スロベニア共和国)

By Tomohiro Kaji

 この試合が終われば残りはこの後に行われるエクステンデッドの個人戦にゆだねられる。

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 森は本戦の成績がふるわなく、もっとも自信のあった種目を前に4度目の世界選手権Top8の芽が無くなったことを残念がっていた。だが、まだプロポイント獲得のチャンスは残っているので、1点でも多く獲得するためにプレイしている。

 お互いにデッキをシャッフルしていると、Tineが森のスリーブを裂いてしまったり、そのタイミングでのデッキチェックが入ったりと、プレイ前から忙しいことに。

 二人の選択しているデッキは、Tineは5色の《残酷な根本原理/Cruel Ultimatum(ALA)》、対して森は青緑のオーメン・ヴァラクートだ。

Game 1

 森の初手、土地だらけのリミテッドの様な手札をマリガンし、《定業/Preordain(M11)》や《探検/Explore(WWK)》といった低マナ域のドローのあるハンドをキープした。

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 Tineの《鮮烈な湿地/Vivid Marsh(LRW)》から始まったゲームだが、森が《定業/Preordain(M11)》、《探検/Explore(WWK)》と続けることで先手後手が入れ替わり、先に4マナへたどり着いた森の《マナ漏出/Mana Leak》を構えながらキャストした《虹色の前兆/Prismatic Omen(SHM)》を3マナのTineは打ち消すことが出来ない。

 そして、そのまま4枚目の土地にたどり着けなかったTineは、6マナまで伸びた森の《風景の変容/Scapeshift(MOR)》を《マナ漏出/Mana Leak》するのだが、もちろん森も《マナ漏出/Mana Leak》で打ち消すと、Tineは即座にデッキを片づけた。

森 1-0 Tine

 カウンターなどのコンボ対策カードをサイドボードから入れてこられることを見越し、森は《風景の変容/Scapeshift(MOR)》を全てアウト、そして代わりに《大貂皮鹿/Great Sable Stag(M10)》や《エレンドラ谷の大魔導師/Glen Elendra Archmage(EVE)》といったクリーチャーを追加した。

Game 2

 《定業/Preordain(M11)》や《思案/Ponder(LRW)》ばかりの手札をキープした森は、第一ターン目からライブラリーを掘り続ける。そんな森に対し、Tineも《ルーンの光輪/Runed Halo(SHM)》を2枚立て続けに《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle(ZEN)》と指定した。

 森が《耕作/Cultivate(M11)》をプレイすれば、Tineも《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique(MOR)》で《虹色の前兆/Prismatic Omen(SHM)》を指定といった攻防が続くが、3点クロックで致命傷を受ける前に《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle(ZEN)》を置きながらのドロースペルからのドロースペルで、森はもう1枚の《虹色の前兆/Prismatic Omen(SHM)》を見つける。

 これで《ルーンの光輪/Runed Halo(SHM)》がTine自身を《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle(ZEN)》から守っている為に対象に取ることはできないが、彼のコントロールする《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique(MOR)》を《霧深い雨林/Misty Rainforest(ZEN)》で破壊し、このフェッチランド自身からマナを出しながらの《大貂皮鹿/Great Sable Stag(M10)》をキャストする。

 全ての土地が3点火力になる森を前に、Tineはクリーチャーを展開出来ず、ただ土地を置くだけのドローゴーが続く。その間も森はカウンター用のマナを残しながらひたすら《大貂皮鹿/Great Sable Stag(M10)》でアタックを繰り返す。

 こんな状況に動かざるおえないTineは《残酷な根本原理/Cruel Ultimatum(ALA)》を唱えるも、当然のように森はそれを打ち消し、《謎めいた命令/Cryptic Command(LRW)》のマナを残しながら《大貂皮鹿/Great Sable Stag(M10)》を追加した。

 サイドボードの戦略がかみ合わない、そんな顔をしながら次のドローを確認すると、苦笑いをしながらTineは投了した。

森 2-0 Tine

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