マジック:ザ・ギャザリング 日本公式ウェブサイト

イベントカバレージ

Round 14: Kenny Oberg(スウェーデン) vs. Marijn Lybaert(ベルギー)

Round 14: Kenny Oberg(スウェーデン) vs. Marijn Lybaert(ベルギー)

By Tomohiro Kaji

 二日目を9-3で抜けたこの二人は、残る6回戦を4-1出来ればIDでTop8に抜けられるラインだ。

 そんな状況にさぞ緊張しているかと思われたが、席に着くなり二人はMarijnのディスプレイに表示されている名前が間違っていることに気付き、大爆笑。

 そのままのテンションでトラッシュトークを続けながらゲームが始まった。

Marijn 「いやいや、俺の名前Marilinじゃないし(笑)」

Game 1

 先攻のMarijnは「初日の成績はどうだったんだい?」と聞きながら、《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs(ZEN)》から《貴族の教主/Noble Hierarch(CON)》をキャストする。

 Kennyも「4-2さ。白緑の《聖なる秘宝の探索/Quest for the Holy Relic(ZEN)》デッキだったんだけど、あり得ない。もう一度やり直したいよ」と、《剃刀境の茂み/Razorverge Thicket(SOM)》からの《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves(M11)》というマナ加速しながら答える。

 それを見て「Extendedでも同じデッキ使うなよ(笑)!」と言いながら、Marijnは2枚目の土地を置かずに、《極楽鳥/Birds of Paradise(M11)》を出しながら賛美で攻撃。

 Kenny「いーや、エルフなんだよ」と言いながら《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》でMarijnの手札を公開させる。そこには《水蓮のコブラ/Lotus Cobra(ZEN)》2枚、《巣の侵略者/Nest Invader(ROE)》2枚と《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary(CON)》という微妙なハンド。
 Marijn「とってもいい......とは言えないね!」

 さらにKennyは《イラクサの歩哨/Nettle Sentinel(EVE)》、《遺産のドルイド/Heritage Druid(MOR)》と続け、Marijnも《水蓮のコブラ/Lotus Cobra(ZEN)》とマナソースから繋げながら、《極楽鳥/Birds of Paradise(M11)》で攻撃する。

 まだ土地の伸びないMarijnへKennyは《原初の命令/Primal Command(LRW)》をクリーチャーサーチと土地を対象に唱える。これで《イーオスのレインジャー/Ranger of Eos(ALA)》を持ってこられてしまい、返しにMarijnは《復讐蔦/Vengevine(ROE)》で攻撃するものの、残り9点のライフは物凄く遠く感じた。

 実際Kennyは、《イーオスのレインジャー/Ranger of Eos(ALA)》から《イラクサの歩哨/Nettle Sentinel(EVE)》を2枚探すと、《遺産のドルイド/Heritage Druid(MOR)》を絡めてマナをひねり出し、《威厳の魔力/Regal Force(EVE)》で7枚ドローし、そのまま今引いた大量のエルフを展開した。

 Marijnは「うーん、とっても惜しかったぜ」と。

Kenny 1-0 Marijn

Game 2

 またも初手の土地に恵まれないMarijnがマリガンしている間、キープ判断に迷うKenny。

Marijn 「そんなにリスキーなのかい?」

Kenny 「さっきの君よりましだから(笑)! キープ」

 次の6枚もひどいもので、《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn(ROE)》と《流刑への道/Path to Exile(CON)》だけのハンドに苦笑い。

Marijn 「キープ! 嘘、マリガン!」

 と、結局ダブルマリガンするもデッキに一枚しか入ってない《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn(ROE)》を3度とも引いてしまい、Marijnは楽しくなってしまった模様。

 Marijnはにこにこ《獣相のシャーマン/Fauna Shaman(M11)》をキャストするのに対し、Kennyは《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves(M11)》、《獣相のシャーマン/Fauna Shaman(M11)》、《エルフの大ドルイド/Elvish Archdruid(M10)》と順調な滑り出し。

 そのターン終了時にMarijnは《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn(ROE)》を捨て、《静寂の守り手、リンヴァーラ/Linvala, Keeper of Silence(ROE)》を探し出すが、いざ《静寂の守り手、リンヴァーラ/Linvala, Keeper of Silence(ROE)》を唱えると、対応してKennyは自らの《獣相のシャーマン/Fauna Shaman(M11)》で《叫び大口/Shriekmaw(LRW)》を探し出した。

 Kennyは土地のマナで《静寂の守り手、リンヴァーラ/Linvala, Keeper of Silence(ROE)》を破壊、エルフのマナで《原初の命令/Primal Command(LRW)》を唱え、《イーオスのレインジャー/Ranger of Eos(ALA)》を探しつつ《つぶやき林/Murmuring Bosk》を戻す。

 アップキープ、Marijinはライブラリーのトップに積まれた土地を引いてしまうと、Kennyのマナを阻害する手段が無くなってしまうため、《静寂の守り手、リンヴァーラ/Linvala, Keeper of Silence(ROE)》を探しだし、アンタップインの土地をトップデックすることに賭ける。

 そしてMarijnは土地を引き、2枚目の《静寂の守り手、リンヴァーラ/Linvala, Keeper of Silence(ROE)》で盤面をこう着させたかに見えたが、Kennyも《イーオスのレインジャー/Ranger of Eos(ALA)》から《ジョラーガの戦呼び/Joraga Warcaller(WWK)》をサーチ!

 能力の起動を禁止され、バニラになろうが種族はエルフ。+1/+1カウンターを2つ持って現れたロードに、《エルフの大ドルイド/Elvish Archdruid(M10)》と、5/5になった《獣相のシャーマン/Fauna Shaman(M11)》や《イラクサの歩哨/Nettle Sentinel(EVE)》でKennyはダメージを押し込むプランに変更した。

 ほとんどライフの残っているMarijnだが、5/5を止められるブロッカーはさすがに不在で、《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary(CON)》を出してはみるものの、1枚では対処できない数の暴力に右手を差し出した。

Marijn 「グッドラック!」

Kenny 2-0 Marijn

前の記事: Round 14: 中村 修平(大阪) vs. Samuel Black(アメリカ) | 次の記事: Round 15: 高橋 優太(東京) vs. David Williams(アメリカ)
イベントカバレージ/世界選手権10 一覧に戻る

イベントカバレージ