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Round 17: 高橋 優太(東京) vs. Daniel Grafensteiner(ドイツ)

Round 17: 高橋 優太(東京) vs. Daniel Grafensteiner(ドイツ)

By Tomohiro Kaji

 Top8目なし。

 プロツアーや世界選手権などの舞台で、8位と9位以下では本当に雲泥の差で、その大会までにどんな練習をしようが、どんなデッキを構築しようが、日曜日には自分はプレイできない。

 悔しい。

 しかし、まだ残っている2回戦を勝てなければ結局自分には勝てなかった、そう割り切って臨むしかない、Round 17。

takahashi1

Game 1

 ダイスロールに勝ち、先行を選んだ高橋、《忍び寄るタール坑/Creeping Tar Pit(WWK)》をタップインで置き、ターンを終える。もちろん、彼のデッキはGP連覇でおなじみのフェアリー。

 そんな彼と対戦するDaniel Grafensteinerも、初動《変わり谷/Mutavault(MOR)》とフェアリーを選択しているようだ。

 フェアリーのミラーマッチ。

 このデッキが限定構築の時、スタンダードの時、エクステンデットになっても使い続けている彼はどれだけのミラーマッチを繰り返してきたのだろうか。

 高橋は《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》を唱えると、そこには《苦花/Bitterblossom(MOR)》が。そしてDanielに残されたカードは、《マナ漏出/Mana Leak(M11)》、《燻し/Smother(WWK)》、《謎めいた命令/Cryptic Command(LRW)》に、《人里離れた谷間/Secluded Glen(LRW)》、《沈んだ廃墟/Sunken Ruins(SHM)》、《沼/Swamp(M11)》と、土地の置き方を油断したとしか思えない残し方だ。

 そして、高橋は《人里離れた谷間/Secluded Glen(LRW)》をタップインする。青マナを残すこともできず、選択肢をなくしたDaniel は《沼/Swamp(M11)》から《変わり谷/Mutavault(MOR)》で高橋のライフを攻めに行く。

 冷静に、再度《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》でDanielの《マナ漏出/Mana Leak(M11)》を抜き取り、手札からカウンターを失った彼はさらなるアタックを選択ことしかできない。

 これで高橋のライフは12へと落ち込むが、ここでタップアウトの《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor(WWK)》を戦場へと送りだす。もちろん、相手はクロックを持っている為に忠誠度を上げ、Danielのライブラリーを確認し、メモした手札を考慮しながらトップに残すことを選ぶと、Danielもこれを戦闘で破壊するしかなく、エンドに《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite(LRW)》をキャストした。

 攻撃の目標を《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor(WWK)》に変えざるおえないDanielは、《変わり谷/Mutavault(MOR)》も含めて攻撃する。3点クロックに対し、高橋も忠誠カウンターを+2しながら耐え、《燻し/Smother(ONS)》でそれぞれを破壊すると、Danielにはもう攻め手がいなくなってしまった。

 こうなれば、壊れる心配のないプレインズウォーカーで《渦まく知識/Brainstorm(ICE)》を連打すると、今後のプランを組み立てられないDanielは投了する。

高橋 1-0 Daniel

Game 2

Takahashi2

 マリガンに悩むも、《苦花/Bitterblossom(MOR)》を持っているため黒マナのみのハンドをキープしたDanielに、高橋の《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》が突き刺さる。残るカードは《見栄え損ない/Disfigure(ZEN)》、《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique(MOR)》、《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite(LRW)》、《謎めいた命令/Cryptic Command(LRW)》と《変わり谷/Mutavault(MOR)》。

 そんな、《沼/Swamp(M11)》しかないDanielの手札をメモに取ると、高橋は青マナのない隙に《苦花/Bitterblossom(MOR)》を通す。そして、次のアップキープに使い込まれてぼろぼろになったフェアリートークンを出しながら《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren(M10)》でお互いにドローと、盤面は完全に高橋が有利に。

 ここで初めての青マナに到達するDanielだが、少し遅れながらの《苦花/Bitterblossom(MOR)》を追加し、遅れた分のトークンを《見栄え損ない/Disfigure(ZEN)》で除去しながら盤面のつり合いを取ろうとする。
そして、《ウーナの末裔/Scion of Oona(LRW)》を唱えるが、高橋の《謎めいた命令/Cryptic Command(LRW)》で打ち消され、同時に《苦花/Bitterblossom(MOR)》を戻される。

 マナも盤面のクリーチャーさえも圧倒されるDanielは、2枚の《苦花/Bitterblossom(MOR)》で巻き返しを図るが、高橋は忠誠度を使い切った《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren(M10)》から《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor(WWK)》へと繋げ、バウンスを使いながらライフを攻める。

 《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique(MOR)》で自分の2枚目の《苦花/Bitterblossom(MOR)》をライブラリーに戻し、トークンの数を減らすためにアタックと、細かくダメージを稼ぐ高橋に、残りライフの少なくなったDanielは右手を差し出した。

高橋 2-0 Daniel

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